世界的に有名なCEOを輩出しているインド工科大学の選考とは?
世界的に有名な大企業のトップ人材をも排出するインド工科大学。
実際、アメリカGoogleのCEO「スンダル・ピチャイ」や、マイクロソフトCEO「サティア・ナデラ」など世界的大企業のトップ人材を輩出していることでも有名です!
先週そんなインド工科大学の選考会が実施されたので、今回はインド工科大学の「概要」と「特殊な選考プロセス」をお伝えします。
1.インド工科大学について
インド工科大学(通称IIT)は、1947年に独立したインドの経済的・社会的発展に資する人材を養成するため、特に科学者と技術者の育成を目的に設立されました。
インド国内に23校をもつインド工科大学はアメリカのマサチューセッツ工科大学をモデルにして設立され、最⾼峰の技術系学⽣が集まることで世界的に注⽬されている大学です。
大学ランキング上位のIITマドラス校、 IITデリー校、IITボンベイ校、IITカンプール校、IITカラグプル校の5校はOld IIT、それ以外の18校はNew IITと分類されます。それぞれのキャンパスは独立運営されています。
2.特殊な選考プロセス
そんな激しい競争を勝ち抜いた学生が在籍し、世界の名だたる企業から引き合いのあるインド工科大学では特殊な選考フローが組まれているんです!
インド工科大学では、企業が独自に学生にアプローチすることができず、学生の就職活動および企業の採用活動をプレースメントセンター(就職課)が取り仕切っています。
基本、インド工科大学の学生を採用したい企業は、指定された期日に大学をおとずれ、その日に採用選考を行う「オンキャンパスリクルーティング」のスタイルをとっています。
※新型コロナウィルスの影響で2020年、2021年はオンラインにて実施されました。
インド工科大学の学生を採用したいと思った企業は事前にさまざまな書類を提出する必要があります。この資料に基づき、プレースメントセンターが企業を、面接の枠組み(Day1からDay10)に振り分け、企業はその枠組みに面接をするという形を取っています。
面接会当日、企業はその日中に内定を出す必要があります。面接したあと、一旦社内に持ち帰り検討するというようなことはできません。
学生側も内定をもらったその日のうちに入社をするかどうかを決めなくてはなりません。
そして、日本の学生のようにすべての面接の結果がそろってから、どこの企業に行くのかをきめるということはできず、1社から内定をもらった時点で就職活動は終了です。
例)
Day1に面接のある学生であれば、Day1にもらった内定の中から1社内定先を決める、もしくは、全て内定を断り翌日のDay2に参加するか二択です。つまり企業としては、プレースメント初日のDay1に参加する企業が圧倒的に基本すべての希望していていた学生と面接することができますが、Day3に割り振られた場合、面接を予定していた学生がDay1で受けた会社の内定を承諾すると、その学生との面接は行うことができません。
そのため、プレースメントの日程は重要になってくるのです!
まとめ
事前に大学に書類提出などの手間はかかるものの、面接から内定だし、内定承諾まで1日で完結することができるインド工科大学の特殊な選考について理解いただけたでしょうか。
優秀なIT人材を効率よく採用できるインド工科大学のプレースメント。
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