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【毎週更新】城北忠明の今週のトレード戦略(=先出し相場予想!)

これは私が実際に行なっているトレード戦略です。(※取引を推奨するものではありません)大口の機関投資家の手口、テクニカル、ファンダメンタルズなど総合的に見て考察。最終的には私の相場観による需給判断です。一般的なニュースや情報はほとんど参考にしません(参考になりません)。始めた目的・理由については、最後に書いています。(その他、コラムも掲載)

(※先出しすることに意味があります。後出しで都合良く変更したくないので想定が外れてもそのまま残すようにしますが、単純に、考えが変わったり書き間違い・補足に関しては修正して書き直すことがあります)
・・・というわけで、“毎週日曜” に更新する形で、私の実際のトレードを履歴に残しておきます。
「投資の基本的な考え方(投資の結論)」についてはこちらにまとめました→
さらに具体的な手法を知りたい方には有料マニュアルあり→

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【7月29日(月)〜】 メインシナリオ


前回に引き続き、いや、それ以上に大変な相場になっています。前回の時点で、このように書いていました→
『本来であれば“日経4万円割れの可能性はかなり低かった”というのが事実なのですが、実際にこのような展開になっています。マーケットの相関も乱れて理屈では説明できない動きが頻発。大型決算も続きますし、引き続き上に下に荒れそうです。それだけ難易度の高い相場ですので、先入観は持たず、無理はせずにマーケットに合わせたトレードだけしていくつもりです』
そして、トレード戦略についてはこのように書いていました→
『週明け早い段階で日経4万円までは上昇。そして、その後は39000円に向けて下がるというイメージでしょうか。なので、ここからの買いは数日程度の短期で、もし日経4万円を超えることになれば、そこは買いを手仕舞いするタイミングと考えれば良いでしょう』
『今週の早い段階で一度上昇すると見ており、だからこそまだ上目線を継続。そして、一度上昇すれば、それ以降の7月中は下目線(売り転換)になります。(もう夏休みで良いと思います)』

日経4万円にわずかに届かず39980円?だったかもしれませんが(※その直前に先物40040円はありました)、軌道の流れはイメージ通りで、私のポジションもそのあたりから売りに転じることになりました。とはいえ、ここまでの下落・・というより、これは“暴落”と言っても良いかもしれません。ここまでの暴落は想定していませんでした。ただ、前回はこのようにも書いておきました→
『上昇相場で稼げるのは当たり前で、暴落して残った利益が本当の実力です。常にストップを入れて損切りを徹底するのは、生き残るために何よりも大切な投資戦略です。実際のところ、今週無理に稼ごうとしなくても、損失さえ出さなければ十分だと思います』

もしかすると、このアドバイスが重要なものになったかもしれません。前回書いたことを簡潔にまとめると、こうなります→「早い段階での上昇が終われば売り転換。無理に稼がなくても損失さえ出さなければ十分。もう夏休みで良い…」
さて、これをお読みの皆さんはどうだったでしょうか?以上のような前回の内容を踏まえた上で、ここからが今回の内容になります。私自身、うまくいったこともうまくいかなかったこともありますが、すべて順番に書いていくことにします。

まず、先週の株トレードに関しては、実はプラス収支です。というのも、私自身のトレードスタイルは “トレンドフォロー”であり、買い・売りにこだわらず “値幅さえ出れば”利益が出せます。(※逆に、細かいレンジを繰り返すのが苦手で、そのような相場では損失が重なります。もちろん、それでも上昇相場の方が稼ぎやすいですが) 今回はあれだけの下落相場だったので、利益の大半が空売りショートによるものです。特に一番大きかったのがレーザーテックです。(※何度か書いていますが、レーザーテックは私にとって相性の良い銘柄で、もっとも累積利益が大きいのがレーザーテックだと思います。資金を入れることができて上昇でも下落でも値幅が取れるのでありがたいです。これまで天底は結構当てているはずです)
前回の更新時(先週末)の時点で「買7売3」と書いていましたが、火曜の時点では「買5売5」くらいの割合にはなっていたと思います。本格的に下落相場になったのが水曜ですが、その時にはすでに「買1売9」、木曜には「売10」ということで、最終的に完全に“売りポジションのみ”になっており、その保有の全ポジションが含み益になっていました。(=ここまで売りに偏ったのは今年初めてのことですが、トレードというのは このような状態にするのが理想です。含み損になれば素早くカットして “含み益だけ伸ばす”ようにすれば資産は増やせます。そのためにも常にストップを入れておくべきなのです)

そして、前回は、木曜のザラ場終了後に「追記」もしておきました→『私は金曜だけ反発すると考えているのでここから大きく買いますが、金曜で確実に撤退します。反発は一日で終わるという想定です』
この想定通りに、木曜の引け前から買いを増やしたのですが、一時、買いポジションの方が多くなったのを、金曜の引けにはまた減らしました。現在は「買5売5」くらいの割合です。(本当はもっと買いが減ると思っていたのですが、意外と買い保有で残せる銘柄がありました。木曜下げた分のリバウンドで上げただけの銘柄は手仕舞いですが、そのまま上昇が続きそうなものはホールドで残しているということです)

さて、前回からの想定と実際のトレードを書きました。以上の説明では、方向感が合ってうまくいったということなのですが、実際には細かい部分で想定通りにいっていません。というのも、当初、私は金利上昇+インフレ相場をイメージしていたのです。そのため、一番最初に狙っていたのは金融セクターで、メガバンク・クレジット・保険など買っていたのですが、すべてロスカットになりました。これらの銘柄が駄目なのであれば、その時点で相場は「暴落相場」に突入することになり、そうなると、何を買うか考えるよりも「すべて売り」と考えた方が適切なアプローチになります。
それでは、ここからうまくいかなかったことを書いていくのですが・・・私が前回の時点でメイン戦略で考えていたのが「ゴールド買い」でした。もともと下落相場を想定していたので “資金がゴールドに向かう”と考えており、だからこそCFDでは “ゴールドにフルベット”していました。リスクオフで米国指数や原油も下がるとわかっていたので、本当ならそれらのショートポジションも取りたかったのですが、それよりも “100%ゴールドだけ”に集中していたのです。それは最初は正解で、含み益も100万円以上になっていたので大丈夫だと思っていたのですが・・・木曜の朝に、それがストップにかかって数万円の微益で終了していました。ゴールドのみで “数百万円の利確を狙っていたのが数万円で終わった”ということで、これはトレードとしては失敗となります。(=ゴールドのみにすることで他のショートポジションを取れなかったことも含めて失敗です)
通常のリスクオフ相場ならゴールド買い戦略で合っていたと思うのですが、通常ではない規模の暴落になればゴールドさえも売られます。“下落”は想定していても “暴落”までは想定していなかったので、間違った判断になったということです。

ゴールドに関連して、書いておかなければいけないのが為替でしょう。当然のことながら、あれほどの円高も想定していませんでした。(※以前、円安が進んで為替介入も効果がないという時期に「それでも (通常以上の)リスクオフになれば円高になる」と説明していました。今回、実際にそのような局面がやってきたということです。もしこの局面でゴールド買いだけにこだわらず、素直に“円買い”もしていれば利益にできたかもしれないので反省しています)
今回は、為替のトレードでは特に損失は出していません。前回からのドル円ロングは157円割れ(156.95円)でストップにかかり、その後は、154円台まで下がったのを見て再度ロングしました。このポジションはその時点での下値想定だったので、長期であればそのまま持っていても良いと思ったのですが、その後(確か火曜) ゴールドの買いタイミングが来たのでゴールドをロングしました。その時、“ゴールドが上がるということは、ドルが下がる可能性がある”ということで、このドル円ロングも手仕舞いしたのでした。これが利益確定になったので、為替はトータルで損していないと思います。(その後、ポンドドルショート・ポンド円ショートなど少し入りましたが、動きが激しくてすぐ撤退。いずれも微益です)
一応、ここで長期の話もしておきますと、これで “長期円安シナリオは破綻” したことになります。今後、長期的には「ドル円140円」を目指す軌道になるかもしれません。ただ、ここからの直近に関しては、まずは8月で150円割れを目指すことになって、150円と148-9円あたりで反発するという想定でしょうか。ですので、当面はそのあたりの下値だけ意識することにします。(その後は156円くらいまでは戻ると思います)

続いて、仮想通貨のことも書いておきます。実際のところ、今は仮想通貨の動きのみを単体で考える意味はありません。(材料は関係なし) リスク資産の1つとしてマーケット動向を見ることの方が重要で、それによる要因の方が優先です。だからこそ、前回も利確タイミングを「株と同じタイミングで」と書いていました。(=なので、前回保有していたビットコインは株の売り転換時に利確済みです)
買うタイミングも売るタイミングも株と同じということで、「7月中はリスクオフで売り。8月上旬からリスクオンで上昇」と考えます。私も 8月になればまた買うかもしれません。(=以前から言ってきた “7月中リスクオフ→8月リスクオン”のシナリオに変更なし。仮想通貨に関しては、メタプラネットの話もしなければいけないのですが、長くなるので最後に回すことにします)

さて、ここまでに書いた内容では、「日本株トレードはうまくいき、ゴールドではうまくいかなかった」ということでした。ゴールドのトレードは金額で損したわけではないので、以上の内容だけならプラス収支で終わっていることになるのですが、実は、もう1つ大きな失敗があります。それが日経先物です。
先に前提として説明しておきますが、日経先物に関しては、私は他とは異なる方法でトレードをしています。通常のトレードはトレンドフォローだと言いましたが、先物は他のどの市場よりも複雑(AIアルゴが活発)なので、そんなに単純ではありません(おそらく最高難度の市場)。大口のオプション仕掛けも見ながら上値・下値の節目を設定して戦略を考えており、そのためにテクニカルではなく値頃感からの逆張りも行います。
前回、「39000円に向けて下がる」と書いていて方向感は合っていたのですが、これは逆に言えば “そのあたりまでの下落しか想定していなかった” ということにもなります。考えてみて下さい。「1週間前に42000円だったのが39000円まで下がる」というだけでも、大きな下落だと思います。このタイミングでこの値幅の想定をしていた人は ほぼいないのではないでしょうか?私も ごまかさず正直に言いますが、42000円の時点では “下がっても40000円”だと思っていましたし、40000円を割った時点でも「39000円を目指す」としか言えなかったのです。具体的には “38800円”が強い抵抗だと思っていたので、そのあたりで最大ロットでの買いを入れました。しかし、それが最大37300円あたりまで下がったことで大きな含み損になっていました。(※一時追証も発生)
その後、木曜引け時点の “追記”で「金曜は上がる」と書きましたが、その通りに金曜は上がったので 最終的にはそこまで大損と言うほどではないのですが、それでも途中のロスカットも含めてマイナスにはなっています。実際の損失額では、この先物が一番の失敗となります。
そして、その後、金曜ナイトに入ってからは、まずはナスダックをショート。これが少しロットが大きすぎたので、調整のつもりで日経225を追加ロング。(=なぜ日経をロングしたのかというと、この週末時点では「木曜に下がりすぎた日経が 金曜だけ反発するので日経↑、米国指数の方はここから↓」と考えているためです。そして、「週明けからは日経も↓」という想定です) それ以外には、原油ショートしていたのを利確しました。

・・・長くなりましたが、以上が振り返りとなります。全体的には多少マイナスで終わった週になります。もしゴールドをここまで持っていれば違う結果だったかもしれませんが、仕方ありません。また、それ以前に「無理に稼がなくても損失さえ出さなければ十分。もう夏休みで良いでしょう」と言っていた通りに休んでいれば、余計な損失をすることもなかったと思います。過去経験したことがないボラの大きい相場になっており、「数日で1ヶ月分動く」ような感覚です。このような相場は 本来であれば参加すべきではなく、だから わざわざ追記までして『かなり危険な局面』と表現しました。
この『かなり危険な局面』というのを、本当の意味で理解できる人と理解できない人がいると思います。これだけ下がって、騰落レシオやRSIを見れば「確実に買い場」に見えるのはわかります。だからこそ、セリクラ判断でここから買い始めた人も多いとは思うのですが、私はまだ下がる可能性の方が高いと見ています。というのも、ここまでの需給の動きを見る限り、過去にないレベルの異常な状況で、確率では1%以下ですが超大暴落の可能性も出てしまっているからです。
(=低い確率なので想定する必要はありませんが、可能性がゼロではなくなったのでストップは必須になります。万が一のことが起こればすべて終わります。ここから上がる可能性もありますが、下がった場合の方が値幅が大きくなるので、上下で比較すると 現在はまだ「下への期待値が優勢」となります)

それでは、ここから今後の想定なのですが、「今週の週明けから下落再開」と見ています。この週末時点では雰囲気が良いのですが、週明けから、また先週のような動きになると思います。ここで難しいのが、“ボラティリティが激しい”ということです。上がると思ったら下がり、下がると思ったら上がるというのを数百円もの値幅で繰り返したりするので、私も経験したことがないくらいの難しさ。ちょうど指標発表時にはそのような値動きになったりしますが、それがずっと平時に続くようなイメージなので、わからない人は手を出すべきではなく、それこそ「夏休みで良い」と思うのです。もしどうしても手を出すとすれば、下限を設定した上での逆張りが良いとは思います。少なくとも、先週の相場で損した人は静観した方が良いのではないでしょうか。
もちろん、長期から見れば すでに買い場であることは間違いないのですが、ここからもう下がらないのか?と言われれば、まだ下がる可能性の方が高いということです。仮に下値目標を設定するとすれば「日経36500円」。ここまで下がって初めて、私は買い出動を考えます。(ですので、この水準まで下がることも許容した上で 今から買うのであれば何も問題ありません)
ただ、値ではなく日柄から考えると、ずっと一貫して言っているのが「7月中は下落、8月上昇」というシナリオなので、7月の間は待った方が良いと考えています。(※以前より「7月中はリスクオフでゴールド買い」と言ってきました) また、7月末には日銀会合・FOMCがあったり、それ以外に大きな売りが発生する要因もあるので、私自身は無難に「8月に入ってから買い目線。本格的に買うのは来週から」とします。基本的には “7月と8月で雰囲気は一変する”と思うのですが、何でも買えるような状況になるのは8月上旬以降。つまり、「7月よりは8月に入ってからが良く、それよりも8月上旬以降が良い」というイメージで、あとは銘柄やセクターによるでしょう。いずれにしても、このあたりが年始に次いで「今年2回目の買い場」だと考えます。
(※ちなみに「今が買い場」というのは、下がってからであれば誰でも言えるのですが、このシナリオは1ヶ月前から言っていることです。私は長期買いのポジション(S&P500等)を7月中旬で一旦手仕舞いしていますが、また8月上旬から買い再開していきます)

