【止まらない円安とドル円展望】1月23日(火)日銀金融政策決定会合
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↓ #025 新NISAについて
相場には流れもあります。
先週振り返りもご参考ください。
米国経済
米経済は金利の引き下げが意識され、
年末までに織り込まれすぎた金利安はリバウンド中です。
よって最近の金利高はあくまで
利下げ時期の後退にすぎません。
年内に何度利下げが可能であるか、
その最初の利下げはいつになるのか、
市場はヒントを探っている状況です。
そのために米指標は重要ですので、
振り返ってみましょう。
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小売売上高(1月17日(水))
前月比0.6% (予想0.4%) 前回0.3%
コア前月比0.4% (予想0.2%) 前回0.2%
GDPの半分以上が個人消費であり、
小売売上高は消費に強さを伺うのに重要です。
今回結果は予想を上振れ、
最近の米指標より消費の底堅さが目立ちます。
利下げ最速時期3月FOMCまで
時間はまだあるものの、
利下げ意識は少し遠のいたでしょうか。
よってこの指標では米金利上昇に寄与しました。
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ミシガン(1月21日(金))
1年後インフレ予測 2.9%(予想3.1%) 前回3.1%
5年後インフレ予測 2.8%(予想3.0%) 前回2.9%
ミシガン大学消費者信頼感指数 75.9%(予想67.0%) 前回67.4%
消費者信頼感指数は大きく上振れ、
こちらも消費の強さを示しました。
しかしインフレ見込みは下振れ、
金利の上昇は一過性となりました。
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米金利
今週の米金利は一方的に上昇したように見えますが、
3.95%⇒4.2%とその幅は2.5%と大してありません。
大きな材料がない中で、
アトランタ連銀総裁ボスティック氏による
3月利下げ否定(夏まで待つべきと主張)、
小売売上高による消費の強さによって、
利下げ時期の後退⇒金利高となっています。
ちなみにボスティック氏は今年、
投票権を持つことになっていますね。
現状、米金利がとても強いというよりも
だらだらと戻しているに過ぎない状況です。
なにかきっかけがあれば
米金利はストンと落ちてしまうでしょう。
とはいえ、要人発言による利下げ観測や
雇用統計、CPIなど重要材料でないと
今は一方方向に金利下げとはいきません。
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米金利がどこまで上昇するのか
正直予測はしていません。
どこを目指しているとかはないと思います。
金利安材料が出るまでは、米金利は底堅いでしょう。
今のところ意識されるところは、
4.2%、4.3%、4.5%あたりでしょうか。
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米国株
米金利が上昇すると株安でありますが、
今年は利下げが意識されていることから
今は米金利高による痛みは限定的であり、
そこまで株安に影響しません。
実際に米国ダウは今年に入って
1000ドルも値幅がなく、停滞しています。
今週は37000ドルにサポートされ、
金曜には金利安もあり高値も超え、上昇しています。
これが短期的でレンジなのか、
上昇して40000ドル目指すかは注目でしょう。
その際は米金利安となるでしょう。
日本経済
日本の金融政策は
とにかくインフレ優先です。
年内のマイナス金利解除が予測されていますが
いまのところその危機感が後退しています。
最近の消費やインフレ指数は下振れ、
今週1月19日の日本CPIにおいても
インフレは停滞傾向にあると言えます。
とはいえ、デフレ脱却の兆しが見えており、
この絶好のチャンスは逃したくない状況です。
今年はインフレに後れを取る消費を底上げするために
定額減税や給付金、賃上げに対する減税策など
2024年は日本にとって重要な年となります。
・
今週は日本株かなり上昇しました。
日銀の早期利上げ観測の後退もありますが、
中国資金の流入も寄与したようです。
中国経済はかなり厳しく、
遂に中植企業集団は破産に追い込まれています。
その規模は5兆円規模相当に上ります。
しかしこの事態は薄々気付いていたため、
世界経済に大打撃とまではいきません。
