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今週の海外スタートアップ調達ニュース

こんにちは。自動車学校の運営、AI教習車の開発などを行うグループ会社のCVC、ミナミインキュベートのゆいぴがモビリティ関連のスタートアップ情報をマニアックにお届けするnoteです🚘。
(とはいえ、CVCとしては領域特化ではないのでその他の領域でもお気軽に)

インドネシアの中古車販売プラットフォームMoladinがシリーズAで$42Mの調達

MOLADIN

調達発表日:2021年1月17日
ラウンド:シリーズA
リード投資家:Sequoia Capital India, Northstar Group, Global Founders Capital (East Venturesはシードラウンドをリード)
累計調達額:$43.2M
会社概要:2017年にバイクのマーケットプレイスとして創業、2021年半ばに中古車販売にピボット。急速に成長し、2021年内にインドネシアで15,000以上の代理店やディーラーと提携、トップファイナンス企業とも連携している。事業領域としては、シンガポールのCarro、マレーシアのCarsome、インドのCARS24などアジアでの成功例が複数ある。


完全に再利用可能な低軌道機を開発するRadianがシードで$27.5Mの調達

RADIAN

調達発表日:2021年1月19日
ラウンド:シード
リード投資家:Fine Structure Venture
累計調達額:$27.5M
会社概要:2016年に創業したRadianはこれまでステルスで機体開発を行なってきた。低コストで人と軽貨物の宇宙交通を可能にするRadianの機体は、飛行機のような形態をしており水平発射で低軌道まで到達、従来の機体ではできなかった着陸後即座に次の飛行を行うことを繰り返すことができる。既に商用の宇宙ステーションや宇宙関連メーカー、アメリカ政府と契約を進めている。CEOのRichard Humphreyはシリアルアントレプレナーでエンジェル投資家、CTOのLivingston Holderは元ボーイング、経験豊富なチームへの期待が大きい。


自動EV充電のパイオニアEase-Link GmbHがシリーズAで$8.3Mの調達

Easelink

調達発表日:2021年1月19日
ラウンド:シリーズA
リード投資家:SET Ventures(エネルギー関連にフォーカスしたVC)
累計調達額:$11.3M
会社概要:2016年設立、オーストリアを拠点とするEaselinkは世界的な電動モビリティの普及を掲げ充電テクノロジーを提供、コア製品であるMatrix Charging®は車体下部のユニットと駐車場に設置される充電パッドでプラグインなしの完全自動充電を可能にする。今回の調達資金は、チームの成長、自動車業界やインフラ業界における協力関係の拡大、自動充電の世界標準化に向けて使用する。
(駐車時間に何もせずとも充電がされる未来、、、)

https://www.youtube.com/watch?v=JEs2I8_UDbI


元SpaceXのエンジニアが創業、自動運転鉄道を開発するParallel SystemがシリーズAで$49.6Mの調達

Parallel Systems

調達発表日:2021年1月19日
ラウンド:シリーズA
リード投資家:Anthos Capital
累計調達額:$53.3M
会社概要:2020年創業のParallel Systemは、クリーンで安全で効率的な新しい鉄道車両を開発しており、$700Bの輸送トラック市場変革を狙う。SpaceX出身の創業者3名を初め、元Googleや元Teslaの社員が集まるこちらも強そうなチーム。現在特許出願中の車両構造はバッテリー駆動の車両で個別動力を持つため合流して連結したり途中で分かれることが可能。既存の鉄道インフラを利用するが、これまで行なったのは限定エリアでプロトタイプのテストのみ。車両の管理やオペレーション、顧客となる民間鉄道会社との関係など不確定な要素は多いが、実現できたら夢が大きい。


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