TRUMP配信初見時の感想録

・ウルがソフィーの孤高の強さ(ダンピールを「ダンピールだから劣っているとは思わない」と言いきるところ含めて)に憧れ、ソフィーがラファエロの高潔さに憧れて、ラファエロはウルを守ること(ないし、「守護者」宣言してたので守護者になることも含むのかもしれない)に憧れた。地獄の構図の鬼か?矢印がまわっているんだが

・ソフィー:冒頭から結論述べてるのでもうこの人が生き残ることはわかってたけど、TRUMPじゃないんだろうなとも思っていた。途中でアンジェリコとかにイニシアチブ握れたのなんで?(クラウスが影でやってた?)
ウルに「友達じゃない」というのがフラグすぎて、絶対最後に「友達だ」って言うやつだと思ったら本当に言った(泣いた)。
あと、ソフィーだけラファエロに憧れを伝える前に全部「ウルに近づくな!」で遮られてなかった?伝えられてた?ラファエロのことを回想するときの表情良かったな…ウルはソフィーが「バンピールでも助ける」だけど、ラファエロは「バンピールだから助けたのではなく、それに関わらず目の前にあったから片付けた」というところが、ソフィーには良かったんだろうな

・ウル:繭期だからというだけじゃなくて、単純に死が近ければそりゃあ情緒不安定になるよね!身体に現れてればそりゃ焦るわな!むしろ序盤に普通に暮らしてるのすごくない?あったかいお風呂に入って結構良くすると心落ち着くものだよ頑張って。最期に自分とは違って選ばれて生きていくソフィーに「苦しめ」だとかの呪いの言葉をかかるわけではなく、「生まれ変わったらお前になりたい」と憧れを伝え続けたウル、良い子だと思う

・アンジェリコ:「ちがう、ラファエロのことを殺したかったんじゃない、一緒に(自分の夢見る)未来を作りたかったんだ」と独白しながら気付くの、最高では?身勝手な夢だけど、ラファエロのこと認めてたし憧れてたから、殺そうと思ったし、その心もまた本心なのだろうけど。殺そうと本気で考えて口にしたそのタイミングで気付くの?ねえ?もしラファエロを殺したのがアンジェリコでも同じ台詞言うんでしょ

・ラファエロ:お兄ちゃんなのに同じクランにいるのなんで!?年子!?と思ったけど、ヴァンパイアの学校では学年差みたいなもの無いのかな

・クラウス:最初にアレンを探してたときの体勢と、お祭りで火が放たれたのにアレン探しを続行するところの違和感半端なかったので、真相時間軸わかったときに「あーなるほど理解」ってかんじだった。前者は猫ちゃん探してる現在だから当たり前で、後者はすでにアレンに固執する価値観になってるからってことなんだな…
(ぶっちゃけ見ながらアレンは存在しない説を考えてたけど、存在はしてた、よかった)
アレンにもソフィーにも「永遠の命が欲しいと言え」と相手に言わせようとするの、優しいし理性だなと思っていたら、最終的にアレンの「ほしいものをつかめないと思わないで、手を伸ばしてみたら良いじゃない」の言葉を使ってソフィーという「自分がさみしくなく生きる理由」を両の手でしっかりと掴んでしまったの、そしてずっとアレンの名前をソフィーに向かって呼び続けているの、不器用すぎはしませんかね???
永遠の命になった後、ソフィーから離れているけれど、ソフィーが自分のことを追ってくるだろうと思うことでソフィーを感じられているから満足しているのか、もしくは罪悪感みたいなものを抱いていて気まずくて顔を合わせられないのかがわからない。いや、前者な気がするけど、最初は相手に「命が欲しい」と言わせようとするあたり、中途半端な気まずさ抱いててもおかしくはないんだよな…

・アレン:不思議な魅力があふれすぎている、おまえが元凶ならば仕方がないよ…

なんかTLで続きの公演で「憧憬の矢印を役者の入れ替えで逆再生させる」みたいな情報得たんだけど、やはり構図の鬼じゃんか

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