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30歳過ぎたおっさんが好きな恋愛マンガ

自粛、自粛という重苦しい空気に、煙草と酒しか生きがいがなくなりそうで怖い今日この頃。皆様は、いかがお過ごしですか?

僕はファッキンウイルスのせいで楽しみにしていたジャニオタ飲み会(ジャニーズ好きの友人たちと自担について語り合う会)は延期になり、モーニング娘。のコンサートは中止になり、女の子とデートする予定は相手が骨折していつになるやらって感じです。最後の自粛と関係ないですね。お大事に。

前置きが長くなりましたが、ここでは同じように予定がなくなり、家で過ごす時間が増えて暇だという方に向け、三十路オーバーのおっさんが恋愛マンガ(完結してる作品から)をお勧めしようかと思います。あなたのトキメキ不足が少しでも解消されれば幸いです。

あ、でも人によってはさらに気分が落ち込む作品もあるかもしれません。予めご了承ください。
リンク貼ってますけどアフィはやってないんで、安心してください。

ヤンキーと優等生の組み合わせはいいよね

三角関係とかまじで苦手なんですよ。上手くいってる2人の間に入ってくる奴とか、夏に出てくるGくらい嫌い。そんなわけでストレスなく主人公の行く末を見守りたい方には、やはりラブコメかなと。それでラブコメと言ったら僕の中では西森博之先生なのでこの作品を。

そこは「天使な小生意気」じゃないのか、というツッコミもあるかと思うんですけど、個人的に一番好きな西森博之作品。主人公は見ての通り人相が悪く、そのせいですぐ絡まれるんですが、ケンカがめっちゃ強いうえに躊躇がないので「悪魔」呼ばわりされています。そんな主人公が高校に入学して出会ったのが、茶道部の部長「姉崎」。黒髪ロング超絶美少女&優しさに満ちた聖母のような性格、というパーフェクトヒロイン過ぎて心に眠りし童貞が目を覚ますようなキャラ。

そんな相反する存在との出会いによって、主人公が少しずつ成長していく物語です(多分)。キュンキュンするというよりは、ひたすら主人公を応援したくなります。サブキャラもめっちゃ良いし、終わり方も素敵。Kindleだと1巻無料らしいんで今がチャンス(?)全11巻と、そこまで長くないので読みやすいかと。

読後感が最高な作品

いくえみ綾先生の作品は全部読んでるわけではないのですが、終わり方が最高すぎたのがこの作品。

主人公は売れない役者。住んでるボロアパートの隣に引っ越してきた高校時代の同級生(女性)に憑いている少女の幽霊的なものが見えてから彼の人生に変化が訪れ、なんやかんやあって最高の終わり方を迎えます(雑)。全3巻という短さなので、設定やら展開やらを話すとネタバレになってしまうので、ご自分の目でお確かめください。重い展開もあるんですけど、最後は良い意味で泣けます。

生まれて初めて第二の男的なキャラを好きになった

上述しましたが、三角関係は嫌いです。少女マンガでもメインキャラ派。花より男子でも花沢類より道明寺司。そんな僕が「こいつ、たまんねーな。幸せになってくれよ」と心底思ったのが本作に登場するヤマケン(表紙左のキャラ)

映画化、アニメ化もしてますが少女マンガという括りの中では一番好きかもしれません。ざっくり言えば喧嘩っ早くて問題児な男の子(ハル)と勉強しか興味のない主人公(シズク)が出会って恋してなんやかんやあって、なんやかんやなる話です(説明がひどい)。

どちらも人間的に不器用で可愛くて、2人のカップリングがもちろん一番好きなんですけど、途中から参戦するヤマケンのツンデレドジっぷりがたまらない。まず顔が良い。メガネ姿もイケメン。ハルは家庭や過去に闇を抱えてるので、途中それなりに重い展開もありますが、読んでて良かったなと思えるラストです。サブキャラの恋愛模様も楽しめるし、純粋にキュンキュンできる要素多めかなと。

同作者の直近で完結巻が出た「僕と君の大切な話」もオススメです(前にnote書いた気がする)。重い展開ゼロなので、トキメキ摂取したいだけならこっちの方がいいかも。ただ、6巻は致死量のキュンキュン度なので、油断すると死にます。

ただただ甘酸っぱい気持ちに浸りたい方へ

争いもなく、だれも傷つくのは見たくない。平和で、それでいてトキメキや青春の甘酸っぱさを感じたい。そんな方にはこの作品。

実写化もするらしいんですけど、ここ数年で読んだ作品の中でトップクラスに好きな作品です。水泳部の女の子と、屋上で隠れて絵を描く男の子(書道部)が出会って、女の子のお父さん(離婚して疎遠になった前のお父さん。今は母と再婚相手とその息子である弟と仲良く暮らしている)を、男の子のお兄さん(探偵。性転換手術して今は女性)に探してもらうことになって、なんやかんやあってなんやかんやなる話です。

結構重い設定もあるんですけど、あえてそうしない描き方が秀逸で、読む側のストレスがないんですけど、でもいろいろ考えさせられるし、普通に泣けるし、めっちゃキュンとくるという不思議な魅力に溢れた作品。連載中の「水は海に向かって流れる」もオススメです。

男女間で感想に相違ありそう

高野雀先生の作品は個人で出されてる作品以外は読んでると思うんですけど、その中でも読み返す頻度が高いのが「13月のゆうれい」です。

可愛いと言われるのが苦手な主人公が合コンで出会った超絶タイプのイケメンに恋するのですが、その相手は数年間会ってなかった双子の弟(趣味が女装。性自認は男性)と同居していたことが判明して話が進んでくんですけど、多分女性は主人公に、男性は相手の男に感情移入する気がしていて、男性の方がダメージ負うかもしれません。

誰しもコンプレックスはあると思うのですが(全くないと言い切れる人とは仲良くなれない)、そういったものを好きな相手には見せたくないなと思って取った行動が裏目に出たり、勘違いしたり、過去の苦い記憶が蘇って気を失いかけました(誇大表現です)。2巻完結なのですぐ読める量ではありますが、それなりに重いし、胸糞悪いキャラも出てくるので、読む人は選ぶかもしれません。

まとめ

なんか書きたいから書き始めたんですけど、マンガの紹介難しすぎて「なんやかんやあってなんやかんやなる」を多用しすぎたことをお詫びします。10作品くらい紹介するかって意気込んでた2時間前の自分を殴りたいです。

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