![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114453229/rectangle_large_type_2_7bd67ad354b0da3e14e78374eaa0e5d4.png?width=1200)
049 課題発見力とは何か?
ほとんどの因果関係は循環構造
我々はロジカルに整理しようとする場合、ついついピラミッドストラクチャーで考えてしまう
![](https://assets.st-note.com/img/1665895875453-5adQp4H5RS.png?width=1200)
たしかに数値化できる世界はピラミッド・ストラクチャーが向いている
でも数値化できない世界、つまり人や社会に関することはピラミッド・ストラクチャーはまるで向かない
相互作用で出来ているからだ
例えば、株価は一見数字で出来ているけど、変動を決めるのは人の心理である
多くの人が「上がりそうだ」と思ったら上がるけど、その上がった株価を見て「今度は下がるのでは」と思えば下がるように、人と株価の間に相互作用がある
![](https://assets.st-note.com/img/1665896761913-pLsZrapMGu.png)
課題は自身の興味・関心、知識、価値観から発見される
課題発見力をループ図化すると下のようになる
![](https://assets.st-note.com/img/1665899552116-Nqk0eO4Cqf.png?width=1200)
ここで言いたいことは、課題は問題意識(自身の興味・関心、知識、価値観)から発見されるということ
したがって問題意識の異なる誰かが同じ相手とヒアリングしたら、まず異なる課題を抽出することになる
ここはピラミッド・ストラクチャー思考の人からいつもダメ出しされる部分なのだけど、実際、同じ現象に出くわしても、人それぞれ感じる課題は異なるのだから仕方ない
『自律型組織をデザインする』好評発売中!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?