まとめると、今週はまた下落再開で乱高下が続いて難しい相場を想定。7月中は手を出さず (あえて狙うとすればゴールド買い・それ以外売り)、8月以降は銘柄選定して買っていく予定です。今は「買5売5」くらいですが、この数日の下落に影響していない銘柄だけを買っています。半導体はまだ売り目線を継続です。CFDでナスダックショート・日経ロング中ですが、週明けから日経も下目線に切り替えます。
現時点の日経の下値目標は36500円ですが、「9月までに日経40000円回復はほぼ確実、42000円到達の可能性もかなり高い」と見ています。(=それだけ8月相場に対して強気ということです。特に中小型株) とりあえず、今は参加しても余計な損失を出しかねないので、難しい7月相場だけは回避したいと思います。

それでは 最後に、前回も少し書いた「メタプラネット」の話を補足として書いておきます。メタプラネットという会社は、ビットコインを大量買い保有しています。そのため “ビットコイン同様の値動きをする”ということで以前紹介し、先々週に一時的に買ったのを、週引けで手仕舞いしたと書きました。その後、なんと「1週間で3倍」の急騰となったのですが、私はその前に手仕舞いしたわけです。ストップ高とストップ安を繰り返しており、このような銘柄は手を出してはいけない銘柄だと言えます。それでも、先々週に私が一時的に買った理由は、「ずっと天井として跳ね返されていた120円は確実に超える」と見ていたからです。ですので、それ以下で買って、超えるのを待って、金曜最終の引け値(145円)で手仕舞いしました。その後の値動きに関しては、PTSで最高364円まで上がり、それが今は232円で終わっています。はっきり言いますが、こうなると もう手が出せません。特に決定的になった理由は、月曜・火曜にビットコインが下がったのですが、それにも関わらずメタプラネットは上がっていたからです。その時点ですでに “ビットコインとの相関が外れている”ということで、もはや投機的な値動きでしかありません。さらにSNSで急上昇ワードに上がったのを見て、さらに確信しました。そもそも「SNSで話題になるような銘柄は避ける」のはトレードの基本です。急に人気になって買われているものは突然急落し、典型的な仕手株の動き(全戻し)で終わるからです。(=今日ストップ高でも明日ストップ安で売れなくなったりします) ですので、影響力のある人が紹介するような小型株には手を出してはいけません。このメタプラネットも、最終的には100円を割って終わるのではないでしょうか。「1週間で3倍」なんていう動きは異常だと考えて このような銘柄を避けなければ、資産を守って増やすことはできません。(以前、ビットコインの代わりに買えると言ったことは訂正します。買ってはいけません)
・・・それでは、どんな銘柄を買えば良いのか? これは本心で紹介するのですが、この情報は非常に役立つと思いますし、私もこの銘柄が「8月の本命」となります。今ベストな投資先は何か?今年最大のチャンスかもしれません。正真正銘 “トップクラスの情報源”なので、ぜひ見て頂きたいです↓


【7月22日(月)〜】 メインシナリオ


【7/25追記】ザラ場終了後です。かなり危険な局面なので例外的に追記しておきます。私は金曜だけ反発すると考えているのでここから大きく買いますが、金曜で確実に撤退します。反発は一日で終わるという想定です。詳しくはまた週末に書きます。(←追記ここまで)

月曜が祝日だったので4営業日のみ。それでも、米国SQ・トランプ氏発言・半導体規制・Windows障害などイレギュラー要素が多く、一時円高も進んで最終的に日経4万円も割るという波乱の展開になりました。今回は時間をかけて書けないのですが、書くべき内容は多くあります。とりあえず一気に書いてみます。

先週の私は「上目線」で継続していたこともあり、買いメインの戦略でした。週明けの火曜・水曜はグロースが調子良く、ストップ高も取れて順調にプラス推移。実際には その水曜日から日経平均が急落していたのですが、その時点ではまだ前週と同様「半導体が下落。それ以外は上昇」という状況でしたので特に問題はありませんでした。(=3銘柄だけで日経平均500円以上押し下げ)
その翌日の木曜日にはさらに下落したわけですが、この日の下げは多少予測できていたこともあり、レーザーテック等の半導体の空売りがあったので少しはカバー。それでも、全体では損失の方が上回った日でした。そして、実を言うと、私は「この木曜が押し目」と判断しており、再度大きく買いを増やしました。というのも、この時点では「日経4万円は割れない」という想定だったためです。多くの銘柄が長期線まで下がっていたので、その安値にストップを入れて買いやすいタイミングでした。先物も強気でロングしていたのですが、ナイトで4万円を割ることになったのでロスカット。このままいくと金曜も損失となり、週あたりマイナス=2週連続マイナスで終わるところだったのですが・・・唯一、ほぼこれだけで何とか助かったというのがあります。それがビットコインです。

前回更新時に「金・ビットコイン買い」を持ち越したと書きました。まず、金(ゴールド)は水曜に“最高値更新”ということで、想定通りの大幅上昇。そして、その上ヒゲ確認でドテンショートして、買いと売り両方で利益にできました。そんな金と同様に、ビットコインも水曜に高値をつける動きになったので利確しました。もともとビットコインは『数日~1週間の短期のつもり』と書いており、こちらも想定通りの動きで目標値に達したことになります。これで前回からの「金・ビットコイン買い」は正解だったということです。
そして、ビットコインのトレードはこれで終わるつもりだったのですが、今回想定外だったのがドルの動きです。詳細は後で説明しますが、とりあえず円高への動きがあったことで「再度ビットコインが買える」と判断して再びロングしました。と同時に、株口座の方でも「メタプラネット」を大きく買いました。(※以前説明しましたが、メタプラネットはほぼビットコイン同様の動きになります) このメタプラネットが金曜の一日だけでも16%急騰することになり、正直、金曜の利益は ほぼこの銘柄のおかげです。(=引けで手仕舞いしましたが、ビットコインのロングは継続保有。ちなみに、これで先日のビットコイン損失分は上回ってプラス収支になりました)

さて、買い目線であったにも関わらず 日経4万円を割る結果だったということで、完全に予測は外れたことになります。一部の銘柄のおかげで何とか損失を免れただけで、トータルではほとんど利益になっていません。ただ、実を言いますと、それでもまだ需給では「上目線」で継続しており、週明けも強気で買っていくつもりです。(=あと1回リバウンドするまでは買い判断)
現時点でのポジションですが、先週は最終的に下落相場になったため、必然的に売りポジションも増えることになりました。買いポジションの多くがストップにかかってなくなり、逆に売りポジションが増えることで「買7売3」くらいの比率で終えています。意図したわけではないのですが、ポジションサイズもかなり縮小してしまいました。保有のセクターは一概に言えずバラバラなのですが、グロースのショートが少し増えたという印象。基本的には “円安で上がる銘柄を買って、下がる銘柄を売っている” という感じです。半導体に関しては、ソシオネクストなどをショートしていますが、どちらかと言えばロングの方が多いかもしれません。特に、東京エレクトロンが200日線まで下がったこともあり、さすがに大きく買いました。(=今年最大の買い場だと思ったのですが、ナイトでSOX指数がさらに下げたことを考えると、週明けにはまた下がるのでしょう。ちなみにソシオは200日線を割ってしまっているように見えます。レーザーテックもショートを持ち越すか迷ったのですが、引けで手仕舞いしてしまいました)

話を変えて、為替について。最終的には反発しましたが、先週はさらに円高が進む局面がありました。トランプ氏の発言で動いたと言われていますが、私はそのような理由は気にしません。結局マーケットの方が先に動き、材料は後からついてくるからです。今回の円高の動きに関しては、直前の軌道から先に想定できました。(ちなみに大統領選はまだまだ波乱があるはずです)
ドル円は、前回『156.5円が長期買いポイント』と書いていました。前回に引き続き、早くもその値に達したため、実際にその値でロングしました。そして、今も「ドル円ロング」を保有しているのですが、正確には、一度手放してから再度入り直しています。
一応理由を説明しますと、私が最初にロングした段階で考えていたドル円軌道は「156.5円→158円→155円」というものでした。しかしながら、実際にはその後に156円を割って155円近くまで下がったわけです。そうなると、上値目標に到達する前に下値目標に達した可能性もあり、さらに、それによって円高シナリオに転換する可能性もあったので、再度考察するために一度撤退したということです。
考えた結果、現在はまだ「円安シナリオで良い」と判断しています。後で買い直したので少し不利な値にはなりましたが、157円台前半でロングしています。今後は途中でシナリオが破綻しない限り「162円を超える軌道になる」と見ているのですが、場合によっては軌道が変わる可能性も少しあるので、159円手前で一度利確したいと思っています。(=158.8円で指値入れておきました。ストップも入れて状況次第で変更するかもしれませんが)

それでは、今週の想定と戦略ですが・・・これだけ荒れたので週明けの雰囲気を見なければわからない部分も多く、現時点の材料だけで考察するのは若干難しいです。それでも「今週の早い段階で一度上昇する」と見ており、だからこそまだ上目線を継続。そして、一度上昇すれば、それ以降の7月中は下目線(売り転換)になります。(もう夏休みで良いと思います)
今週は基本的に金利上昇となり、「TOPIXが強く・グロースが弱い」という4月のようなインフレ相場を想定しています。「買うとすれば大型株・ゴールド。原油・仮想通貨は下目線。そして、グロースも下目線」です。
その場合、日経平均がどうなるのかわからないのですが、金曜ナイトの遅めの時間に上方向への兆候が出始めました。なので、少し下がったとしても、一部の大型株(TOPIX)が強くなれば、それによって指数を引き上げるかもしれません。(日経38800円と40800円の可能性あり) 参考までに、前回このように書いていました→『今週か来週に大天井をつければ、そこで買いは終了して調整入りというイメージです。(その後、8月からは中小型株を買っていく)』

最高値更新は破綻となりますが、前回からのシナリオを概ね継続するという想定です。実際、資金の需給から見ても「日経42000円までの期待値」は完全には消滅していません。そのため、現時点での私の予想は「週明け早い段階で日経4万円までは上昇」ということになります。そして、その後は「39000円に向けて下がる」というイメージでしょうか。なので、ここからの買いは数日程度の短期で、もし日経4万円を超えることになれば、そこは “買いを手仕舞いするタイミング”と考えれば良いでしょう。現時点で強いビットコインも、同様のタイミングで手仕舞いするつもりです。(=今月中は下落想定のため)
(※今週は4月相場のようなイメージなので、ゴールド買いをメインにする予定。それ以外には これまで下がっていた天然ガスを買う予定で、セクターでは「金融・エネルギー」が狙い目でしょうか。大型ハイテクは中立判定になるので、一部の銘柄は買えるのかもしれません)
現在、CFDの方では金曜ナイトの底値付近で取った「原油」「ダウ」のロングポジションがあるのですが(やや含み損)、こちらは週明けすぐに手仕舞いします。再度繰り返しますが、今週は「買うとすれば大型株・ゴールド。原油・仮想通貨は下目線。そして、グロースも下目線」だからです。(=ダウも下目線)

以上。これで一通り書けたでしょうか。一部の銘柄のおかげで助かっただけで、たくさんロスカットばかりしていた週でした。そして、今週もそうなるのかもしれません。本来であれば、「日経4万円割れの可能性はかなり低かった」というのが事実なのですが、実際にこのような展開になっています。マーケットの相関も乱れて理屈では説明できない動きが頻発。大型決算も続きますし、引き続き上に下に荒れそうです。それだけ難易度の高い相場ですので、先入観は持たず、無理はせずにマーケットに合わせたトレードだけしていくつもりです。
「上昇相場で稼げるのは当たり前で、暴落して残った利益が本当の実力」です。常にストップを入れて損切りを徹底するのは、生き残るために何よりも大切な投資戦略です。実際のところ、今週無理に稼ごうとしなくても、損失さえ出さなければ十分だと思います。私は、今週早い段階で上昇局面が来た後は降りていく予定。残りの7月中はリスクオフを想定してゴールド買い。その後は、8月からの上昇に備えて「7月末までに仕込めば良い」と考えています。(※その際には、この情報も参考になるはずです↓)


【7月15日(月)〜】 メインシナリオ


『ETF売り等で下がれば押し目買い』 警戒して売りが入れば入るほど、その売りが燃料となって上昇が加速。その結果 「日経平均は史上最高値更新」ということで、“ほぼ完璧”と言えるくらいうまくいっていたのですが・・・CPI&為替介入で大損することになり、金曜引け時点では若干負けた週になってしまいました。(=ナスダック主導の相場を想定して大半がハイテク銘柄ばかりだったため、グロースはほぼ持っていませんでした)
途中までは 本当に完璧でした。「一部の銘柄だけが上がり、他が下がる」という想定通りの展開に。ナスダックも大きくロングしていたり、米国株の個別でも前週持ち越しの銘柄にエヌビディアやアームも追加して、ハイテク中心のポートフォリオに。これに釣られて日経平均も上昇し(※正直、最高値更新は考えていませんでしたが)その上昇には十分に乗れた方だと思います。
(=日経41500円あたりでは値頃感からショートして踏み上げられましたが、その時点での失敗と言えばそれくらいでした。あっという間に100万円以上損したので、そこからは上だけを考えることにしました)

ですが、木曜夜のCPIで大きく相場が逆転してしまいました。ナスダックや米国株に関してはストップを入れているので早めに撤退できたのですが、日本株のポジションは翌朝まで動かせません。それまでの大型ハイテク買いの利益を飛ばして大損失になりました。ただ、そんな中でも不幸中の幸いのようなことが3つあるので、個人的なメモとして書いておきます→
1)一番大きなポジションだったソフトバンクGは、日経最高値付近ですべて利確した 2)日経最高値付近で、念のため7月限プット42000円を買っておいた(※掛け捨て保険のつもりで) 3)あからじめ入れていた為替注文が利益に・・・

