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シン・ウルトラマンを観た

公開初日のレイトショーで観ました。

私は妹と2人姉妹で、男の兄弟はいなかったこともあり、ウルトラマンにはまったく縁がなく育ちました。
大ファンの米津玄師さんが、映画「シン・ウルトラマン」の主題歌を担当しなければ、観に行くことは100%なかったと思います。

結果、米津さんの主題歌を抜きにしても、とても良かったです。
ウルトラマンは孤高のヒーローなんですね。
他のウルトラマンの物語を知らないので実際の人物像(外星人だけど)がわからないのですが、この映画のウルトラマンには、私はすごく寂しさを感じてしまったんです。
「ウルトラマン、あなたの想いは崇高で尊いものだけど、でも本当にそれでいいの?」っていう…。

あのラストシーンからのエンドロールで、イントロなしで流れる米津さんのM八七が、その心情をより増幅させてくる。
映画では描かれていない物語の先を、あれこれ想像しては、人類の平和よりもウルトラマンの幸せを祈らずにいられないという…そうであって欲しい。
オタク気質な人間なので、妄想が止まらなくなります。

遥か空の星が ひどく輝いて見えたから
僕は震えながら その光を追いかけた

米津玄師「M八七」歌詞

この、人間がウルトラマンに抱いた憧憬に溢れた詞。その光景を鮮明に想像することができて、この出だしは本当に秀逸。
出だしだけでなく、はじめから最後まで全ての歌詞を貼り付けたいくらい美しく素晴らしいのですが、それはもはや引用ではないので、自重します。

こんなウルトラマン初心者の私ですらこんな有様なので、古からのウルトラマンオタクの社会的地位もあるだろう、いい年齢の方々が「涙が止まらなくなりました」とか、「ウルトラマン頑張れ!!」と心の中で幼い頃の自分と同じように叫んだとか、そういうツイなんかを目にすると、心が震える自分がいます。
子供の頃の無垢で純粋な心が蘇るというか、むしろその瞬間は戻っていたのかも知れないですね。
ああ、なんか泣けてくる。

こんな感情は久しぶりでした。
米津さん、ウルトラマン、ありがとう。

↑M八七のMV

↑映画の映像を使用したMV

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