「昭和脳」を排除・駆除しない限りは亡くなりません。

ハラスメントは。

相も変わらず、全国各地でハラスメントが公になっています。
最近ですと福岡県のとある市長がパワーハラスメントをしたようで、そのエビデンスも地元局に押さえられて全国ニュースの枠で報道されています。

私も十数年前に今思えばパワーハラスメントだったなと思うことがありました。
独りで本社という名のマンションの一室に通って遠隔で常に取締役と称する輩から叱責を受けてと。
それが原因で鬱になりましたが、会社-特にその取締役-がそれを認めず自主退職を迫られて退職しました。
当時の勤務先の所管だった東京労働局中央労働基準監督署や法テラスに相談していれば良かったのかなと今になると思うのです。
ちなみにその会社はその後業容を拡大し都心のマンションの一室から都心に近い所にあるテナントビルのワンフロアを借りられるくらいになったそうです。
その取締役も円満に辞めてたみたいですけどね。

昭和時代の連中はハラスメントをまともに受けている世代ですし、それをやっている世代です。
自分たちがやられてきたことが当たり前でそれをやって何が悪いという世代なのです。
もちろん、世の中の流れにきちんと適応してハラスメントをやらないヒトもいますが、大多数はそのDNAが体のレジストリに刻まれていますので、実行します。
其奴らからすればパワーハラスメントをして何が悪い?これも指導の一環だ!と一点張りで、悪いことをしているという自覚がありません。

この延長線上にあるのがセクシャルハラスメントです。
これも昭和時代から平成時代初期(だいたい東日本大震災以前)は当たり前でした。
多くは表面化しませんでしたが、汐留と台場の男性アナウンサーが立場の弱い女性スタッフにセクハラをしたとしてその職から離れたことは有名な話です。
ただ二人ともアナウンサーから離れたあともサラリーマンすごろくには乗っかっていて後者のヒトは1億円の退職金をもらって辞めていますし。

ざっくり言えば会社ですとオトコが立場を利用して下請け的な取引会社や部下に恐喝、脅迫をしていますし(当人達は指導のためだ!とほざいて居直る)、若い女性社員には胸など体を触るのは序の口で最悪強姦まがいのことをします。(まるでオトナビデオに憧れてですか?的な)
以前よりハラスメント事案はだいぶ減ってはいますが、たまに出てきます。
2年前には某大手電機メーカーの創業家社長のハラスメントが報道されていました。
ま。文春や新潮ではないところ発でしたので辞任とまでは行きませんでしたが。
と思ったら今月別の大手メーカー系の持ち株会社傘下の事業会社の社長がセクシャルハラスメントと認定される発言をして事実上の更迭をされた事案がありましたね。
日本経済新聞朝刊の人事欄で不可解な人事が掲載されていましたので「ん?」とは思いましたが、後打ちで色々と出てきていましたし。

そして芸能界でもそう。
記憶に新しいのは乃木坂46のあるメンバーがラジオ(それも全国ネットの生放送)の放送中に振付師の暴言を告白したことでしょうか。
その振付師は放送後その任を解かれたそうですし、告発したメンバーは今夏卒業しましたし。
その件をOGがその振付師を擁護する発言をSNSでしたら炎上を喰らったそうですが。

これだけコンプライアンスが叫ばれていてもハラスメントはなくならないのです。
特に「肩書き」という他人に勝る地位を持ってしまうと、それが顕著になってしまうのです。
私も過去に勤めていた会社で派遣社員の女性にセクハラとパワハラの合わせ技をしていたヒトがいたそうですからね。
やはり昭和脳の連中は、わかっていてもやってしまうのでしょうね。
講習をしたところで馬耳東風、もっと言えば豚の耳に念仏なんでしょうし。
罰として電気ショックでも与えないと分からないのかも知れませんね。
ま、肩書きが無いと威張れない人間って、その時点でオワコンですけどね。
仕事がデキるからって肩書きを付けてもカイシャの期待通りなることはそうありませんし。

ま、そういう違反したら即排除・駆除するしかないでしょうけどね。
特にその罪が重大であればあるほど永久追放(もちろん会社で言う懲戒解雇扱い)の処分を出して人間失格くらいのスティグマを押すくらいの、更に言えば二度とシャバに出られないくらいの重たい処分を下せば良いと思っています。
履歴書の賞罰欄に書け!くらいまですればより効力が増すと思いますし。

それでもそういうのに甘いところはありますからね。
有能なんだから救済の手は差し伸べよう!みたいな。
そういう輩は喉元を過ぎればまた再発させそうな気がしますけどね。
ハラスメントという甘美に一度耽ってしまったがためにサルよりも反省できませんし、ね。

パワハラについては我が母校の野球部でも起きていますが(選手や父母の希望で当該者は復帰したそうですが)、最近はとあるプロ野球の球団でも発覚しています。
スポーツ紙系が申し合わせをしたかの如く一斉に報じましたし、しかも出したタイミングが契約期間的に絶妙な時期で。
おそらくNPBからは実質永久追放状態になるでしょうしね。
そして週刊誌報道がトリガーになったヅカの件では、運営元は(何を隠匿したいのかは分かりませんが)パワハラを認めていませんし。
(ヅカだけにむしろ無いとは絶対に思えない。)
ま、医療や福祉の世界では常にパワハラ(ないしはそれに近いイヤがらせ)は起きています。
患者・利用者は当然としてそれ以外にも同僚起因で。
患者や利用者はいくらスタッフを叩いても罪には問われませんし、そのスタッフを同僚がフォローしないから殺人事件や暴行事件が往々として起きるのですよね。
施設や病院はお前(スタッフ)が悪いと決めつけてカイゼンしようともしませんし。

どちらにせよ、ハラスメントはイジメと根っこは同じ。
イジメ(ハラスメント)をしている輩は自覚が無いのですが、受けている方は精神的に詰められます。
とりあえずICレコーダーとか動画を撮影され始めたらヤバいと思ってくださいね。
さらにその他のエビデンスがあったらもっとヤバいとも。
現に私も勤務中にICレコーダーを稼働させたことが過去にありますから。

とりあえず時代に適応できない昭和脳はさっさと職は勿論、人生も閉じてくれとは思うのです。
そういうのがいなくなるだけでも社会保障費(いってしまえば年金と健康保険)がかなり節約できますから。

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