また、落ちた。
昇進試験に、また落ちた。
悔しいが、今回は状況が少し違う。選考はこれまでの業務評価に基づくものだった。その上で、私が育児休暇中であることが、何もできない状況に直結していた。つまり前回落ちていれば今回も同じ結果になってしかるべきなのである。
このシステムは、育休中の私にはどうあがいても勝ち目がないゲームのように思えた。家族のため、そして将来のために取った育児休暇が、キャリアにおいては足かせになってしまう現実。それはまるで、私の選択が間違っていたかのように感じられ、それがさらに心を重くする。
しかし、この経験を通じて、私は何か大切なことを学ばなければならない。それは、自分の価値や能力が、昇進の有無によって決まるわけではないということ。そして、家族と過ごす時間、子どもの成長を一緒に見守る喜びは、どんな職位よりも価値があるということを。
今は悔しい気持ちが消え去ったわけではない。しかし、これを機に、自分のキャリアに対する考え方や方向性を見直す良い機会だと気づいた。これまでの道が閉ざされたとしても、それは新たな道を探求するきっかけに過ぎない。
自分自身の仕事に対する情熱や、新しい分野への好奇心が湧いてきた。家族と過ごす時間が私に新たな視点を与え、もっとフレキシブルな働き方や、もしかしたら全く異なる職種に挑戦する勇気もくれた。
違った角度からのキャリア構築とは、私にとって、自分自身の強みや興味を生かせる分野を探求することかもしれない。例えば、これまで積み上げてきた経験を活かしながらも、新しいスキルを学び、異業種に飛び込むこと。あるいは、自分の働き方を根本から見直し、ワークライフバランスを重視した職場を選ぶことも含まれる。
これからは、従来の枠に囚われず、もっと広い視野を持って新たな可能性に挑戦していきたい。
今回はいつもと違った方法で文章を書いてみた。
なかなか面白い。
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