【キャリア/就活】OB訪問を僕は重要視してなかった。


「OB訪問」なんて就職活動でしか聞かない言葉。実は僕、OB訪問を一度もせずに就職活動を終えてしまった人間です。サークルの2個上の先輩は身近すぎるのでノーカウントです。社会人になった今自分のキャリアを考える機会の中でふと思ったので、思い出しながら書いてみます。


○OB訪問ってそもそも?


OB訪問とはズバリそのまま、「同じ大学出身の社会人の話を聞くこと」です。一般的に言われているメリットは

・志望動機をブラッシュアップする→社内の視点から添削してもらう
・人の雰囲気は分かる→社風を肌で感じる
・社会人相手に話す練習になる
・なかにはOB訪問が合否に関わる(商社など)←これはマスト!やるべし!

時間も手間もかかるので片っ端から数をこなすのは進めないですが、志望度の特に高い企業及び同業他社ならメリットを享受できるはずです。


○金融業界は、求められないならどっちでもいいかも


メリットの一方で僕は金融業界に身を置いていますが、2つの理由で正直しなくても良かったと思ってます。ここからは、僕の企業はOB訪問の回数を重視していないという前提で話しますね。
本当にそうか知りません(笑)。内定はもらったので、それで切られることはないでしょう。

①会社説明会でそこそこの人数に会える
会社説明会で社員が出てくるケース。大体社員と座談会と称して自由に質問できる時間があります。そこで質問すればいい、意外と皆質問しないんですよね。「なぜこの会社を志望しましたか?」「やりがいはなんですか?」と誰でも言える質問はすぐ出て、10人くらい寄っているのに空白の時間が生じることさえ…。
僕がむしろ空白を埋めるために3連続質問ぐらいして、社員も苦笑いした回もありましたが、質問を確り練れば得られるものは大きい。何なら説明会後に社員を捕まえて聞き倒しても良い。
「会社説明会に呼ばれる=会社の顔として出せる社員」と、その会社が見ているので優秀且つ社風を体現している可能性が高いです。

金融は主旨の異なる説明会(全体、分野別、中には大学別なんてものも)が複数回あるので、本番までにトータル10人くらいには会えます。自分としてはここから人数を増やしても、収穫は逓減していくと思ったので、これで良しとしました。


②結局配属された場所の人による
どれだけ社員に会っても、入社後にその人の下で働く確率は僅少です。「いろんなキャリアがあるよ」といっても最初は大抵営業。まして全国転勤の職種であれば尚更。全体の雰囲気は掴めても、一つ一つの配属場所にマッチするかは別問題。
ちなみに僕の配属場所の人間関係は当たりでした。特段不満はないですが、別支店の友人は「仕事中に息ができない」「週5回飲み会」「突然先輩が来なくなった」…聞くに堪えないです。


○でも、「ヒト」を志望理由にするならした方がいい


金融商品は差別化が困難です。保険も運用商品も銀行預金も手数料水準もさして変わらないです。どこかが新商品を出せば他も追随し、価格競争に陥るリスクが高い。
成果に徹底的に拘る人、長期的関係を望む人、個人の力で生き延びる者、協調して成果を出したい人。「自分は社員に会って、○○の話を聞いて○○と思った」と言えれば、空想で物語るよりも説得力が増し、自分でも腹落ちして喋れるのではないでしょうかね。


○まとめ


やるかやらないか迷ってるならやったほうがいいです。それで得るものが少なければやる必要はない。ただ、志望動機やキャリア軸の土台はないとただの質問会で終わっちゃう。「自分の為に頂いている時間」なのだから、自分に関わる自分にしかできない質問をしよう。希望に溢れる就活生の皆にはまだまだ頑張ってほしい。