このCPIのタイミングでは為替介入が行われたようです。私はリアルタイムで相場を見ていたわけではないのですが、直近では円高に振れると考えていたので “ポンド円売りの逆指値注文”を小ロットで入れた状態にしていました。すると、CPI後に約定することになり、小ロットにも関わらずそれなりの利益になっていたので、まずは利確しました。そして、ドル円を見てみると、下値想定していたポイントまで下がっていたので大きくロングしました。
前回、為替の長期目線の話でこのように書いていました→ 『ドル円158円(もしくは157円台中盤)までは想定しているので、そのあたりに達した頃に改めてタイミングを考えようと思います』
これは “年内のどこか”くらいのイメージで言っていたのですが、まさかこんなに早くタイミングが来るとは思いませんでした。それでも、こうして先に下値想定していたからこそ、今回迷わず入ることができました。(先に書いておいて良かったです) そして、このドル円158円ロングと同じタイミングでポンド円ロングもしました。(=最近は円もドルも同時に売られる場面があったので、ドル以外の方が期待値があると判断)
その後すぐにドル円は159円以上まで戻りましたが、これが為替介入であれば また来る可能性も高く、さらに月曜は休日で三連休なので狙われやすいと考え、一旦利確しておくことにしました。「ドル円158円以下」というのは、確かに長期ロングしたい水準として待っていたわけですが、それでも、今回のような急な動きで到達してしまうと軌道が乱れて不確実性が増します。動きが落ち着いてから再度 軌道分析した方が安全だと考えて、今はノーポジションでこの週末を迎えています。
そして、改めて現在の軌道から考え直した結果、「ドル円156.5円を長期買いポイント」とします。(=ちょうど75日線) もし為替介入等で157円を割ることがあればエントリーしようと思います。(=その後のドル円は「165円までは上がる」と見ています。月曜に介入がなくて下がらなかったとしても、早めにポンド円ロングは入れたいと考えています) いずれにせよ、この為替利益はかなり助かりました。おそらく これが先週で一番利益になったトレードだと思います。

以上のように、1)最大ポジションのSBGを決済していたこと 2)プットオプションを買っていたこと(SQ値41531円) 3)為替の利益・・は良かったのですが、それでも、ハイテク買いの損失は大きかったです。おそらく、グロースがメインだった人は逆にプラスとなる最高の相場だったと思うのですが、金曜の私は真逆の状態だったので損失になりました。(現実の結果なので 正直に書いておきます)
ただ、ナイトに入ってからは「日経先物ロング」「ナスダックロング」を大きなロットで入って利確。金ロングでも小さく利確。その他、PTSを見ると持ち株の「ELEMENTS」が黒字転換の決算で20%以上上昇していました。これらも 含めて “先週のトレード”とするのであれば、プラスで終われたことになるかもしれません。
(※ちなみに今回に限ったことではありませんが、細かい損失のことは記載していません。自動的にストップにかかってなくなっているため、私自身ほとんど把握していません)

さて、私自身は最後の最後の金曜で残念な結果になってしまいましたが、最終的にどのようなポジションを取ったのか?ここからの相場をどう考えるのか?ということですが・・・
今のチャートを見る限り、ナスダックは下落転換、日経平均は「アイランドリバーサル(宵の明星)で下落」と考える人が多そうですが、私の見立てではまだ天井とは考えておらず、需給は上向きで 今週は「再び最高値更新を目指した上昇」を想定しています。日経平均だけでなくコモディティ(金・原油・仮想通貨)も含めて、基本的にリスクオンで何でも買いやすい相場だと考えます。ただ、グロース市場に関しては、金曜日の雰囲気からは “ここからグロース相場が始まる”かのようにも見えるのですが、私の中では特別強いとは考えておらず、まだ “ニュートラル”という判断です。(=以前まではネガティブだったので それよりはポジティブ寄りになったのですが、まだ強気で買えるとは思えません。ちなみに、そろそろそうなると思っていたので、前回はグロースに関して 買いとも売りとも言いませんでした)
ナスダックが再上昇すれば、またナスダック主導の相場になる気がしているので、やはり以前までと同様に「5月に強かった銘柄」という条件で銘柄選定するつもりです。(ハイテクも狙います) ただ、仮にこの条件でスクリーニングしたとしても、以前よりはグロース銘柄が含まれてくると思います。実際、この週末の現時点でも、久しぶりにグロースの保有銘柄が増えました。というより、今はまだ大型株が下落したばかりで買いにくい形なので、必然的に中小型株中心になりました。(=例えば、中東マネーの影響か?前回からゲーム株が増えています) 基本的には “為替に関係なく上昇している銘柄”を選んでいるつもりです。また、決算シーズンということで、いくつか決算をまたいだものもあり、先ほど書いたように「ELEMENTS」がPTSで20%上昇しています。
金曜の時点では、条件に合った買える銘柄が少なかったため、まだ余力は十分にあります。それでも「ほぼ買いのみ」なので、売りも何割か保有している状況時よりは (取引規模は大きくなくても) 「買いが多い(=リスクオン)」ということになるかもしれません。月曜(祝日)に為替介入があるかどうかわかりませんが一応警戒しておいて、三連休が明ければ さらに大きく買っていきたいと思います。(※もし月曜に下落局面が来ることがあれば、先物CFDや為替で先にロングを入れたいです。資金の流れが変わったことから、欧州株には注目しています)

「今週の終わりか来週始めまでは上昇想定」なので、その上昇で史上最高値を再度更新することになれば、今度こそ「そこが天井になる」と考えます。そして、その後は下落・・というより、正しくは“調整”になると思います。現時点で下落トレンドが始まるようには思えず、あと1回 史上最高値を更新した後は “大きなレンジ”になると見ています。(=下げた分だけ戻すのを繰り返す)
すると、どうなるのかというと 「大型株は上値を追いにくくなる」ということで、この段階に来てようやく相場状況が変わって「中小型株に資金が向かう」と考えます。順番を整理してお伝えすると、「今週はまだ大型株を買って史上最高値に向けた上昇(コモディティも買える)→ 大天井をつけた後は利益確定と夏枯れで資金が抜けていく(調整)→ 8月からは中小型株が上昇(大型は買いにくい状況のため)」という流れで考えています。
つまり、あと1回の最高値更新までは大型株買いを考えますが、その後は金曜日の相場のように「大型株に向かっていた資金が他に流れる展開」(トリクルダウン?)になる気がします。(=ナスダック主導ではなくダウやラッセルが上昇) 今後は、仮に指数が上がりにくくなったとしても、マーケット全体の雰囲気はそこまで悪くならないのではないでしょうか。指数を見ても相場の雰囲気はわからないということです。
(=「指数(一部の銘柄)が上がれば他の株が下がる」「指数(一部の銘柄)が下がれば他の株は上がる」ということで、前回『指数に関しては一概には言えない』と説明しました。“日経1000円下落しても大半の銘柄が上がる” という金曜の相場を見れば、この説明が合っていたことがわかると思います)

あとは、仮想通貨のことを書いておきます。前回「ビットコインは週明けには確実に撤退する」と言っており、実際に撤退しました。損切りにはなりましたが、それでも多少は持ち戻したところでカットできました。すると、その後さらに下がることになり、一度だけ再度ロングするタイミングがあったので数%だけ利幅を取りました。
今後の仮想通貨に関しては、大きなトレンドにはならない(=株の方が期待値が高い)ので無理に手を出す必要はないと思うのですが、短期であればチャンスはあると思います。実際、すでに数日~1週間の短期のつもりで 昨日ビットコインを買いました。(※今週に関してはコモディティ全般が買えると見ているため、一時的な判断です。現在含み益ですが、引っ張ることなく今週中に撤退します)

まとめると、今は念のため三連休の警戒をしていますが、連休が明ければ「再度の史上最高値更新を目指して買っていく」という戦略。株だけでなくコモディティ全般も買い目線。(=現在、株以外にビットコインと金だけ買っています) グロースに関してはまだニュートラルなので「積極的にグロース買い」とまでは言いませんが、以前よりは買いやすいかもしれません。今週か来週に大天井をつければ、そこで買いは終了して調整入りというイメージです。(その後、8月からは中小型株を買っていく)

・・・さて、今は相場の雰囲気が良いので中期的な見立てまで書きましたが、長期的にはまた「金利上昇して一部の銘柄しか買えない状況になる」と思っています。(=金利に弱い金・仮想通貨は下落) 利下げ観測の報道に関しては私は参考にせず、それよりも、長期金利の軌道を分析するとそうなるからです。そして何より、それがいずれ向かうしかない方向だからです。
「新しい資本主義=(実質)社会主義」を実現するために、弱い企業は強い企業に吸収されて企業数自体が減っていく流れになります。そうなれば「買える企業が限られる= 一部の大企業しか買えない」のは必然です。(=その一部の大企業は膨れ上がり、最終的には日本でも巨大企業が生まれることになるでしょう。今の米国株のように、最後はその株だけを持ち続けることになります)
金曜日のグロース上昇は、たまたま大型株が天井に達して資金が抜けたから資金が回ったというだけで、この流れ(内需系へのシフト)が長期でも続くとは考えない方が良い気がします。企業の業績・中身から考えれば、景気悪化しても長期買いできるとは思えないので、「これからはグロースのターン」とまでは私には言えません。
ただ、このような話は時間軸によっても変わってくるので注意が必要です。例えば 「今」というのは今週のことなのか数ヶ月のことなのか?「今後」というのは数ヶ月のことなのか数年ということなのか?この時間軸の認識が異なると意味が変わりますし、もし時間軸を定義しないのであれば、何でもいずれ上がるし下がります。私も注意して書くように心がけますが、どんな情報であっても、どの時間軸での話なのかは間違えないようにして下さい。(現時点であれば、8月は中小型株買いと言っています)
それでは、今週は地合いが良いという判断なので、今週しっかり利益を得るようにして 来週からの調整(予定)に備えたいと思います。


【7月8日(月)〜】 メインシナリオ


これを書くにあたって前回の内容を読み返してみたのですが、前週と同じような感じの1週間かもしれません。前回(先々週)は “原油次第”でしたが、今回(先週)は “ゴールド(貴金属)次第”・・・金・銀・プラチナにかなりのロットを入れたこともあって大勝ち。さらに「日経平均TOPIXが史上最高値」となりましたが、「TOPIX↑ グロース↓」という戦略が大当たりで、主力の大型株が軒並み急上昇してくれました。(※半導体は特に触りませんでしたが、SBGはずっと強かったですし、三菱重工も強すぎました)
ただ、残念なのが仮想通貨です。もしこれがテクニカル判断で買っているのであれば確実にストップにかかってロスカットになっているはずですが、「この週末に上昇想定」ということで それまで持ち続けるのが当初のシナリオなので現在も買い保有しています。本日中までホールドして、週明けには決済します。(=その時の値に関係なく “確実に”撤退します) なお、ビットコインの代わりになるということで紹介したメタプラネットに関しては、月曜の寄り直後にストップにかかって早々になくなっていました。ただ、この時点ではビットコインが下がったというよりも グロースの下げに釣られた感じなので、グロースが下がる場面では(ビットコイン目的でも)買わない方が良いのかもしれません。
それ以外に残念だったのが、川崎重工の架空取引問題。今は持ち戻したかもしれませんが、その問題発覚で それまでの利益が飛びました。あとは空売りのグロース銘柄で、それなりのロットを入れていたのが10%踏み上げ・・・
ですが、ビットコインの下げと比べれば大したことはありません。これらがなければ大勝ちしていて、今月はもう休んでも良いくらいだったのですが甘かったです。利益の数割が削られてしまい残念です。

前回は、大事な変更点があったので少し「追記」しておきました。更新時点では “原油下落”と書いていたのですが、週明けの寄りで完全に真逆に変わったので、これはシナリオ変更に影響するということで例外的に書いておくことにしました。(=実際、原油上昇の週となり、私もロングしていました。そのポジションは金曜ナイトでストップにかかって終了に)
その追記の際に『株はそこまでネガティブというわけではないのですが、どちらかと言えば下目線です』とも書きました。“決してネガティブではない”のに、なぜわざわざこのように書いたのかというと、その時点ではおそらく「レンジになるだろう」という想定だったからです。週明けの雰囲気が良くて上がっても、その後には下がってレンジが続く・・・と思っていたのですが、結果的には強かったということです。(※前回同様、手口を見ても方向感がわからず、勢いで上がり続ける相場です)
前回書いたように、もっとも重視していた考え方がこれです→ 『個人が買いたくなれば下がり、売りたくなれば上がるというように “個人の考えの逆”で考える』・・・相場全体の需給はこのように判断した上で “確実性が高い”と思えるポジションだけに絞っていたのですが、それでも買いばかりが増えていき、今回の上昇相場にはそれなりに乗れました。
(=日経39300円が目先の下落目標と言っていましたが、実際の押し目は39440円でした。一方、前回は “5月同様の相場”を想定して「TOPIX↑ グロース↓」という見立て。実際にグロースは「週足陰線」となり、“グロース売り”でも利益になりました)

TOPIXが最高値更新した木曜の時点では買いを大きく持っていたのですが、金曜からは利確を進めてポジション縮小していきました。金曜夜には雇用統計が控えており、どう動くかまったくわからなかったからです。通常であればそのままホールドしておきたい銘柄もありましたが、移動平均を大きく乖離したものは念のため手仕舞いすることにしました。
(※雇用統計に関しては上昇シナリオと下落シナリオ両方が存在していて手が出せませんでした。「もし上がればショートする」くらいしか戦略として考えておらず、実際に上がったことで日経先物ショートが指値で約定しました)
週の最初はグロースが弱いスタートでしたが、その後は(円安が落ち着くとともに)グロースも盛り返し、今現在はグロースも少し買っています。それでも、また1週間前と同様に金融セクター(銀行・保険)の新規買いが多いかもしれません。それ以外には「百貨店」。そして引け前にゲームセクターも少し新しく追加しました。(サウジ王子の発言で動いたのでしょうか) 売り銘柄は化学セクターなどですが、NTTも再度売ってみました。
(※メモとして書いておきます→ KADOKAWAの問題でセキュリティ関連が急騰した場面がありましたが、私はその急騰では入れなかったので、急騰後の空売りで入って利確しました)

