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見たもの、読んだもの

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私の気持ちの忘備録として。
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#本

千早茜「男ともだち」を読んだ。

千早茜「男ともだち」を読んだ。

恋愛関係に辿り着くのが男女の関係性として至高なのだと、21歳の私は思っていた。
恋愛至上主義。
はあちゅうの恋愛コラムを片っ端から読み漁っては、都内で仕事も恋愛もキラキラにこなす生活に憧れを抱いていた。

その頃私には好きな人がいた。
6歳上で、毎日日付が変わるまで働いている、とても忙しい人だった。
「こう忙しいとなかなかプライベートの連絡が返せなくて」なんて言いながら、私が送ったメールには返

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