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私のサンテンイチイチ…2022か…

今朝のラジオ、サンテンイチイチという言葉が連呼されている。忘れてはいけない。多くの人たちの重い深い思いがこもっている。

私は、毎年この日がくると、胸がザワついてしかたない。被災を憂いているのではない。この日から徐徐に始まったように思う息子の変調、そういう思いが、止めようと思っても湧き上がってきてしまう。

これを書いてから3年たった。息子は相変わらずの生活ぶりだが、心の様子はだいぶ変化したように思っている。よく笑うようになった。よく本を
読むようになった、自転車で図書館に足しげく通うようになった。毎日家族の夕飯に、スパイスカレーを作ってくれる。父と普通に会話をしている。未だ仕事をしようという気も、風呂に入る気も、お尻まで伸びた髪を切る気も、さらさらないようだが…。

今、私は、これは彼の生き方だと思っている。自分の感じる世間と考える哲学から産まれた生き方。現代社会とは反りが合わない生き方。それでいいのか?そんなことは彼が考えることだ。

親の稼ぎに頼って生きているんだから、自立していないとなるのだろうが、私は、しっかり自立していると思っている。働かない生き方を貫く覚悟はかなりあるようだ。とは言え、まだ30前の青二才。これからどう転んでいくのかは、誰にも分らない。面白そうで笑ってしまう。これを長く見ていたいと思うので、暫く生きていないとな…と、思う今年のサンテンイチイチ。

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