現在中国株は暴落しており、
その代わりの投資先として
日本株が注目されているようです。
日本株ETFが人気過ぎて、
中国では取引が一時停止する事態にもなっています。
それもあって日本株は36000円を超えました。
過去最高の39000円超えも見えてきました。
中国資金流入の影響を考えると
春節前に一旦利確が入るかもしれません。
米金利の動向にもよりますが、
そのときは押し目を狙っていきましょう。
・
マイナス金利解除時期の後退や
日本株買いにとって円安となっております。
ドル円に関しては1月だけで8円上昇し
今週も4円の上昇となりました。
個人的にはそろそろドル円の上値は重く、
今月中に150円を超えることはないと想定しております。
来週は日銀金融政策や月末でもあるので
一旦の高値は先週高値148.800かもしれません。
来週は金利安や円高が重なると
想定以上のドル円下落もあり得ますので
あまり浅いドル円買いやナンピンなど
円安過信には注意が必要でしょう。
ただ対局はドル円上昇トレンドです。
146.000-500は良いサポートとなるでしょう。
個人的には147.500ラインは弱いです。
欧州経済
今週は欧州の物価指数も公表されました。
HICP 3.9%
英国CPI 4.0% コア5.1%
欧州経済はあまり細かくは追っていませんが
あまり良い状況ではないようです。
英国CPIでは上振れており
一時ポンド高が目立ちましたが、
ドルベースでは欧州通貨は弱いでしょう。
1月22日週見通し
注目される材料は以下です。
1月23日(火) 日銀金融政策決定会合BOJ
1月24日(木) ECB金融政策
1月25日(金) 米個人消費支出PCE
・
日銀金融政策決定会合BOJ
2024年中にマイナス金利解除を行うと想定されていますが、
今回は政策に変更はなく、発言でもヒントが得られくいと思います。
今年に入って円安に傾いていますが、BOJ後にドル円が
昨年高値の152に向けてチャレンジするかもしれません。
今回BOJで据え置きはサプライズ要素はないので、
次回BOJでのマイナス金利警戒となると、
発表後は一時円安も全戻し、1.2円の上下も想定されます。
・
BOJ前に気を付けることは2つあります。
1つ目は、BOJでなにかしらの政策変更前には
前日夜中に先出しリークがあるかもしれないことです。
2つ目は、BOJ12時予定ですが、
11時半くらいから変なボラがでることです。
急に1円下落でひげを付けることもあります。
発表直後も注意が必要です。
素直に円安方向ではなく、
一旦50pip円高に振れることもあります。
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個人的に注目しているのが日本株です。
BOJでの利上げ牽制がなければ株高で推移しますが、
39000円越えて40000円付近では
売りが入ると想定しております。
39000-40000での調整が入れば普通ですが、
41000辺りで髭つけて強い売りが入ると
日経は一旦調整相場になるかもしれません。
本当の底堅さとなるか、注目です。
・
米個人消費支出PCE
この指標はFRBが注目する指標の1つで、
今後の利下げのヒントになり得ます。
最近は消費の底堅さが続いており、
それに伴って金利が上昇しています。
今回PCEが弱い結果となると、
少し強いドル売り相場になると思います。
特にコアPCEが予測3.0%に対して、
2%台となると良い結果となり、
ドル売り株高要因と思われます。
・
米金利/ドル円
先ほども少し述べましたが、
現在米金利がどこで止まるか?は
価格帯だけでは推測できません。
意識されるのは10年利回りで
4.2%、4.3%、4.5%でしょうか。
4.5%までは来ないと思いますけど、、
1月22日週で米金利については、
これ以上積極的に上がりにくいと思います。
今週はブラックアウト期間であり、
要人メンバーからのヒントもありません。
※ニック砲には注意
指標の上振れ以外ではドル高要因にかけ、
月末意識されると相対的に売りとなります。
分かりやすいシナリオとしては、
明確な方向性は示しにくいなかで、
ドルは上がりにくくも底堅さはあるでしょう。
BOJで円高要因がなければ、
ドル円は押し目が基本となります。
今週ドル円予測レンジは、146.500-150.500
今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄
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