やはりムードメーカーは大事

というのを松田宣浩選手の存在で感じました。

今シーズン、松田宣浩選手が福岡ソフトバンクホークスから読売ジャイアンツへ移籍しました。
ただ中々1軍に登録されずに2軍生活をしていました。

そうであっても、必ずベンチ前で声を出し続け、時にはアドバイスもして若い選手達を鼓舞して、その成果もあったのかジャイアンツがイースタンリーグで優勝しました。
おとなしいジャイアンツにあって松田選手の存在は多分にあり、1シーズンとはいえその貢献度は大きなものでした。

そういうのを踏まえて最終戦にセレモニーをしていただけたのかとは思います。
ビデオメッセージでホークスの小久保2軍監督にいじられていましたが。

一方、松田選手を出したホークス。
戦前は圧倒的な戦力で多くの評論家がシーズン前予想で優勝候補としてあげていました。
それが蓋を開ければオリックスバファローズに圧倒的な差を付けられて、何とか2位を確保するのが精一杯になってしまいました。
やはり夏のありえないくらいの大型連敗がきいてしまいました。
連敗が続いてしまったことで選手達が下を向いてしまい、その空気を変えられる選手がいなかったと言うことになります。
それまではそれを松田選手が担っていたわけですが、今シーズンはその役目の選手がいませんでしたし、なによりホークスのベンチが昨シーズンと比べても静かでしたし。

やはりそういう声を出して盛り上げる役目の選手って重要なのですよね。
ある意味松田選手の存在の意義をホークスは思い知ったことでしょう。

そのホークスもウエスタンリーグを制して、ファーム日本選手権(10月7日、宮崎・ひなたサンマリンスタジアム宮崎)はジャイアンツ対ホークスで戦うこととなりました。

ちなみに松田選手改め松田さんは、来シーズンはユニホームを着ずに外から野球を見つつ家族サービスに徹するそうです。
いずれはユニホームを再び着ることはあるでしょう。
それがホークスになるのか、ジャイアンツになるのか、はたまた他のチームになるのか。

やはりムードメーカーというのはチームプレーをする競技としては大切な存在なのですよね。
ポジティブにチームを盛り上げていくことで、良い意味でマインドセットができますし。

一方で一番ダメなのは王様みたいなのがトップにのさばって、日和見的な俺様采配をすることでしょうか。
その証左が名古屋にあるあの球団。
王様にビビってコーチや選手達も萎縮していまい、追い打ちをかけるようにネットでも記事にされるようなていたらくで迷走している様子を見ればわかるでしょうし。
それが2シーズン連続で最下位という結果になったわけですし。

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