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短針と長針は巡るはじまりとおわりのように

十二人の死にたい子どもたち読みました。
どうもこんにちは、冬岸るいです。

映画のCM観てから気になっていた作品でした。
もしかしてホラー系なの?とそわそわしていたけれど、ホラー要素はなかったです。(安心!)
未読のかたにざっくりお伝えすると、いのちに対する大きな選択をした子どもたちが廃病院に集まり、十二人全員が揃ったので「実行」しましょうかという流れになったその時、まさかの十三人目が現れるーーという感じ。
基本的には謎解きのかたちで物語が展開していきます。

タイトルからわかるとおり、いわゆる「十二人もの」で、「十二人の怒れる男」や「十二人の優しい日本人」と同様に、十二人が議論し採決しひとつの答えを導いていくというもの。
十二人ものとして読んでも、ミステリーとして読んでも、たいへんにおもしろかったです。
両方のいいとこどりのようなおいしさ。
文章もキャラクターの目線で描かれているのでわりと読みやすいのではと思います。

ホラー要素があんまりないとわかったのでぜひ映画も観てみたく思いました。

ご覧いただきありがとうございます。たのしんでいただけたでしょうか。のんびり書いていきますので、またのんびり読みにいらしてください。