子どもを一人の人間として接するとは?中学生の場合③

すっかりご無沙汰してしまいました。
9月は学園祭があった学校も多かったのではないでしょうか??

さて、附属中学校でも学園祭があったので参加してきました。

我が家は子ども達二人とも国立大附属なので、最近の公立の学園祭事情は分からないのですが、附属中学校は中高一貫校なので高等部と一緒に学園祭をしているということで、私が経験した高校の学園祭に近い印象を受けました😅いや、むしろ大学の学園祭の方が近いと思います。

本来なら模擬店も盛大にあったのですが、今はコロナの影響で、ごく限られた飲み物やお菓子程度しかなく、子ども達にとっては残念だろうなと思いました。

この学園祭は、附属中学校・高校の特徴の一つであるほど重要なものですが、まずは学園祭実行委員が一年前から立ち上がり、学園祭のテーマから予算から準備、企画全てを生徒達が行っています。
先生方は、生徒の出した稟議を承認したり、アドバイスしたり、いわゆる決算をする上司たいな存在です。
そして、各実行部の部長は高校2年生が担っていますが、中学一年生から各実行部に所属出来るのも特徴です。
もちろん所属してもしなくても良いので、将来、実行部として活躍したい人は中学一年生から4年間の経験を積んで各部長になるわけです。

中学生は、各クラスで出し物をしたりしますが、それも高校生がそれぞれ担当してアドバイザーとして一緒に作り上げてくれるので、基本的には先生方は、やはり承認する上司の位置付けです。
この生徒の企画、実行力を育てるのには、とにかく先生方は一歩後ろで見守り、上級生が教えてくれるというスタンスが一番なのでしょうね。

先生と生徒の関係が、上から指示を出すということは全くなく、生徒が提案したことを先生が承認するという構図がはっきりしているのが一番の特徴だと思います。

先生→生徒ではなく、生徒→先生

これって、やっぱり学舎が子ども達主体になっているということを現しているのではないでしょうか?

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