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謝りたいことは多々あるけど、これからもよろしく

僕には妹と弟がいる。弟については過去に書いたのでよかったら一読くださいませ。(弟のことというか、名前についてだけど)

今回は妹の話を。父の日や母の日があるように僕にとって今日は妹の日なのだ。

今では普通に会話するし、共通の趣味であるジャニーズのコンサートに2人で参戦したりもするが、昔から仲が良かったわけではない。

精神的に幼かった僕は妹にも弟にも八つ当たりしていた頃があった。反抗期で面倒くさい時期もあっただろう。妹はあの頃の僕に対して「死ねばいいのに」という小さな殺意を抱いていたそうだ。

2人の関係が修復し出したのは僕が大学に入ってからだと記憶している。大学1年は自分にとってピークだったんじゃかいかというレベルで楽しかったのだ(彼女はいなかったけど)。妹に「めっちゃ楽しそうだね」と言われたことも覚えている。

反抗期を抜けて楽しい大学生活を迎えたことで心に余裕ができたのかもしれない。今思い返せばまだまだ考え方もガキ臭かったし、割と調子に乗っていたがその話は面白くないので封印させてもらう。兎にも角にも徐々に会話が増えてきたのがその頃だった。

関係が修復しだした頃、高校生だった妹は試験の前日に僕の部屋をノックして「お兄ちゃん、この数学の公式ってどういう意味?」と聞いてくるようなクレイジーガールだった。

公式の意味なんて知ってたら数学者になってるからな。意味なんて考えずに暗記しろよ。などと答えた気がする。試験を終えた妹にどうにかなった?と聞いたら「わからなかったから全部2って書いた。一番ありそうじゃん?」という理解不能な言葉が返ってきて笑った。もちろん結果は0点である。

妹が通う学校からは度々「このままだと留年です」という電話がかかってきた。僕が昼くらいに起きると、リビングには妹が寝巻きのまま「いいとも」を見ながら母が作ってくれた弁当を食べてる姿があった。それはもう日常的な光景だった。

別に不登校ではなく、単純に面倒くさい、起きれない、眠い、というアウトロー(?)な理由だった。「今日学校は?」と聞けば「部活だけ出るかな」とマネージャーなのに部活だけは出るんかいという謎の真面目さ。

そんな感じだったので妹と母はよく喧嘩をしていた。学校はサボる、留年しそう、大学受験もやる気ないという状態を母は心配していたが、そこはスーパー反抗期な妹。バチバチに言い争って終わる日々。

「父親は妹になんも言わんのか?」疑問に思った僕は「なんか言ってやれよ」と促したら父親からは驚きの回答。「だって、あいつ怖いんだもん」

僕には厳しかった父親も反抗期の年頃な娘にはどう接したらいいのかわからなかったらしい。

そんな妹の大学受験期、僕が唯一「兄らしい」振る舞いをしたことがある。

夜だったと思う。リビングには僕と妹だけ。話の流れは覚えていないが、僕は妹に自分が抱いていた受験期の後悔についてなるべく説教くさくならないように話した。もっと勉強しとけばよかったな、という大した内容ではないのだが、やりたいこともないなら大学行かせてくれる親に感謝してとりあえず大学行くのもありなんじゃないかと。

それから数日後、母から「妹が勉強し始めた。ファジネ(僕のこと)に言われたことが心に響いたらしいよ」と言われる。めっちゃ嬉しかった。

さらに2週間が経った頃かな。リビングで勉強せずにテレビを見ている妹の姿があった。「飽きた」らしい。兄の言葉の効力は2週間でした。

高校はギリギリ卒業できたが、1年浪人して適当な大学へと進んでいった妹。まぁ、君が元気にしていれば兄としてはなんでもいいんだけどさ。

それからも色々あった。一番大きかったのは僕が軽率にモーニング娘。のコンサートに誘ったせいで鞘師里保(以下、りほりほ)にどハマりして、君はりほりほに人生を捧げるように生きていたことだろうか。あの時の妹はめっちゃキラキラしていた。

でも、りほりほが卒業発表した時に号泣していた君を見て、なんで僕はあの時モーニング娘。のコンサートに誘っちゃったんだろうと後悔したし、そのことについて謝ったけど、「そんなこと気にしないで。私はりほりほに出会えて本当に良かった」という言葉に兄は救われたし泣きそうでした。りほりほがモーニング娘。を去ったことで君は仕事を辞めてしばらくニートになりました。そういうところ本当に好きです。最近になってBABYMETALに参加するようになったりほりほですが、未だにどういう感情で見ていればいいのか分からないという様子の君を見ると少し心が痛みます。

長々と書いてしまったな。まるでシスコンのようだ(シスコンは事実だ)。まだ書きたいことは山ほどある。君が突然エヴァンゲリオンを見始めてカヲルくんにガチ恋したこと(今は落ち着いてるけど)や、最近だと田中樹(来年デビューが決まったジャニーズの未来を照らすグループSixTONESのメンバー)の女になりたい人生だったという発言が僕のツボです。

なにはともあれ、僕は君に取って最良の兄ではないと思うけど、君は僕にとって最上の妹なので、できる限りは力になれるよう頑張りたいです。頼りにならない兄だけど、これからもよろしくお願いします。Hey! Say! JUMPのドームツアーのチケット取れたら一緒に行こうね。

そして誕生日おめでとう。素敵な一年に、というかこの先ずっと楽しいことが多めな人生であることを願ってます。結婚するときはちゃんと報告してね。事後報告とかされたら泣いちゃうぞ。

それでは最後に、妹とよく聴いてたなというこの曲を。GOING UNDER GROUNDで「トワイライト」今聴いてもめっちゃ良いーー


この文章をお読みになられているということは、最後まで投稿内容に目を通してくださったのですね。ありがとうございます。これからも頑張って投稿します。今後とも、あなたの心のヒモ「ファジーネーブル」をどうぞよろしくお願いします。