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在宅で社会復帰できないかも。

緊急事態宣言が5月末までになったので、在宅勤務期間がほぼ2か月間になる。在宅勤務になって生活リズムが大きく変わった。
不謹慎だと思うが、楽になった部分も多い。

まず、通勤。
毎日3時間近くを通勤に費やしていた。その時間が自分の時間として使えるようになると、いろんなことができるようになった。
趣味関係の友人とも以前よりも連絡しやすくなった。

食事。
買い物も控えるようになったお蔭で自炊も増えた。米や卵の消費量も格段に増えた。自炊で多少健康も気にするので、食生活もよくなっただろう。

片づけ。
週に1度程度だった掃除も、仕事の合間に少し手を付けるようになり、以前よりも部屋が綺麗になった気がする。
バタンとうるさかった食器棚の扉も、緩衝材を張り付けて静かに閉まるようにしたのも、食器棚を開け閉めする回数が増えて、時間が余裕ができたからだと思う。

仕事。
効率よく仕事ができるようなったと思う。
これは、在宅で他の人の目がないからこそ、ちゃんとしなければという意識が高くなり、職場で仕事をするよりも、ネット閲覧の時間は減ったと思う。
リモートで見えないからこそ、部下のことも以前よりも気にするようになった。「仕事で不便なことはないか?」は、今まで口にしたことのない言葉だ。

コーヒータイム。
昼も家で簡単に済ませてしまうので、昼時間が長い。
食材も買いだめているので、昼食で外に出ることもない。
なので、余った昼時間にベランダでコーヒーを飲む。
なんと、セレブっぽい生活なのだろうか。

睡眠。
通勤時間が減れば、帰宅(をする必要もない)が早くなるので、寝る時間も早くなる。睡眠が十分とれるので、翌日も元気いっぱいで働ける。
”なんとなく眠い”という感じがなくなった。

恐らく経済活動が減退、停滞して企業の利益が減る。すでに赤字に転落している企業も多い。連鎖的にじわじわと所得が減ってくるだろうが、仕事付き合いの交際費が減った、いや無くなったので、収入減でも何とかなるだろう。
この緊急事態宣言の前からオリンピックなどに向けた交通集中を避けるため、働き方改革(今となっては死語?)で、リモートワークや時差勤務、時短勤務なども推奨されていたので、在宅で働くスタイルの基盤整備は進んでいたといえる。

だから、このような働き方はアリなんじゃないかと思う。

6月病

しかし、アフターコロナで、今の働き方が継続できるとは思えない。
とりあえず、出勤して事業の立て直しをしなければならない。
ビフォアーコロナに比べ、溜まった仕事と増えた仕事を片付けるため忙しくなってしまうだろう。
時間に余裕のある生活をしていたのが、また、もっと寝たいと思いながらの生活に戻る。
憂鬱だ。

これって5月病。
いや、「日本列島総6月病」になるのではないかと思う。

社会人1年目の人たちがGW明けに一気に憂鬱になって4月に近い人の移動が起こる「5月病」が、全労働世代に起こるだろう。
再び通勤して勤務するようになった人が、「仕事って辛いじゃん」って思って、「僕、転職します」というのが、夏季賞与をもらってから。
9月に大移動の波が襲ってくるだろう。
当然、景気減衰期なのだからいい求人も少ない。のんびりしてしまった分、条件の良くない企業に入っても続かず、転職を繰り返す。
まさしく、転職難に陥る。

やばい。
もしかして、自分は社会復帰できないかも知れない。

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