以上のように、騰落レシオから過熱感が出てきたのと、雇用統計を回避するという目的で、一旦利確で大きくポジション縮小しています。為替の面でも、前回目標として書いていた162円到達で円安が落ち着いたので “日本円に戻しても大丈夫” という判断理由もあります。ただ、問題はここからなのですが・・・
ここから、若干判断が難しくなっています。まず、これまで通りに想定シナリオだけを言うのであれば、以前から言い続けたように「日本株が強く、米国株が弱い」という展開が今週から始まることになります。前回このように書いていました→
『この先、7月の相場に関しては、以前から繰り返してきたように「日本株が強く米国が弱い」という展開を想定します。今週はそこまで差が出ないと思いますが、来週以降、ダウが下落に転じれば強弱が出てきて、米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かうと考えています』

「米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かう」ということなので、金・仮想通貨はここから下落という想定です。(※原油は難しい形になっており上下するという判定です) ただ、問題は為替です。もし上記のシナリオ通り(日本↑ 米国・金↓)になるとすれば、普通に考えると為替は円安になるのが妥当です。しかし、今のドル円軌道から見ると違ってくるのです。
為替について説明しますと、前回書いていたドル円の上昇目標162円まで上がったので正解でした。(正確には161.95円) その後のドル円の軌道をテクニカルのみで分析すると、「160円前後で一度反発した後に158円を目指す」という軌道になります。つまり、ここからは円高想定です。(=現在私もドル円ショート中)
ということで為替が矛盾してしまうのですが、整合性は考えずに想定だけを書くなら、ここからは「日本株上昇。米国株・金・仮想通貨下落」という見立てになります。実際の為替がどうなるかわからないので 私自身も疑いながら書いているのですが、現状の資金の動き(需給)を見る限りではそうなるということです。
・・・と、ここまで書いていて自分で気づきました。これはおそらく「米国株=ダウ」で見ていたからそうなるのだと思います。現在、ダウとナスダックの動きは別物です。(=これまで私が言ってきた「米国下落」とはダウやラッセルに当てはまることで、ナスダックには無関係か?) だとすれば、正しく書き直すとこうなるのではないでしょうか→「日本株・ナスダック↑ ダウ・金・仮想通貨↓」
これであればナスダック買いはそのまま継続で良さそうですし、もしかすると、これは一部の銘柄にとっては “リスクオン”なのかもしれません。(ナスダック=ビックテックによって市場を牽引) 為替がどうなるか難しいですが、基本的には「ナスダックに連動する銘柄」を選ぶのが無難かもしれません。(それ以外は下がる想定) ですので、あえて言うとすれば、今週は「5月中旬以降に上がっている銘柄を買う」という判断にします。
(=SOXは上昇している期間なので半導体も含まれそうですが、半導体だから良いとは言えず、例えばソシオ・野村マイクロ・エレクトロンデバイスなどは売り候補になります)

この週末の現時点のポジションに関しては、日本株はある程度利確したので大幅に縮小。「ドル円ショート」しながら「ナスダック買い」というのが一番大きなメインポジション(※ビットコインもまだ買い保有)。雇用統計以降は、原油ロングがストップにかかって撤退となり、金(ゴールド)を天井判断で新規ショート、日経先物41000円でショート。その他、先日 投資金を増額した米国株口座では、アップル・アルファベット・イーライリリーなどを買っています。
(※アームも買いたかったのですが、タイミングを逃しました。アームが上がればナスダックもSBGも上がるので、日経平均も上がります。ただ、ナスダックにはテスラ等もありますし、結局はナスダックが一番なのでしょう。今後も金利が落ち着いている間は “ナスダック買い”を継続するかもしれません。なお、ここに挙げた米国個別株(のアーム以外)は偶然にも「GX革新的優良企業(178A)」というETFに含まれています。エヌビディアやマイクロソフトも含まれていて日本株口座で買えるので、これを買うのもありかもしれません)

ここまでで、必要なことは書いたと思います。冒頭で書いたようにビットコイン下落は残念なのですが、先週は「金・銀・プラチナ」が最大のメインポジションだったので、これで大半の利益を出しました。
(※ビットコインに関して・・・見ても仕方がないのでチャートを見ていなかったのですが、金曜に長い下ヒゲをつけています。もしノーポジションであれば、ここで買いたかったところです。(=実際に上昇しています) すべてのトレードに言えることですが、「一番勝てるエントリーポイントとは、多くの人がロスカットしたところ」なので、長い長いヒゲは絶好のチャンスです。ただ、テクニカルに関係なく週明けからは下がると見ているので、どちらにせよ週明けには撤退するルールです。そして、次は戻り売りを狙うかもしれません)
今週の投資戦略をまとめると、今週は強い銘柄を中心に買いたい相場になります。相場はますます下がりにくく 底堅くなっており、週明けにETF売り等で下がるなら押し目買いしたいです。(ダウ・金・仮想通貨は下目線。為替が上下どちらもあり得るので、逆に動きそうならドル円ショートは早めに手仕舞いするかもしれません。基本的にはナスダック連動で “5月中旬以降に上がっている銘柄”を買って、下がっている銘柄を売る予定です)

さて、ここで少し話を変えて・・・最近になって、ようやく「今年後半のシナリオ」が見え始めてきたので、今後の長期シナリオとして書いておきたいと思います。
今年後半のメインテーマは「さらなる大幅な金利上昇」になると考えています。(=7月は金利が落ち着いて下がった後、次の金利の上昇波動は大きなものになるため) これまでも頻繁に金利上昇のことは書いてきましたが、これまで以上の金利上昇ということで、イメージとしては「2022年の相場」です。
現在、強い円安が進んでいるのは明らかですが、もともとそのスタートは2022年でした。2022年の最初にドル円115円だったのが151円まで上昇。しかし、ここで比較して考えなければいけないのが株式市場なのですが・・・今年2024年に入ってからの相場は「円安で株価上昇」なのに対し、この2022年というのは、急激な円安であるにも関わらず株価は低迷。特に「ナスダックが急落」しています。(=日経平均は横ばいだったので、相対では強いことにはなります。グロースは急落) この事実だけ見ても今の株式市場は「ナスダック=ビックテック次第」というのがよくわかるのですが、今年後半には「大きな金利上昇でナスダックさえも下がる」という展開になるかもしれません。そして、もしそうなれば当然、株式市場全体が下がることにも繋がります。(※日経平均や 円建てのインデックスに関しては横ばいで推移でしょうか)
ただ、今のインデックス(株指数)は当時とは同じ状況ではない(構成銘柄も異なる)ので、同じ比較はできないかもしれません。それでも、どう考えても “大きな金利上昇を上回るほどの業績期待” ができるのはビックテックくらいしかなく、「ビックテックだけ かろうじて買える」「ビックテックくらいしか買えない」というような状況にはなりますし、逆に、それさえも崩れれば すべてのマーケットが厳しくなります。(=長期波動からすれば、今現在の上昇波が最後の上昇になります) このように、実際の指数がどうなるかは その時にならなければわからない部分もあるのですが、とりあえず「金利上昇」だけでも想定しておくと、“何でも買える相場にはならない” ということは意識できます。

そして、実際のところ、この2022年に一番簡単だった投資戦略が「ドル買い」です。(=円売りというのではなく “ドル買い”です) 2022年当時、私は円安にベットすることは考えていて「円安銘柄を買う」ということはしていたのですが、為替の方で長期ポジションを取ることはしていなかったので、次のチャンス時にはそうしようと思います。
(=最近もありましたが、あまりにも金利が上がると “円安で上がるはずの銘柄”さえもリスクオフに影響されて下がってしまうのです。そんな株式投資に比べれば、ドル買いはシンプルで効果的な投資になるはずです)
とりあえずドル円158円(もしくは157円台中盤)までは想定しているので、そのあたりに達した頃に改めてタイミングを考えようと思います。また、ドル買い以外では「グロース売り」が有効になるでしょう。一部の銘柄を除いて下がる銘柄が多くなるのであれば、“買いよりも売り戦略”を取り入れた方が有利です。(※さらに下がるとなると、グロースはコロナショック安値を目指すことになるのですが…)
円安に関して様々な意見があるとは思いますが、トレーダーとしては “円資金を元手”にして投資するのだから、円安の方が圧倒的に稼ぎやすくはなります。いずれはまた「一部の銘柄だけ買って他は売り」のような極端な相場状況になることは想定した上で、とりあえず、この7月くらいは金利も落ち着きそうなので、ここで積極的に買っていきたいところです。
(※以前「年内の相場は堅調かも」と書きましたが、指数だけを見た上での相場が堅調だとしても、「それが相場全体に当てはまるわけではない」ということは理解しておく必要があります。金利が上がれば、株式投資全般はやはり厳しいです)

最後に・・・この7月になれば、このことを書かなければいけません。この毎週更新noteは、これでなんと「2年間」続いたことになります。(一度も途切れたことはありません) 途中でモチベーションが下がることもありましたが、現在はあまり気にせず「自分のトレード履歴メモ」のようなつもりで、記録と証拠を残すという目的で書くことにしています。(※役立つ内容を書こうとすると手間がかかるのでやめました) ちょうど2年前、これを始めた直後に起こったのが安倍元首相の事件で、あの出来事は衝撃的でした。毎年この時期になれば思い出すことになるでしょう。
これを読んでいる方からすれば、参考になることもならないこともあると思いますが、私自身は予測が当たっても外れても儲かっても損しても気にすることなく、自分の正直な相場観を書き残していきます。難しいマーケットを分析するというのは、それだけ面白いことなのです。今後とも どうぞよろしくお願いします。


【7月1日(月)〜】 メインシナリオ


【7/1朝追記】週明け後の追記はしない方針ですが、大事な変更点があるので書いておきます。本文では“原油下落”と書いているのですが取り消します。そのため今週の戦略は「コモディティ全般買い」となります。(株はそこまでネガティブというわけではないのですが、どちらかと言えば下目線です)(←追記ここまで)

先週を振り返ってみれば、非常に好地合いの1週間だったと言えます。しかし、正直に言いますと、私はこの上昇に十分に乗ることができず、どちらかと言えば厳しい局面もありました。前回はこのように書いていました→
『ここからすぐに下落が始まるというよりは、今の需給からして「少し上がってから下がるシナリオ」の方が可能性が高いと考えています。仮に、ここからダウが再度 高値付近まで上がることがあれば、そこが下落の起点になるということでショートを狙いたいです』
“米国発のリスクオフ” というのが当初からの想定シナリオで、先週の米国株指数は「陰線」で終わりました。しかし、“日本株は相対的に強い” ということで、日経平均は以前より『39700円に向かう需給』『不可解な買い』が存在していると言ってきました。そのため、下がっても下がりきらない・・・となると、いずれどこかのタイミングで上抜けする可能性が高く、その場合にはそれなりの急騰になると考えていました。だからこそ予測が困難で、おそらく「上がってから下がる」というような曖昧な言い方しかできませんでした。(※“不可解な買い”の正体は「年金」でしょう。大口の仕掛けを無視して買ってくるので、最終的に大口が負けてショートカバーになったことになります)

そして、このような見立てだったからこそ積極的に買いを入れることはできず、株トレードに関してはかなり慎重になっていました。なるべくポジションを取らないようにしながらも “これは確実性が高い”と思えるものだけ小さく買っていくというようなスタンス。最大時と比べれば2割くらいの感覚でいました。しかし、それでも地合いが良すぎるため、自然に買いポジションが増えていき、日経39000円を超える頃には5割くらいのポジションサイズになっていました。39000円を超えればレンジを抜けて上昇するのはわかっていたのですが、その上昇タイミングになれば 私は早めに「降りること」を考え始めました。そのため、火曜日の39200円あたりで大部分を手仕舞いし、ほぼノーポジションに近い状態になっていたと思います。ですが、その後も相場は上昇し、日中高値39788円まで上昇しました。その時には再度 買いポジションが増えていたのですが、ここまでの大きな上昇幅を十分に取れたとは言えず、不満の残るトレードでした。
ただ、昨年の私であれば、“ここまで上がったから下がるだろう”という考えで、おそらくショートポジションを増やしていたと思います。(※昨年秋の下落想定局面で、ショートにこだわって踏み上げられた経験あり) 今回はショートはほぼ入れていないので、その点に関しては成長して改善できたと思います。
(※ちなみに高値39788円だったので、『39700円に向かう需給』については正解だったことになります。この需給読みをしていたのは38000円割れの時からなのですが、だからこそ逆に、ここまでの判断が非常に難しかったです。大口の手口もテクニカルも関係なし。チャートが下を向いても上昇の可能性を持ち続ける必要があり、上がるか下がるか最後までわかりませんでした)

さて、株はこのような感じで (プラスにはなっても)満足のいかない結果だったのですが、実際のところ、先週の私は株がメインではありませんでした。株は上がるか下がるかはっきり書けませんでしたが、先週、唯一「原油買い」だけ明確に書いていました。そこで、よくわからない株よりは確度の高い原油にベットしようと考え、実質「原油にほぼフルベット」のような状況でした。そのため、先週の私は、株が上がっても下がってもポジションサイズが小さいので大した影響はなく、それよりも原油の動きで振り回されていました。(=株口座の方でも、“円建て”で原油を大きく買っていたくらいです)
その原油ですが・・・先週の動きを振り返って考えると、非常に辛かったです。何度も乱高下を繰り返し、含み益になったと思うと翌朝には含み損になっていたり。ロットが大きいので含み損も大きくなり、それが24時間続くのを耐えるしかありませんでした。(=完全に下抜けすればあきらめるのですが、大きなレンジ継続だったため) その原油に加えてビットコインも下がっていましたし(※それは想定していましたが)、さらに、円安でゴールドが下がったタイミングでゴールドも大きく買ったのでした。この原油とゴールドで含み損を抱える時間が長く、これがかなり辛かったです。ゴールドに関しては、含み損から少しプラスに転じたところで我慢ができずに微益撤退。すると、その後に上抜けして急騰することになり、もう少し待っていれば何百万円も違ったのに・・・と悔やみながらも、とりあえず損失を免れただけでもありがたいと思うことにしました。
そして、メインの原油に関しては、金曜になってようやくレンジを完全に抜けることになり、無事に大きな利益になりました。(=大半は金曜に手仕舞い。残した一部も週明けには手仕舞いします) 株のことはこの後書きますが、先週の私のトレードは “原油次第”だったので、金曜の上昇で本当に助かりました。というわけで、この1週間を振り返ると、「株の大幅上昇に乗れず、金・原油の乱高下で苦しんだ1週間」というのが感想です。(結果的にはプラスでしたが)

