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風邪のあと

風邪治ったのに身体が屍ってた話

風邪を、ひきました。先月末のことです。
自己紹介をすると、私は非常によく風邪をひく人間でした。年に2回は風邪引くし、小学生の頃は我先にインフルエンザにかかり、大抵AもBも連続でかかるので保健の先生に「毎年のプレゼントみたいだね」とか言われてました嬉しくねえよ。

そんな私が最後に風邪を引いたのは2018年。なんとか大学受験年を乗り越え、大学入学年度はコロナがスタート。マスク必須に換気にと世間はクリーンになっただろうし、私も少しずつパワーアップ(体力増加)していったので何度か危うい時もあったが風邪を引かずに気付けば新4回生。

正直この4年間、毎日毎月毎年、忙しさが更新されていった日々。
いつ風邪ひいてもおかしくないと過ごしていたけれど、気がつけばいつでもひけないスケジュールに。春休み中とは言え、人数の足らないバイトや部活動のイベント、自身の就活に資格勉強に・・・そんな中に風邪から逃げ切れなくて、38.6まで熱が出た。

期待をしていたのは、体力がついた私は風邪も1日2日で治せるんじゃね?ということ。結論、熱は翌日に微熱まで下がり、火曜日夜に発熱からの人手不足のバイトに金曜日出勤。意外としんどく、バイト後に会った部活の後輩に「(私)バイトしてた」「(後輩)死にますよ」とか言われた。
余談ですが、一般常識的にもそんなすぐ治すもんじゃないと言って貰えたみたいで救われた(風邪 何日で治る とか検索してた)。

そんな感じで、私1週間かからず治せた!と意気揚々だったんだけど、それから休日に屍になる日が続いた。仕事や活動のある日は1日元気なのに、休日はとにかくしんどい。やる気が起きない。何も出来ん。生産性皆無。
まあ、まあまあ、と言いながら、内心かなり焦燥していた。春休みじゃなかったらどうしてたの?就職したらどうするの?まだ風邪ひいてんの?と焦って、ただただ重い身体が憎々しかった。

そんな時、不意に、L〇NE漫画を読みながら、ふと、「気が抜けたんだな」と自覚した。
この4年間で、生活が全て変わった。
楽しいことも辛いことも苦しいことも、幸せなことも全てが毎日私にあって、がむしゃらに走り続けた日々だった。

ああ、身体は休まっても、心が安まってなかった。

そう自覚して、許せた瞬間に、心が浮いた。安らかに成仏した幽霊のように、私にあった重い何かが溶けたのを感じた。

そんなこんなで、風邪が治ってから1週間以上不調だったのだけど、無事に治りました。今後もますます忙しい日々が更新していくので身体の不調もまたすぐ来るかも知れないけど、それ以上に心の体力も気に掛けていこうな、私。

ちなみにすっごい余談なんだけど、駆け抜けた日々の心労については労れて落ち着いたけど、目下めんどくさい悩みには蝕まれ中です。これについては、未だ未だ悩むことにします。いつ解決するんやろ。

#この経験に学べ

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