教師の9割は間違えている体育の「準備運動」②

走り幅跳び~「主運動」につながる「始運動」を個別評定のシステムで仕組む~

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『ワンコインでマナブ① “準備いらず”の体育授業 (教育)』(きっちん 著)


 走り幅跳びの準備運動(始運動)について前回書いた。今回は、中・高学年での始運動を紹介する。

<中・高学年編>
★リズム踏み切り★

 子どもたちが一番苦手とするのが助走と踏み切りの連動、すなわち、踏み切り前の3歩である。「タタタン」とリズムよく重心を落とし、踏み切りをできるようになれば、記録も自ずと伸びる。
 始運動の段階で、この点に絞って指導をする。中・高学年では技能的なことに関する指導も入るため始運動の段階で体の準備と技能を高めるための指導を教師が意識することが大切である。
 指導の流れと場図は、以下の通りである。
①子どもたちを5人グループに分け、列を作らせる。
②1組目から順番に、砂場に向かって走らせる。
③1組目の人が、ラインを超えたら、2組目の人が走り出す。
④教師は、「タタタン」のリズムで踏み切っているかだけを診て評定する。

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