大半の投資家にとって、先週の相場と言えば、株の大幅上昇に加えて「ドル円161円超え」が大きな出来事だったと思います。為替に関しては、私は週明け最初の軌道から “161円までは上がる”と見ていました。そのため、ドル円と豪ドル円をロングして、ドル円は161円で利確したのですが、豪ドルはまだ残っています。それ以外に、なんとなく南アフリカランド(ZAR)のロングをして、それも利益になったので利確しました。(※現在は豪ドル円ロングのみ。今買うなら「豪ドルかカナダドル」で考えていました)

それでは、株のことを細かく書いていきますが・・・ 確かに今の値動きだけ見れば強く見えるのですが、私の感覚としては「強いけれども本当は強くない」というような印象を受けます。(=オーバーシュート気味に無理に上げた感じ) 以前からの『39700円に向かう需給』で ここまでの上昇は想定できたのですが、逆に言うと、これ以上上げるためには “それ以外の需給要因”が必要になってきます。(=トリガーに達しても、これ以上のターゲット値にならない) ここから「売り手があきらめるほどの強い買い」が入るのかどうか?ちょうど7月月初ということで「ETFの換金売り」もあります。その押し目でどれだけ買いが入るのかが重要なのですが、現時点ではどうなるかわかりません。基本的には「個人が買いたくなれば下がり、売りたくなれば上がる」というように、“個人の考えの逆” で考えたいと思います。
(=目先の下落目標は39200-300円あたりです。本来なら金曜のザラ場最高値で指値が約定して先物ショートしていたのですが、ナイトで高値更新したためにカットしました。もしかすると、またショートを狙っていくかもしれません。そして、目標値まで下がれば買いたいです)

先週の相場を振り返ると、権利日特有の動きやリバランス、「半導体が強くて他が弱い」「半導体が弱くて他が強い」という日ごとの入れ替わりもありながら、それでも 小型株を買える場面は多かったかもしれません。私は再度、伊勢化学を買った場面があったり、電力はずっと空売りしていたり、半導体はあまり触りませんでしたが、三菱重工は相変わらず強く、主力の1つでした。あとは円安進行のため「インド株やオルカン」を “円建て”で保有したりもしていました。(※先ほど書いたように “円建て”で原油も) 1つ残念だったのは、前の週から持ち越していた「ELEMENTS」を大きめのロットで持っていたのですが、なかなか上がらなさそうだったので早めに手仕舞いしたところ、その後に材料が出て最終的には数十%も上昇することになりました。この大きな利益を取り逃したのは残念です。
あと、前回「商社を空売り」と書いていたのですが、その銘柄は「三井物産」でした。すると、月曜だったと思うのですが悪材料が出てきました。やはり 商社の中でも三井物産が特に下がっていたのには理由があるということです。いつも例に出すように、ここでも「チャートが先、材料が後」になります。
同様の話で、「ブックオフ」が悪材料で下げていましたので、そちらは下がった後に買いました。トレードの基本は、“悪材料で下げれば (止まったところで)逆張り買い” です。過去にも私はスシローの事件で下げた時には買いましたし、小林製薬の紅麹の時にも買いました。“大きく下がった安値を割ればロスカットすればいいだけ” なので、突発的な急落後はストップ位置が明確でエントリーがしやすいです。
(=ニュース(材料)で利益を出すには、その前からエントリーしておく必要があります。そのため、ニュースが出た後にエントリーするなら逆張りが基本。すべての材料は「知られたら (織り込めば)終わり」。ニュースや情報を元にトレードしていては遅いのです)
(※この内容とは関係ないですが、今現在スシローを空売りしています。商社に関しては今は買い転換という考えで、伊藤忠を買い保有。そう言えば、エネチェンジを空売りしたいと思っていたところ、気付いた時にはストップ安になっていました。下落の先読みはしていたのですが)

さて、先週は株に関してはそこまで積極的ではなかったわけですが、それでも金曜に大きく銘柄を入れ替えることにはなりました。具体的には、それまでは小型株も多かったのが、ここで小型株を手仕舞いして、金融セクター(銀行・証券・保険)が買いのメインに。インド株・オルカンも継続保有。(その他、個別でメタプラネット。理由は後述します) そして、飲食やテックを少しショートしました。(※買いが大半ですが、ポジション規模はかなり縮小) そして、この金曜の入れ替えが、今週の想定シナリオにも繋がるのですが・・・
今週の相場は、ここまでと違って「グロースは(どちらかと言えば)売り」と考えます。前回、「海外がグロースを買ってきているのでグロースが強い」と説明しました。それが2週連続で続いたことが確認できましたが、おそらく先週(3週目)もそうなのでしょう。(※投資主体別売買動向がわかるのは翌週になってから) ですが、この動きも3週間で一旦終わって「グロース買いのターンはここまで」と考えています。(=チャートを見ても 25日線タッチでちょうど良いタイミングです)

それでは、ここから今週の相場予想になるのですが・・・前回『今買うなら金よりも原油』と書いていて、それは正解でした。今回はこれが逆転することを想定し、今週に関しては「原油下落」で「金(ゴールド)買い」に入れ替えるつもりです。と同時に、ようやくここから「仮想通貨上昇」を考えます。前々から「仮想通貨は月末-月初に上昇」と言い続けており、だからこそ、ここまで含み損でも持ち続けてきました。(=もし今週上がらなければシナリオ破綻なので手仕舞いします)
つまり、今週に関しては「金と仮想通貨狙い」という戦略になります。株は引き続き、相場の転換点でリスクオフ警戒しているので、積極的には買いません。買うとしてもグロースよりはバリュー。イメージ的には「5月同様の相場を想定」です。(=TOPIX・半導体↑ グロース↓) なので “5月に上昇している銘柄を買って、下がってる銘柄を売るつもり” ですが、おそらく、また「ゴールド次第」という一週間になりそうです。(=先週が原油次第だったように。なお、5月相場では原油が下落する一方で、金以外の貴金属も上昇していたので「銀・プラチナ等」も買い検討します)
仮想通貨についてですが、前々からビットコインよりもイーサリアムの方が期待値が高いことはわかっていたのですが、コストを考慮してビットコインにしていました。そして、先週、個別株で「メタプラネット」を100円割れで買っています。詳細は調べて頂ければと思うのですが、この会社はビットコインを大量買いしており、“実質ビットコインと同じ動き” になります。そのため、ビットコインを買いたいけれども取引口座がないとか税金等が面倒と思われる人は、“メタプラネット買い” を検討しても良いと思います。(=こちらは株なので税金が安い) ただ、当たり前ですがビットコインが下がれば下がりますので、私も一時的に買っているだけです。(来週には売ります)

そして、この「金・仮想通貨買い」という戦略を考えた後に気づいたのですが・・・よく考えてみると、今週7/3はいよいよ “新紙幣の発行”があります。もしかすると、このあたりで金融(通貨)に関する何らかの動きがあるのかもしれません。ただ、先に言っておきますが、今週は金・仮想通貨買いでも、来週からは “売り”で考えています。何らかの要因で急騰すれば終わりということで、そのような局面が来れば早めに撤退するかもしれません。(=7/3の動きは重要)
この先、7月の相場に関しては、以前から繰り返してきたように「日本株が強く米国が弱い」という展開を想定します。今週はそこまで差が出ないと思いますが、来週以降、ダウが下落に転じれば強弱が出てきて、米国やコモディティから抜けた資金が日本株に向かうと考えています。
(※ダウの下落というのは、「最高値圏で上ヒゲをつけるか 完全に下抜け」が開始のサインです。ただ、ここから下落波動になったとしても、ジグザグで下げる形になりそうで、ショートで利益を取るのは難しいかもしれません。
為替に関しては、現在の上昇波では162円までを見ていて、その後に数円下がってから、次の上昇波で165円を目指すというイメージです)

ここまでの内容をまとめますと、現在は全体的にポジション縮小した上で金融セクターなど買い。為替は豪ドル円ロング中。(CFDで少し原油買いが残っていますが週明けに手仕舞い) 今週は “バリュー半導体買い・グロース売り”で5月同様の相場を想定。株は銘柄次第なので、それよりも「金(貴金属)・仮想通貨買い」をメインで狙うつもりです。

最後に・・・今回の内容は以上で、ここからは追加しておきたいことを書いておきます。
金曜にアメリカ大統領選の討論会の内容が話題になっていましたが、これに関してあれこれ考える前に、大前提として、今の世界の大きな流れを知っておくべきです。私は以前より「社会主義に向かう」という話をしていますが、そのためには資本主義の終焉が必要になるのですが、それに付随して「民主主義の終焉」も当然のことながら関係してきます。民主主義を終わらせるためには “頼りない政府・国家” にしていく必要があり、それが今の日本やアメリカだけでなく他の国々でも行われていることです。こうして各国が弱くなって様々な出来事が起こって混乱した後に “強いリーダー”が登場すれば、その人物を中心に世界がまとまることで “ワンワールドに向かう”というシナリオです。(AIも活用されるでしょう)
正直なところ、私自身はそんな都合良く簡単にはいかないと思っているのですが、それでも、人は陰謀でも何でも簡単に信じてしまうのでわかりません。(陰謀が事実になると、その事実を疑うことをやめてしまいます) 大事なのは、どんなメッセージでも鵜呑みにしないこと。ほぼすべての事柄において、大衆が信じていることの逆が正しいです。これからは、「正しいと思っていたものがそうではなかった」というように、多くのことがひっくり返るような展開も起こると思っています。
(※このページの下の方に、「【コラム】世の中の構造について 2023.10.22」も掲載しています)




(以前の記事)

※2022年7月より開始しましたが、記事が長くなりましたので、以前の分は別途こちらで保存することにします→



過去のコラム

コラム的な内容も(思いつけば)書いていこうと考えています。以下は、これまでに書いたコラムです。

【コラム】 金利と金(ゴールド)について 2022.12.5

まだまだ初心者の方も多いようなので基本的なことから書きますが、相場において一番重要なのが金利です。これは絶対に理解しておいて下さい。どんな材料やストーリー、そして、業績よりも金利の方が重要です。金利がマーケットを動かして景気を生み出すからです。(※ちなみに金利の次に大事なのが業績です。材料や将来性などのストーリーはその次ですので、そのような方向に資金が向かうのはお金が余っている時のみです。ストーリーで押し上げる仮想通貨やハイグロースなどは、低金利でお金が余っていなければ資金が向かいません。また、一度バブルとなった市場(銘柄)には当分資金が向かわないことも知っておいて下さい)
ここで言う金利というのは基本的に「米長期金利(米国債10年利回り)」のことを指しますが、金利自体を見ていなくてもドルの動きでもわかるとは思います。(=米金利が上がればドルが上がる) ただ、私個人的には、最近はゴールドの動きで市場の金利を判断していたりします。(=金利が上がればゴールドが下がる) 仮想通貨が人気の時は仮想通貨にも資金分散されてわかりにくかったのですが、今はそうではないので、それならゴールドを見る方が為替よりノイズが少ないと感じるからです。(※最近は為替介入などで為替の動きがおかしなこともあり)
あとは “コラム”ということで参考までに書いておきますが、金価格というのはロンドンで決められるものです。つまり、世界中の人が価値を信じる金価格を支配しているからこそ、シティ・オブ・ロンドンが本当の金融の中心なのです。(表向きはウォール街でも) また、世界のマネーのほとんどがオフショア資金だと言われていますが、そんなタックスヘイブンを植民地に作っていったのもイギリス。王族が世界の表舞台から消えると同時に、これをすることが世界大戦を起こす目的の1つでした。(それ以外の目的はユダヤ人のための国家を作ること)
金に対する安全資産神話もありますが、私はそういう話も(歴史と同様)作られたものだと思っています。私は何も信じることなく、上がるなら買って下がるなら売るだけですが、何が安全資産かを考えるよりも円ベースで良いので“資産額を増やすことだけ”にフォーカスすれば良いのではないでしょうか。上がる資産は状況によって変わります。金が上がるとすればリセッション(景気後退)になった後です。(でも、リセッション入りした時は株の長期投資タイミングでもあります。金が先に上がってから株が上がります)

【コラム】 食糧危機について 2022.12.12

前回より、たまに“コラム”を書いていくことをお伝えしました。今週のコラムとしては、「食糧危機」について書いておきたいと思います。
私は陰謀系の内容はすべて“話半分”でしか聞きませんが、その中でも食糧危機はよく聞く話の1つです。(経済雑誌の表紙になっているのも見かけました) しかし、私は、食糧危機のことは皆さんに一度も言ったことがありません。というのも、このようなセンセーショナルな情報が、間違った投資を誘発することになるからです。(※ちなみに今年に限ったことではなく、昨年や一昨年にも食糧危機の話はありました)
投資家の考え方としては、このような話を聞いた場合には “これからその市場を盛り上げたいのだろう”と考えるだけで、入るタイミングと出るタイミングを同時に考えることにします。(つまり、いつからいつまでそのシナリオが続くのか?です) そして、夏前の段階で私が考えた結果、「コモディティを買うなら8月中旬から10月」と言ったわけです。今チャートを見てみると、ほぼ完璧に合っていたのではないでしょうか。(そして、最近は私はインフレ関連銘柄をショートする場面が多かったりします)
誤解して頂きたくないのですが、私は別に食糧危機(食糧不足)にならないと言っているのではありません。可能性はあるかもしれません。しかし、そのような事実とマーケットは切り分けて考えなければいけないのです。このあたりが、マーケットを見ている人と見ていない人で違ってくることです。(=ニュースや情報を見て投資をしてはいけないということ)
そもそもマーケットというのは、需給で決まります。そして、この需給というのは、“ものの値段(物価)だけではない”のです。例えば、今年はエネルギー価格高騰というのがあり、アメリカなどでもガソリン価格が高騰していました。するとどうなるのかというと、値段が高いから買い控えが起こるのです。そうなると、需給としてはマイナスになるため、マーケットでは上昇に反応しなくなるどころか (物価上昇で)逆に相場下落に繋がるのです。(※実際下落しました) このように、物価と市場は必ずしもイコールではないことを理解しておいて下さい。
そして、何度かお話していることですが、これからやってくる不況やグレートリセットというのも基本的には「経済規模の縮小」です。それはつまり、経済としてはデフレ方向になります。だから私は、インフレを煽る人が多くなった頃に「これからはインフレよりデフレ」と言ってきたのです。物価が上がるから何でもインフレだと考えるのではなく、仮に物価が上がっても経済全体はデフレになることを知って下さい。そして、そうなると、景気後退(=市場規模縮小)で「コモディティが下がる」ということになりかねません。(※もし飲食店の廃業が続けば、それは需給減です) これがマーケットに基づいた投資家の考え方ですので、くれぐれもニュースや情報を参考にして投資しないようにしましょう。誰もが知れる情報で投資しても、うまくいくはずがないのです。

