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【ドル円は今後上がる?下がる?】7月31日週振り返りと8月7日週シナリオ
お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。
最近は音声配信ハマっています(笑)
楽しく配信してますので、
よかったら聞いてみてください♪
↓ フィボナッチの使い方について
7月31日週振り返り
先週記事もみておくと
相場の流れがわかりやすいです。
ドル円実質レンジ 140.650-143.880
(ドル円予測レンジ 138.000-144.000)
週値幅 300pips超
![](https://assets.st-note.com/img/1691231986991-Hvow0WeARW.png?width=1200)
今週触れておくべき話題は、以下です。
日銀指値オペ
米国債格下げ
BOE政策金利
雇用統計等の米指標
日銀指値オペ
今週は先週の政策金利を受け、
特に円の方向性を見定めることを意識しておりました。
日銀はYCC修正で長期金利上限を1%引き上げましたが、
あくまで柔軟に対応するための措置である姿勢です。
ただドル金利上昇も懐疑的な中、
先週末までの材料ではドル円の方向性は不明でした。
そして7月31日10時10分、
日銀は臨時オペを通知。
0.60%付近で指値オペということは
日銀は今長期金利をそこまで引き上げる必要はない
と考えている示唆です。
よって、そこから円安ムードになっていきました。
現在のインフレ見通しや日経推移を考えると
まだ短期金利操作は難しそうですね。
米国債格下げ
8月2日の朝方に
大手格付け会社のフィッチが
米国債の格付けをAAA⇒AA+
に格下げました。
世界三大格付け会社は
S&P、ムーディーズ、フィッチ
で、世界の95%のシェア誇ります。
個人的にはそこまで気にしていないのですが、
短期的には影響は出てきます。
米国債の信用が下がると
米国債が売られるので、米金利は上がります。
金利と国債の相関について、
国債が買われると金利が下がり、
国債が売られると金利は上がります。
金利が上がると国債は売られ、
金利が下がると国債は買われます。
しかしドルの価値が下がるリスクもあるので
ドルは売られます。
よってこの問題で明確に
為替の方向性は決めることができません。
過去に2011年にS&Pが格下げしたときは
かなりドル安に振れたようですが、その後戻しています。
(世界基軸の地位が変わるわけではないですし)
株式への影響は少し出たかと思います。
日経は8月2日から1200円以上下げています。
![](https://assets.st-note.com/img/1691294477962-agR0CCACEf.png?width=1200)
そこまで気にする材料ではないかと考えていますが
枯れ場にむけたポジション整理や
なんとなくの警戒感ではないでしょうか。
また日本は米国債を多く保有しており、
金利上昇の際のリスクヘッジの役割があります。
日本の財政を支えるうえで
米国債は重要なので日本株は下げたくらいで
あまり強い根拠はありません。
しかし日本株は今後も上がっていきますので
良い押し目になってくれると拾いやすいです。
BOE政策金利
8月3日 日本時間20時
英国中央銀行BOEが政策金利を発表しました。
結果:25bp利上げ 5.00%⇒5.25%
(50bp 2人 25bp 6人 据え置き 1人)
![](https://assets.st-note.com/img/1691295925211-43B6BpWjVt.png?width=1200)
メンバーでも意見が分かれていますが
現在のインフレ率や経済状況的には
利上げ支持が多いのは納得です。
ポンドドルは米金利の一旦高止まりもありますし
短期的には上昇トレンド入りするとみています。
(米と英の政策金利差は0.25%)
ポンド円はまだ拾う場面ではないので、
ドル円見ながらタイミング見計らいます。
雇用統計等の米指標
7月FOMCの解説と
相場認識の考え方は先週もお伝えしています。
7月FOMC後の短期的な見通しは、
9月FOMCの利上げやドットチャートに注目、
そのためにデータの蓄積が大切な状況です。
FOMC後の米指標は、
deflator、ミシガン、ADP、PMI、ISM、雇用統計など
様々ありましたが、
9月利上げに踏み切るには弱いです。
勿論8月最重要米指標はCPIですし、
9月FOMCまでは時間がまだあります。
(9月雇用統計、CPIも控えています。)
しかし8月の相場の薄さや米国債格下げで
なんとなくのリスクオフ調整の雰囲気の中、
これまでのデータ的に、
米金利がこれ以上上昇するのには限度があると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1691296148014-BtRXu0fF04.png?width=1200)
正直米金利が4.200まで上昇したのは違和感で、
米国債の売りが金利上昇圧力になったかと想像しています。
現に米金利が上がっている中で、
ドル円やドルストのドルはそこまで買われていません。
4.200%まで上がった後は4.042%まで下げています。
ドル円の買いトレンドはまだ終わりではないですが、
短期的な下降トレンドには警戒です。
7月31日週振り返りまとめ
米金利高は短期的に折り込み、
ドル安トレンドに向かう可能性あり。
(次週CPI次第なところある)
相場は薄い時期に入っており、
今年はリスクオン傾向だったので、
株など下落調整が入りやすい(リスクオフ警戒)
日本の緩和維持は継続であり、
長期金利の上昇には指値オペで対応中。
⇒円安ムード終わりではない。
7月31日週の私のドル円トレード戦歴でも載せておきましょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1691302775095-9ginaAR7Qs.png?width=1200)
損切はタイトに、利確もしつつ、
伸ばせるところで伸ばせていますね。
私のリスクリワードが良いトレードスタイルです。
参考になれば。
8月7日週シナリオ
注目米指標
8月10日(木) 米消費者物価指数
8月11日(金) ミシガンインフレ予測
今週重要な指標は
消費者物価指数CPIでしょう。
その他は特に材料なく、
値幅もあまりなく推移する想定です。
CPIの振り返りと仮説は用意しておきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1691298023858-1pUomy5zHc.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691298088461-nTweVKXiDX.png?width=1200)
消費者物価指数 前年比
8月予測値 3.3%
(7月 3.0% 6月 4.0%)
7月コア消費者物価指数 前年比
8月予測値 4.7%
(7月 4.8% 6月 5.3%)
総合は先月より上振れていますが、
特に焦る必要はありません。
原油価格が上がっているので想定ないでしょう。
コアCPIも先月よりも-0.1%予測と
なんともいえない材料となりそうです。
今週CPIはあまり動かない想定します。
予測値的には9月FOMCには弱い材料です。
コアが4.9%と先月超えてくるよう出れば
ドル高になるかもしれません。
それを踏まえたうえで
今週ドル円予測レンジは139.500-143.500です。
![](https://assets.st-note.com/img/1691298841323-gnRL7YiyDv.png?width=1200)
今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄
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