【コラム】 確実な利益!?「株主優待のタダ取り」について 2022.12.19

これは何度か書いたことなので、別のnoteにもまとめようと思うのですが・・・「(通称)株主優待のタダ取り」について、今回のコラムとして書いておきます。
先日のアンケートの結果を見ていると、実際には、投資をするという以前に“投資をするための資金が少ない人”がかなり多いです。例えば、投資資金100万円以下であれば、株式投資を考えるよりもFXメインで考えた方が良いかもしれませんが、それでも“確実にプラスになる”という意味で、(通称)株主優待のタダ取りは役に立つかもしれません。

基本的には数百円の手数料だけで「イオンモール3000円分」「吉野家2000円分」「丸亀製麺3000円分」などをもらうことができます。「1000円分のクオカード」というのも多かったりしますが、これらを活用すれば、かなり生活の足しになるのではないでしょうか。
実際にどれくらいのリターンになるのか?ネット検索して調べてみたところ、こちらのブログの方の場合、1年で40件の優待を受け取って「7,692円のコスト(手数料)で優待総額83,000円分」とのことです。ただ、おそらく年間40件以上受け取ることも十分に可能だと思いますし、自分だけでなく家族の口座名義でも受け取るようにすれば、その2倍、3倍の数字になります。少額ではありますが、“確実なリターンが得られる”という意味では魅力的な情報でしょう。
具体的なやり方に関しては、私が説明するよりもネット上やYoutubeでわかりやすく出回っていると思いますので、「優待クロス」などのワードで調べてみて下さい。お使いの証券会社に沿った説明も見つかるかもしれません。

簡単に言えば、株価変動リスクなく(取引手数料のみで)株主優待を受け取る方法になります。昔とは違い、最近は証券会社の手数料が安くなったために実践できるようになりました。(※株の信用取引の口座が必要になります。お持ちでない場合は楽天証券1つあれば何かと便利でしょう)
株主優待を得たい株を、権利付最終日(今月は12/28)に現物買いと信用の空売りを100株ずつ入れて、権利落ち日(今月は12/29)に「現渡し」します。これで、売買手数料のみで株主優待を受け取ることができます。(権利確定日はこちらを参照

利回りを高くするために、100株のみで行います。(=2日間の売買のために口座に資金を入れておく必要があるのですが、100株の取引なのでそこまで多くは必要ないでしょう)
1つ注意点があるとすれば、ここでの信用の空売りに関しては「一般信用」を使うのが基本です。そうすれば損することはありません。少し説明しますと、一般信用ではなく「制度信用」であれば、一般信用よりは手数料が安いのですが、空売りする人が多くなったりすると場合によっては“逆日歩”が発生して手数料が大きくなるリスクがあります。(=1000円分の優待をもらうために何千円の手数料が発生するなど)
多くの場合は制度信用でも損しないと思いますが、絶対に損したくない場合は「一般信用のみ」を使うようにして下さい。(※利回りが高すぎる優待・人気が高い優待・売買代金が小さい会社の優待などの場合には、“制度信用での逆日歩リスク”が高くなるかもしれません)

優待が多いのは3月・6月・9月・12月ですが、空売り自体ができない株もあり、そのような銘柄は対象からは除外します。あと、決算の時に株の現物買いをしているために配当金も入るのですが、それに関しては空売り時に逆に配当分を支払わされていることになるので、実際には相殺されることになります。あくまで利益になるのは“株主優待の分だけ”で、それを得るために支払うコストが“売買の取引手数料のみ”ということです。(※また、家族名義の口座などを使えば2人分以上での実践はできますが、自分名義で複数口座を使うことはできません。1名義につき1つの口座を使って100株で行なって下さい)
・・・以上。簡単な説明になりましたが、「トータルではプラスにしかならない話」ですので、興味があれば調べて実践してみて下さい。物価上昇が続く昨今ではありますが、これで生活費も抑えられるのではないでしょうか?

(※さらにもう1つプラスになる確率が高い情報としては、「IPOの抽選を申し込む」のも良いでしょう。100%ではありませんが、8割方プラスになるので宝くじ気分でやる価値はあります。これは複数口座でも可能なので、口座数が多いほど有利です。そのためにたくさん口座開設する人もいます)

(前回コラムの追記・訂正) 2022.12.26

優待タダ取り(優待クロス・つなぎ売り)に関しては、基本的には「一般信用を使えば損しない」ということがネット上でも解説されている内容なのですが、実は私は数ヶ月間、すべて制度信用で試してみました。損しても良いのでテストのつもりでやってみたのですが、「1000円クオカード」の受け取りでコストが2500円・1300円かかったものがありました。優待額以上の手数料になって損したのは、この2つだけです。前回例に挙げた吉野家2000円分、丸亀製麺(トリドール)3000円分に関しては数百円のコストで受け取ることができています。私は面倒な作業は妻に任せているので、1年ほど継続して試してみようと思います。
一応ここまでの結果から、今後は“小さい会社の1000円クオカード”は制度信用では避けることにします。それ以外は、仮に損するものがあったとしても“トータルでは損しないだろう”という考えで試してみます。なお、もちろんすべての優待で実行しているわけではなく、私の身内や誰かに手渡して使うことができるものだけです。(※それでもかなりの分量になりますが)実践される方は、他の情報も調べて確認して頂いた上で、ご自身の判断でよろしくお願いします。

【コラム】 金など、コモディティ買いはCFDで 2023.1.23

ダウ・ナスダック指数、ゴールド・原油・その他コモディティなどを取引する際に注意があります。それは為替です。例えば、金価格が上がってる・・・と思っても、実際にはその理由は “為替が円安で上がったから”というだけのことがあります。(ドル建てのゴールド価格はそれほど変わることなく) そのような場合、本当は金を買うよりも株を買っていた方が上昇のリターンは大きかったりします。反対に、ドル建てでゴールドが上がってるからと言って日本で金を買っても、円建てで見ればさほど上がっていないことがあります。ですので、私からすればリスク回避で日本円で金を買うというのは、資産運用の面で言えば “もったいない選択”だと考えています。(=円安で金価格が上がるのであれば、円安メリットのある株銘柄はもっと上昇しているはずです)
トレードというのは、できるだけ優位性の高いところにベットしていくからこそ効率良く資産を増やすことができます。先ほど挙げたダウ・ナスダック指数、ゴールド・原油・その他コモディティなどはすべてドル建ての価格であり、基本的には「ドルと逆相関」です。そして、日本円もドルと逆相関であれば、それらが上昇しても、円建てで見た場合に“上昇を相殺”してしまうことになります。それはもったいないので、それらを取引する際には「ドル建てである方が望ましい」です。
もちろん、円安が続いている時代なら、そのまま買っても上昇して良かったのですが、円高もしくは為替の方向がわかりにくくなれば、結局 “為替次第”の動きになってしまって、投資するメリットが下がります。ですので、できるだけ為替の影響を受けないようにするために、ダウやナスダック等の指数を取引する場合には“ヘッジあり”を選択した方が良いと思います。そうすれば、為替変動は無視して指数の値動きだけ考えることができます。

ただ、ダウやナスダックなら“ヘッジあり”のETFがあるのですが、それ以外は基本的にありません。そこでおすすめなのが、「CFD取引」です。CFDであれば、指数の値動きによる取引なので、指数価格の上下だけ考えれば良く、金(ゴールド)が上昇しているという時にそのままゴールド上昇の差益を取ることができます。特に「GMOクリック証券」は取扱銘柄も豊富で便利だと思います。ダウ・ナスダックだけでなく、ドイツ・イギリス・上海・インドETFなど。コモディティに関しても、金や原油だけでなく天然ガス、大豆、コーンもあります。レバレッジもかけられるので、小さい資金で取引できます。そして、レバレッジをかけられるのだから、仮想通貨を取引するより資金効率でも良いはずです。

リセッション入りした後には「ゴールドが買い」というような状況になるかもしれません。しかしながら、そのような話はすべて「ドル建ての話」ということを理解しておいて下さい。海外投資家が“金が買い!”と言っていても、日本円ベースではそこまで魅力的ではない可能性もあるのです。ですので、日本円で金を買うのが悪いとまでは言いませんが(※私も昔から長期現物保有していますが)、投資効率は良くないので、それならCFD取引を1つの手段としておすすめしておきます。

(※「米国株投資」に関しても同様で、投資に詳しくない人が海外投資をする場合は、ドルに両替して米国株の銘柄を買っていくよりも「CFDで指数ETF」を買う方が手軽で良いと思います。昨年の米国株投資ブームも、実際には円安メリットがあったからこその話です。今は逆に、ドルに両替した資金で米国株を買っても、円ベースにすれば下がっているというパターンになりかねません)
いつも言うことですが、最終的にはドル換算・円換算とか余計なことを考えずに、とりあえず「日本円ベースで良いので資産総額を増やす」ということを考えるべきです。円換算でプラスならプラス、マイナスならマイナスと考えて、シンプルに“円資産を増やすことにフォーカス”すればそれで良いのです。マーケット全体を見ながら、優位性のあるところにベットすることだけ意識して正しい資産運用をしていきましょう。

【コラム】 配当狙いの投資戦略について 2023.1.30

(※前々回に予告していた内容です)
最近、「配当株投資」という言葉を見かけるようになったので、これに関して私の考え方をまとめておきたいと思います。
まず最初に大前提なのですが、投資というのは、あらゆる事態を想定した上で “それでもトータルで勝てるように”しなければいけません。そのためには必ず「入口だけでなく出口まで」を考える必要があり、どのようにすれば最終的にプラスで残せるのか?それが本当に優位性のある選択なのか?その期待値との比較で考えなければいけません。
何が言いたいのかというと、「配当」と言うと、それがずっと続くことだけ考える人が多いのですが、その原資を考える必要があるということです。当然のことながら、利益なくして配当はできませんので、同額の配当を続けるためにはその企業が“安定した収益”を出し続ける必要があるわけです。(業績次第で配当が変わることもあります) ですので、単に高利回りだから選ぶのではなく、長期チャートも確認して「少なくとも下落基調ではない銘柄」を選ぶべきです。そうしなければ、配当を受け取ったとしても評価額では下がっていき、最終的にその投資で損してしまうことになりかねません。(※保有する期間によっては “何十年に一度”の不況も織り込んで考えるべきでしょう。高利回りの銘柄は「配当利回りランキング」などで検索すれば出てきます)

それでは、この配当株投資でトータルで利益を残すために、どんな戦略を取るのが最適なのか?私の答えとしては、まずは「配当自体に期待しない」ということ。あくまで“長期的なキャピタルゲイン”に加えた「プレミアム」としての配当(インカム)という考えにするということです。というのも、実際にその株を手放すかどうかは別にしても、このような考えを持っておかなければプラスで終われない可能性があるからです。(そして、このような考え方さえ持っていれば、「有効な出口戦略」も考えることができます)

ここまでが大前提となる考え方です。それでは、ここから私なりの戦略を書いていきます。
そもそもの話になりますが、投資する上でもっとも重要なファクターは「金利」だと繰り返しています。金利以上に重要なものはなく、金利次第で “今どんな戦略でどんな投資をすべきか”が決まります。それでは、そんな金利自体が低ければ?・・・はっきり言って、配当なんて考える必要はなく、普通に上がる株を買って値上がり益を狙えばいいのです。グロース株なら5%10%どころではなく何倍にもなったりしますし、グロース株でなくても、金利さえ低ければどんな金融商品でも上がりやすいはずです。仮想通貨でも上がるような“低金利時代”なのに配当を狙った投資を考えていると、それは逆に機会損失で損することになります。

しかし、私は次に暴落が来れば「配当を意識した投資を考える」と言いました。その理由は、今が“高金利時代”であり、一度暴落すれば すぐにはマーケットに資金が戻らないと考えているからです。(世界的な不況になればなおさらです)
つまり、今後再びコロナショックと同じような暴落があったとしても、“2020年当時と今では状況が違う”ということなのです。もちろん、もっとも簡単・確実な投資パターンというのは「暴落すれば買う」ということです。正直、それをするだけで誰もが投資で勝つことができます。しかし、“2020年と今では状況が違う”のはどういうことかというと、「その時に何を買うべきかが違う」ということです。
2020年当時であれば、GAFAMTや仮想通貨などの成長市場に投資することで、すぐにマーケットが回復してバブルの恩恵を受けることができました。仮想通貨による億り人も続出し、“素人でも簡単に儲かる時代”でした。しかし、その理由は「低金利だった」ということがすべてです。ですので、もしまた同じような暴落が起きたとしても以前とは状況(金利)が違うわけで、高金利の状況下では暴落してからマーケットが回復するまで時間がかかる可能性がある・・・だから、その停滞期を“配当でしのぐ”という考えです。(※というより、実際にそのような状況になれば高配当銘柄が選ばれる傾向になるため、必然的にディフェンシブ銘柄が優位になると思います。そのため、“値上がり期待”で考えてもグロース株より有利になるかもしれません)
・・・以上のような理由から、次に暴落した時には「配当を意識した投資を考える」と言ったのです。これは、その先に訪れるであろう状況も想定した上での“最適解になる”と思うのですが、“最初から配当に期待したものではない” ということをご理解下さい。結局のところ、いつの時代も安易な考え方をする人は失敗するようにできています。高配当株を買えば配当だけで生活ができる、インデックスや毎月積み立てをすれば資産は増え続けるなど・・・ 世の中には都合のいい話が出回っていますが、どんなものでも「その結果が成立するための必要条件は何か?」というところから考えなければいけません。そして、もしその条件に合わない事象が起こり得る場合、その前提から変わってしまうため、そもそも成立しなくなります。
だからこそ、最初に言ったように「配当自体に期待しない」「あくまでプレミアムだと考える」という考えを持っておくということです。そして、その考えを持った上で “暴落時に高配当株を買う”ということです。株価が下がっているということは、通常時と比べて“利回りが大きく”なっているはずなので、こんな美味しいタイミングはありません。そのタイミングで買える資金を残しているかどうかで、今後の人生がまったく変わるかもしれません。何度も言ってきたことですが、「バブル崩壊で買った人がその後の億万長者」なのです・・・

なお、当然のことながら、(本当に利益を残したいなら)どんな投資でも「出口」を考えなければいけません。それは配当株投資でも同様で、買えば終わりという話にはなりません。というのも、最初に話したように 「低金利時代には普通に株を買うべき」だからです。金利が下がっているにも関わらず、いつまでも小さい配当で満足していては運用効率が悪いことになります。だからこそ、この配当株投資の出口戦略は、「金利が下がれば手仕舞いする」ということ。金利が下がって株価が上がったところでは、しっかり利益確定すべきなのです。
まとめると、「金利が上がっている不況時(不景気)に買って、金利が下がってバブル(好景気)になっている時に利確する」ということで、すべての投資は 金利に始まり金利に終わるということです。(=金利を動かすことで景気は作られます)

「不景気の大底で買って、バブルの天井で売る」というのを基本としながらも、そこにプレミアムとしての“配当”も加われば、この長期投資戦略の有効性がより高まるのではないでしょうか。“配当も入ればラッキー”くらいに思うようにすれば、失敗しなくて済むと思います。配当株狙いであっても、間違ったタイミングでは手を出さないようにご注意ください。どんな投資でも“タイミングがすべて”なのです。

(※最後にもう1つ 暴落時に有効な投資としては、「一番回復が早い市場を見つける」という方法もあります。マーケット全体がすぐには回復しないとしても、どこかの一部マーケットには資金が向かうはずです。その場合はそれまで見向きされなかった市場が選ばれることが多く、例えば “新興国など”が考えられます。それまで投資先として選ばれていなかった分、全体からすれば市場崩壊のダメージが小さかったりするのです。このようにして、バブルが崩壊すればまた次のバブルを生み出すために資金が向かう・・・これが景気(バブル)の創造→破壊サイクルの正体です)

【コラム】 ニュースの急騰・急落は逆張り狙い 2023.2.6

先日スシローの件が問題になっていましたが、トレーダー目線で簡単に解説しておきますと、実際にはスシローの株価は“もともと下がるタイミングだった”と思います。(株を持っていた場合は)その前段階で手仕舞いしておくべきタイミングなので、もしこの一件で損したという人がいたとすれば、その人は(短期では)遅かれ早かれ損していた気がします。
また、これはトレードの基本ですが、何らかの突発的なニュースによる急騰・急落に関しては、その戻りを「逆張り」で狙います。不祥事などで下がったのであれば買い。テレビ等で紹介されて短期的に急騰したのであれば売り。「事故は買い、事件は売り」と言われたりもしますが、(※今回は業績に関係する可能性もあるので当てはまらないかもしれませんが)特に難しく考える必要はありません。どのように考えれば良いのかというと、「移動平均線からの乖離」で考えれば良いです。大きく乖離したのであれば、“その乖離を埋める”というのはどんな銘柄でもあることです。それが、テレビやニュースであればより“突発的”な要素が強いので確実性が高まるということで、このような逆張りトレードが有効だということです。今回のスシローは私は見ていませんが、少し前に不祥事か何かで急落した銘柄を買っていったことがあります。(※出来高急増で見つけただけなので銘柄名は忘れてしまいました)
昔であれば、トランプ大統領のツイートでの下げは確実な買いタイミングでしたし、北朝鮮のミサイルが同様のタイミングだった時期もありました。このような「突発的なニュース後の逆張りトレード」で、どこで買って売ればいいかわからない人は “大きな乖離を埋める”ということだけ考えれば良いでしょう。(※もちろん超短期にするのが基本です。乖離を埋めれば、再び元通りの動きになります。わかりにくい場合は短い時間足も確認して下さい)
・・・そして、今回のスシローのような問題が取り上げられることで「管理監視が進む」というのは当然の展開です。世の中はその方向に進んでいるので、また同様の問題があれば注目されることになるでしょう。

【コラム】指標発表時に最適なトレード方法 2023.2.20

「CPIショック」があったりするように、指標発表時には為替も株も大きく動きます。この場合にあらかじめ注意して理解しておかなければいけないことは、“AIが上下の動きを狩ってくる”ということです。上に抜けると思ってロングすれば下がり、下に抜けると思ってショートすれば上がるというように、“ダウ理論を否定する動き”が短時間で瞬間的に起こります。これは人間には勝てない動きですので、指標発表直後は手を出してはいけません。それでは、どのようなトレードが有効なのか?もっとも確実性の高いトレード方法をお伝えします。
なお、これは別に指標発表時だけに限らず、値動きの激しい他のトレードでも有効な考え方です。(※例えば、決算後やIPOセカンダリーでも) ある意味、教科書的な手法でもあるので、ぜひ知っておいて下さい。

まず最初に初心者の方に伝えたいのが、「高値づかみは厳禁」ということです。急に上がったからといって焦って遅れて買うのは、勝てないトレーダーがやることです。このような “高値づかみをしない”を守るだけで、相場で生き残れる確率が格段に上がります。(=利益を出すことより、損失を出さないことの方が優先です)
すべてのトレードというのは、“期待値”で考えなければいけません。どこで買ってどこで売るか?を考えた場合に、遅れて買っている時点ですでにそのトレードの期待値は下がっており、適切なエントリーポイントを逃していることになります。だからこそ、「正しいエントリーができないのなら、エントリーしない方が良い(=期待値が高い)」ということを理解して下さい。(トレードは、エントリーポイントが重要です)

・・・以上が前提となる前知識です。それでは、“指標発表時のトレード”の中で、確実性の高い方法を1つご紹介します。

まずは、発表直後の上下の動きを見て、上値と下値を見極めます。具体的な数値を例に挙げた方が伝えやすいので、仮に「最初100から始まって、上値110~下値90まで上下に動いた」と仮定します。そして、その場合には上値110~下値90のレンジを抜けた方向を狙うことにします。
(=110を上抜けすればロング、90を下抜けすればショートということ。ここでは、110を上抜けした場合のロング狙いで説明します→)

では、110の上抜けでロングで入る・・・と言いたいところですが、実はこれではまだ確実性が低いトレードになります。というのも、本当に抜けたのかどうか、その時点ではまだ判別できないのでギャンブルになってしまうのです。
そのため、もうしばらく動きを見るようにすると、ようやくどちらか一方に大きく急上昇・急下落することになります。(注:この段階で入ると高値づかみになります)それでは、どうすればいいかと言うと・・・

「110を上抜けして、一気に200まで急騰した」とすれば、それが再び 「110まで戻る」のを待ちます。そうすれば、これまで上値抵抗線だった110が、次は下値支持線になるからです。
そして、「110付近まで下がるのを待ってから、買いエントリー」。これがもっとも確実性の高いトレードになります。ちなみに、その場合の利確ポイントは、最大上昇値だった200です。それより先はリスクが高くなるので狙いません。まだ大きな値幅の上下レンジは続く可能性があるので、無理は禁物です。
(=110まで下がらなくても、その付近で大丈夫です。知識があればフィボナッチで考えても良いでしょう) ちなみに、ロスカットするのは、110を下回ったところです。

以上をまとめますと、「110から90までのレンジの上抜け」を狙う場合・・・
200を天井として反落すれば、「110付近まで下がって、再度折り返し上昇するところで買いエントリー」→「200で利確」となります。(110を割ればロスカット)

これがもっとも確実性・期待値ともに高いトレードですので、トレードの基本として知っておいて下さい。初心者の人は特に、「高値づかみをやめて、戻ったところでエントリー」を意識して守るだけでも、かなり勝率・利益率が高くなるはずです。
このトレードの考え方は、すべてのトレードに応用してお使い下さい。“遅れて参加するくらいなら、次のチャンスを待つ”ということで、くれぐれも無理なトレードをしないようにしましょう。鉄板の手法をいくつか持っておくだけで、確実にトレードで勝てるようになります。

【コラム】投資とトレードの違い 2023.2.27

「投資とトレードの違い」について、どこかの機会にまとめてお伝えしておきたいと思っていました。
私自身は、「投資」と「トレード」は別物だと定義しています。きれいごとを言うつもりは一切ありません。私は投資家ではなくトレーダーであり、私がしているのは単なる「トレード」です。数字上のお金を増やしているだけで、(税金は支払っても)何かを生み出しているわけでもなく、ある種のゲームのようなものだと思います。
本来なら「投資」というのは、その企業に資金を投じることで企業の成長発展や社会への還元につながる行為であって、それがあるべき投資家の姿なのだと思います。しかし、私はその会社がどんな会社なのか知らずに売買していることもあるくらいなので、私の行為が何も役に立っていないことは自覚しています。(※だからこそ私は、少しは人の役に立つことをしたいと思って、このような情報発信をしている部分があります)

投資家の中には、たまに“投資”というものを正当化して立派な行為のように言う人がいますが、私自身はその認識は正しいとは思いません。自分がどう思うにせよ、現実的には “資本主義のルール下でのマネーゲーム” になっているのが投資の実態だと思います。嘘ばかりで騙し合う世界の中で、知識のない素人を大口が食い合うような構図が多々見られます。
そんなフェイクにまみれた世界で、あなたは勝ち抜きたいかどうか? もし、自分は“投資”ができれば良い。好きな企業に資金を投じて応援がしたい。それによって資金が増えようが減ろうが一切気にしない・・というのであれば、本当に何でも自由に好きな株を買えば良いでしょう。それでこの話は終わりで解決するわけですが、実際のところ、そんな人は私のnoteなんて読んでいないはずです。
これを読んでいるということはつまり、あなたは「自分が利益を得たい」と思っている。「利益を得なければ意味がない」と思っている・・・だとすれば、あなたは“投資”ではなく“トレード”を選択しなければいけません。「マネーゲームで勝つこと」を考えなければいけないのです。
そのためには、多数派である他者と同じことをしていては勝てません。多数の損失を少数の人間が得るからこそ、大きな利益につながるからです。「多数派と逆のことをする」というのが、トレードで勝つための大原則です。(こちらにも書きました→

以上のようなことは、私が初期から一貫して言い続けていることですが・・・ だからこそ経済ニュースのようなものは無意味ですし、投資の教科書のようなやり方だけでは勝てませんし、当然、評論家やアナリストが言うような“もっともらしい意見”も不要なのです。
それでは、トレードで勝つために一番大切なことは何か?それは、「マーケットを見る」ということです。理屈なんて関係なく、マーケットを見て、今どこに資金が向かっているのか?どこまで上がってどこまで下がっているのか?その傾向を見て対策を考える。マーケットがすべてであり、マーケットにしか答えがないのです。だから、トレードが勝てないという人は、もっとたくさんのチャートを見るべきです。それこそが最大の勉強法になります。
ちなみに、もう少し詳しく言うと、これからは“一般的な投資”ではお金は増やせない時代になると考えています。金融の世界では、いつの時代も日本人は最大のカモにされます。今、世界的に見て “日本が貧しくなった”と言われたりしますが、それは日本人が悪いというより、“日本が世界の金融システムを支える構図”になっているからです。(=世界経済がリーマンショックから立ち直ることができたのは、日本がその犠牲になったからで、それが日本の失われた30年の真相です)
これからの日本は、バブルを起こして崩壊するというように、世界の潮流とは逆のことをさせられるのではないでしょうか。実際、近年ではそんな日本で投資教育が始まり、iDeCoやNISAなどが推進されることになりました。かつて貯蓄礼賛だった日本がなぜ急に方針転換したのかというと、もう「投資で儲かる時代は終わり」だからです。(=ババ抜きのババを、最後に日本に押し付けたい) これまでの投資の正解と言えば、“インデックスを買っておけばお金が増えていく”というようなものでした。しかし、それはあくまで経済が拡大していた時代の話で、近代の投資というのはそれが前提となっていたのです。これからはお金の量が減っていく時代=経済縮小するのだから、一般的な投資では資産は増やせなくなります。もしそんな時代にお金を増やしたいのであれば、買いだけでなく、売り(ショート)やロスカットも組み合わせた“トレード”をするしか方法がありません。だから、もしあなたがこれからお金を増やしたいと思うのであれば、一般的に正しいとされている「投資」ではなく「トレード」をする必要があるのです。

さて、このような話は過去に何度もしてきたので、もう十分だと思います。せっかくですので、今回はもう少し書き足しておきましょう。
トレードで勝つためには「たくさんのチャートを見ること」と言いました。理由は、チャート上にマーケット(相場)が現れるからです。では、テクニカルだけで良いのか?というと、短期であればテクニカルだけで勝つことも可能だと思います。逆に、ファンダメンタルズの知識だけでは勝てないと思います。絶対不可能だとは言いませんが、ファンダで勝てるレベルに到達するには、大半の時間を投資に向けるくらいの努力は必要だと思います。知識・情報というフィールドの勝負では、上には上がいるためです。
ただ、そんなことを言うと、テクニカルだけで良いのか?というと、そういうつもりはありません。短時間のデイトレ・スキャルピングならテクニカルオンリーで良いでしょうが、もしより効率良く勝ち続けたいのであれば、ファンダメンタルズの知識もあった方が良いでしょう。

それでは、どのような場面であった方が良いのかというと、「銘柄選定」です。株であれば、そもそもそれは“買っても良い銘柄”なのかどうか? やはり、決算で業績が悪かった場合はどれだけチャートが良さそうに見えても手を出すべきではありません。まずはファンダメンタルズで分析して、“この株を買っても良い”と言える何らかの根拠があるかどうかを調べて候補を絞ります。(※私が初期段階で銀行や鉄鋼に注目できたのはファンダメンタルです) つまり、「ファンダで銘柄を選んで、テクニカルでイン・アウト判断をする」というのが、投資で勝つための方法になります。
(=私の場合は毎週200くらいの銘柄候補から30-40くらいをスクリーニングしてリスト化し、そこからチャートを見てイン・アウトするという感じです。保有銘柄数は地合いによって変わりますが、上昇時にはロングが多く、下落時にはショートが多く、持ち合いだと保有は少なくなります。詳細はこちら
トレードで勝てないという人は、自分に何が足りないのかを考えてみて下さい。経済ニュースや評論家の意見を参考にしたり、“これを買えば良い”というような根拠のない情報を参考にしていないか?エントリータイミングは適切か?ロスカットを決めてから入っているか? ぜひご自身の判断で “勝てる選択”ができるようになって下さい。

【コラム】投資で大事なのはメンタルではなく◯◯◯ 2023.8.13

「投資ではメンタルが大事」という意見をたまに見かけます。しかし、私は10年以上の投資経験の中で、“投資でメンタルが大事”とは思ったことがありません。それどころか「メンタルに頼ることは非常に危険」と考えていますので、そのことを書いておきたいと思います。

ここでいう“メンタル”というのは、「損失が続いてうまくいかなくてもあきらめないこと」や「含み損を抱えて辛くても耐え抜くこと」などを言っているのだと思います。メンタルが大事と言っている人は、そのように乗り越えた結果、うまくいった経験があるからそう言っているのでしょう。
しかし、それこそまさに “生存者バイアス”の典型ではないでしょうか?その人がメンタルで乗り切った一方で、どれだけの人が同じようにして退場していったでしょう。その人は、何度同じ状況に陥っても、毎回メンタルで乗り切れると言えるのでしょうか。

私が最初に投資(FX)を始めたのは十何年も前のことですが、その一番最初の時から意識していたのは「必然的に勝つこと」でした。投資で資産を増やすためには、運や偶然などではなく、必然的に勝たなければいけない。そして、そのためには “こうなってしまうとうまくいかない” というような例外を作ってはいけないのです。
例えば、金や仮想通貨・インデックス投資など、“これをすれば資産が増え続ける”と考えて投資している人は多いです。しかし、世の中にずっと上がり続けるものはありません。何十年に一度、何百年に一度であっても、わずかでも起こり得る可能性があることは避けなければいけないのです。1929年の大恐慌では、株価が89%も下がりました。それなのに、“メンタル”という一言でどんな相場でも耐え抜こうとするのは、大きな間違いでしょう。
だからこそ、私は「買いっぱなし・売りっぱなしは一番下手な投資(?)」と言っており、それはもはや投資ではなく “丁半博打のギャンブル”だと言っているのです。「損切りせずに投資で勝ち続けることは不可能」だと断言します。

それでは、投資で大事なのはメンタルではなく何なのかと言うと・・・ 私の答えは、「スキル」です。あらゆるすべての投資において、“勝つためのトレードスキル” が必要不可欠なのです。もう少し具体的な言い方をすると、「リスクリワードの高い取引ルール」ということになります。リスクとリターンを比較して、プラスになる取引を繰り返せば “必然的に”資産は増えることになります。(※そして、個人投資家の場合、リスクリワードの高い取引ができない場面では「何もしない」を選択することができます。ノーポジションであれば、資産を減らすことはありません)
今後インフレだから、不況だから、円高だから、円安だから・・・いろいろ言われたりしますが、実際そうなってもならなくても、「勝てるトレード」さえあれば何も問題ありませんし、逆に、それがなければいつか必ず失敗して退場が待っています。どんな状況になっても生き残ること。そして、生き残ってさえいれば、いずれ勝てる場面がやってきます。

さて、今回この話をすることにしたのは、先日「投資にはメンタルが大事ですね」というメールを頂戴したからです。正直、私はこれまでメンタルなんて考えたことがなかったので、これを見て驚いたのです。そして、少し考えて、なるほどと理解したことがあるのですが・・・
メンタルが大事と言っている人は、そもそも「投資で勝てていない人」なのです。というのも、投資で勝つことができていれば(勝てるトレードさえできれば)、メンタルなんて考える必要すらないはずです。
ですので、これは順番が逆で、メンタルとか考える以前に「投資で勝てるようにならなければいけないわけで、勝てるようになってから本格的な投資をスタートする」。つまり、私が一番初期から言い続けていることで、「最初は必ずデモトレードや最小ロットで始めること」という約束事があるのですが、これが大事なのです。
資金が100万あっても1000万あっても関係なく、最初は誰でも失敗します。だからこそ、失敗しても問題のない額やデモトレードで始めることにして、“確実に勝てるようになってから、少しずつ投資資金を上げていくべき” なのです。下手な投資をすればするほど資産を失うだけですので、これは必ず守るようにして下さい。
(※地合いの良い時は、誰でもどんな投資でもうまくいきます。特に仮想通貨で資産を築いた人はそんなケースばかりですが、“たまたまその時うまくいっただけの話” には再現性がなく、知っても意味がありません)

私がよくアドバイスしている方法は、慣れない間は「資金の10分の1だけを口座に入れてトレードすること」です。まずは、その小資金を着実に増やせるようにする。おそらく最初は失ったりもするでしょうが、10分の1の資金であれば、10回チャレンジできるということです。その間に勝てるトレードを身につければいいのです。
(※ちなみに、資金額が小さい人は株よりもFXがおすすめです。さらに、長期売買より短期売買の方が資金効率が良いです)

・・・以上。「投資はメンタルではなくスキル」「勝てるスキルがあればメンタルは不要」ということで、ご理解頂けたでしょうか?
勝つためのトレードスキルというのは、“リスクリワードの高いトレード” であり、そのためには当然「ロスカット位置(=リスク)を決めてからエントリーすること」が必須になります。「リスク1に対して、2以上のリターン」を目指すように意識すれば、毎回のトレードも慎重になると思います。
(=トレードで勝てない人は、確実性の低い無駄なエントリーが多すぎるのです。実際、“取引回数を絞るように” とアドバイスすると、ほぼ全員がうまくいくようになります)

これからは、私たちが経験したことがない相場状況になっていくと考えています。どんな相場でも勝つためには、どんな想定外があっても乗り越えなければいけません。もしかすると、買いだけでは資産を増やすのが難しくなるかもしれませんが、最低限「ロスカット位置を決めてからエントリー」だけでも徹底しましょう。
そして、普段から私がやっているように、「常にストップを入れる」というのもおすすめです。どうすれば良いかわからなければ、“どこかの安値を割ればロスカット” でもいいので、それをするだけで退場リスクはなくなると思います。(=安値を割ると、それまでのトレンドが転換する可能性があるため)
そして、私のトレードはそもそも「含み損を持たない」という考え方です。含み損になったということは “そのトレードが間違っていた”ということなので、速やかにカットする。「相場に合ったポジションだけを残して含み益を伸ばす」というのが、資産を増やすための正しい方法になります。
(※さらに、ロスカット(損切り)ができないという人もたまにいますが、その人は最初からロットが大きすぎるのです。まずは最小ロットで始めて、少しづつ引き上げていくのが正解。“躊躇なく損切りできるロットにする” というのが、適正な基準になるでしょう)

【コラム】 世の中の構造について 2023.10.22

そもそもの大前提ですが、テレビなどのメディアは真実を伝える媒体ではありません。だからこそ、ニュース等の内容をそのまま鵜呑みにしている限り、投資でも何でもうまくいくはずがありません。メディアというのは、大衆に対して“そう思わせたいこと” を流して思想をコントロールする媒体です。私自身は、メディアの影響を受けることは自分の判断・感覚の妨げになるので、常に距離を置いて影響されないように心がけています。(テレビ自体持っていないので見ません)
多くの人は、世の中で引き起こされる様々なイベントで感情を刺激され、喜怒哀楽を揺さぶられます。私が昔から伝えているメッセージで「すべてを相対化する」というものがありますが、何かを信じたり感情を動かされている限り、自分自身を確立することができません。そして、私が言いたいのは、それはあらゆる物事において当てはまるということなのです。

一般メディアに対するアンチテーゼとなる意見を流す人はいます。陰謀論のようなものもそうでしょう。私は10年以上前になりますが、投資情報の延長で、そのような分野も関連して知るようになりました。ですので、世の中の陰謀論で言われることはほぼ全部知っていて、大抵の“陰謀論者”よりも詳しいくらいです。ですが、それらを知ったところで特に何も思っていません。神話や有史以来、当たり前に続いてきたことだからです。 (※陰謀論者は頭が悪いと言われたりしますが、確かにそれは否定しません。しかし、その観点で言うならば、与えられた情報をそのまま信じることの方がもっと頭が悪いと言えるかもしれません)
仮に、この世の中の構造が5段階あるとすれば、1段目は普通一般の人たちの認識レベルです。学校の教科書に書いてあること・社会で言われていることが正しいと教えられてきて、そのように考えた方が一般社会では成功できます。ですが、それに違和感を感じた人が、1段目を疑うことで2段目の考えに至ります。ステップ1を否定することでステップ2に至る。最初のその入口となるのが陰謀論のようなものかもしれません。しかし、それらを信じ込んでいると、ずっと2段目の思考に留まることになります。ステップ1を否定するからステップ2に至り、ステップ2を否定するからステップ3に至る・・これが弁証法で言うアウフヘーベンというものですし、抽象度を上げるためには、今の考えを否定しなければいけません。1を否定して2、2を否定するから3ということですが、ここで大事なことは「ステップ1を理解できなければ2もわからないし、2を理解しなければ3もわからない」ということです。
今、仮に5段階という言い方をしましたが、それは別に5段階で終わる話ではなく、まだ先があるのかもしれませんし、誰もが同じように知覚できるのかという問題もあります。知覚できないことは他者と共有できないので、一定以上の内容に関しては、“人それぞれの答え” にしかなり得ないかもしれません。いずれにせよ、個々が理解できるのはあくまで “今のステップの次の段階まで” なので、ステップ1の人が段飛ばしで3や4は理解できません。

一般の人にとっての歴史認識などは、あくまでステップ1です。だから世の中のほぼすべての論議は、その範疇でしかありません。(2段目であっても通常は受け入れられません) ですが、それらすべての解釈と定義を丸ごと入れ替えることができれば、ステップ2となります。(ユダヤの本当の歴史やイスラエルの正体はその初歩です)
だからこそ、自身がどの段階であっても「今の認識とは異なる考え・逆の意見」を求め続けることです。そうすることが “抽象度を高める”ということで、それを繰り返すことで “本当のこと”に近づいていきます。注意しなければいけないのは、“自分はこれでわかった”と思って立ち止まると、そこまでだということです。“何かを信じたり何かを正しい” と考えた時点で そこから先に進めないからこそ、何かが正しい間違いという二元論にとらわれている限りはそこまでなのです。
正解というのはそれぞれの段階で異なるので、“その段階での正しさを否定すること” で次に進みます。正解が異なる以上、異なる段階同士の議論は意味がありません。最終的には、その人の人生の成熟次第でしょうが、そこに年齢も関係ありません。どれだけ「今の自分から離れようとする意識」があるかです。それは一般的な成長の定義とも異なります。他者が成長というものを定義している時点で、それは自分の尺度ではないからです。

これからの世界は、誰かが考えるような方向には進みません。陰謀論もその通りにはなりませんし、陰謀論者やスピリチュアルが期待する方向にもなりません。すべてが混在しながら、まったく別の世界になっていく・・・どこまでそれを自分が知覚できるか?その範囲を広げるのが、これからの人間が向かっていく方向だと思います。
もちろんそれにはお金も何も関係ありませんし、いつまでも捉われて変わらない人は留まり続けるだけです。世界は間違いなく “良くなる” しかありませんが、それが、これまで良かった人にとっての良いものとは限りません。これまでの延長線上ではないので、今後の世界に合わせられる人にとっては良い世界で、合わせられない人にとっては良くない世界なのでしょう。
ですので、結論だけを言えば、本当は、何かの情報を求める必要もありません。それよりも、それらから離れて “純粋に” 自分の生き方を考えることの方が大切になってきます。(※おそらく何も伝わらないとは思いますが、とりあえず現時点で書き残しておくことにしました)



「毎週更新」を始めた理由・目的


私はメルマガ等でたまに相場予測などを書いていたのですが、どうしてもリアルタイムでお伝えすることができません。
かと言って、必要とする人がいるかどうかわからないのに頻繁にお送りすることもできませんし、何か良い方法がないものか・・・と考えて思いついたのが、note上で「随時更新」するという方法です。

どれだけの人が見ることになるのかわかりませんが、私としてはなるべく後出しをしたくないので、どこかで「証拠」として先出ししておきたいと思って開設したのが、始めた理由になります。
もともとは私の「トレード履歴メモ」のような位置づけで始めたものですので、あまり期待せず、気になる方はたまに覗いて下さい。(→現在は毎週日曜に更新する形にしました)

なお、私のトレードの考え方などは、こちらをご覧頂ければおわかり頂けると思います。
このnoteでは「想定シナリオ」を書いていますが、想定通りになれば、それに合ったトレードをするのですが、もし想定通りにならなければ何もしませんし、特に気にもしません。皆さんも、シナリオが合致した時だけ参考する形で良いかと思います。
(※長らくお読みになっている方ならわかると思いますが、だいたいは想定通りになっていると思います。トレード成績としては、シナリオ通りに動いていれば利益ですし、シナリオ通りにならなければ (参加しないので)基本的に利益も損失もありません。なるべく間違ったことも書き残すようにして、失敗をごまかすことはしません)

トレード資金は1億円程度にしていますが、最近は全額使うことは少ないです。今のメインは日本株。それ以外にFX・先物・CFD・米国株、たまに仮想通貨。(※長期運用資金は別) お金を増やすこと自体には興味はなく、純粋に相場を考察してトレードを楽しむために市場に参加しています。ですので、ほったらかしや運で大きな利益を得ることよりも、想定シナリオ通りになることの方が(利益が小さくても)嬉しいです。
一般のニュースや情報は参考にしません。あくまでマーケットに答えがあり、「いつでもマーケットが正しい」というのがトレードの大原則です。自分の考えを変えることに迷いはありませんし、むしろ思い込みやこだわりこそがトレーダーの最大の敵です。少しでもお役に立てればという気持ちで始めたnoteですが、ご参考になれば幸いです。(※売買指示や取引推奨するものではありませんので、くれぐれも最終判断はご自身でお願いします)
このnoteをきっかけにして他のnoteも読んで頂き、何らかのご縁ができれば嬉しく思います。

★具体的な手法を知りたい方のために、有料note(マニュアル)を作成しました。資金管理、銘柄選定、具体的な売買ルールまで “すべて”まとめています。これで儲けようとは思いませんが、内容の割に安すぎるため「値上げ」していくことにしました。購入された皆様からは、非常に高く評価して頂いています→

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まだご覧になっていなければ、「自己紹介」をぜひ一度お読み下さい。(初心者が簡単に資産を増やせる方法もお知らせしています)