【山歩き記録 第87歩】高川山(2023年10月16日)【富士山を拝みにちょっとスリリングな山歩き】
久しぶりに富士山を見ることを目的に、山歩きに行ってきました。夏の陣馬山や小金沢山なども天気次第では富士山を見れるのですが見えなかったので、今回は天気予報をさらに入念にチェックしました。
ところで、カメラをショルダーベルトにつけるためのポーチを忘れてしまったので、ふだんより道中の写真がやや少なめとなっております。途中の急斜面なども撮りたかったのですが、そのような場所で万が一落としてしまうと、文字通り取り返しがつかないので…。
コース概要
初狩駅を出発。高川山へは、男坂、女坂、沢コースの3コースがあり、今回は男坂で登頂しました。富士急方面への下りは、「山頂直下岩場」(山と高原地図2019)と書かれた南に行くコース、「岩の多い急坂」(同)と書かれた大月駅へも分岐する北側のコース、その中間にあるコースの3コースがあり、今回は北側の「岩の多い急坂」コースに挑戦しました。登山道が終わってからは、道の駅つるでお腹を満たし、禾生駅まで歩きました。
記録
9時28分、初狩駅下車。トイレは改札内にあります。
高川山の案内板に従ってしばらく車道を歩くと、次第に林道に変わり、ゆるやかに登っていきます。途中トイレがあり、そのすぐ先で沢コースと分かれます。
男坂は急で女坂はゆるやかというのは一般論から予想できますが、その分岐に至るまでも相当な急坂でした。
男坂に入り、分岐の直後はそれまでとあまり変わらないように思いましたが、後半にもう一段階急な坂が待っています。傾斜は急ですが、木の根や岩が適度な足場になっているので、難しかったり怖かったりということはあまりないと思います。
男坂を登り切ると傾斜はゆるやかになり、10分ほどで山頂に着きました。それほど広くはありませんが、10人ぐらいが休める場所はあります。
山頂は11時10分。目的の富士山は、(いつも通り)南東側に雲を発生させていましたが、無事に拝むことができました。道中の地図に「360度の展望」といった言葉が書かれていたような気がしますが、北や東の方角は木が伸びていて枝の間からわずかに見える程度でした。
下りは「松葉」と書かれた方に向かいます。登りと同じように断続的な急坂、さらに岩の大きな段差や滑りやすい土も現れる歩きづらいタイプの道で、片側がほぼ崖の狭い道もあります。ロープ随所に用意されているので、そのような場所では、万が一踏み外した場合に備えてロープに手をかけながら進みます。30分以上そのような道が続くので、緊張からけっこう疲労しました。
大月方面への分岐を過ぎると、急坂はなくなりました。ただときおり滑りやすい土が現れるので、スリップには引き続き要注意。
そんなこんなで車道に出ると、九鬼山が見られます。昨年登った九鬼山ですが、こうして離れて見ると、低山ながらなかなかの雄姿です。
道の駅つるに立ち寄って食事。こだわりの地元食材を採り入れているとのことで、注文したラーメンのチャーシューは、ラーメン専門店でもめったに見られないレベルの分厚さで美味しかったです。
ジェラートは、他で見かけない種類も多くあり、それだけでも楽しい。ルバーブとはなんぞやとか、なぜ赤くないかとかもご丁寧に説明してくださりました(内容覚えていなくてごめんなさい)。そのルバーブのジェラートを注文したところ、カップをはみ出る豪快な盛り付け。味は、なんとも形容しがたいのですが、説明書きの通り「甘酸っぱく後味スッキリ」で、疲れていてもスプーンが進む、登山後にピッタリな味わいだと思います。
禾生駅までは徒歩15分。富士急行線は、タイミングによっては1時間以上間隔が空くので、時刻表を確認していきましょう。
各種情報
コースタイム:3時間20分
標高:460m(初狩駅)~976m(高川山)~420m(禾生駅)
主な展望スポット:高川山山頂
トイレ:初狩駅、沢コース分岐前、道の駅つる、禾生駅
危険個所:高川山から松葉コース・むすび山縦走コースの道は、ところどころ足場が悪く、特に北側が崖の箇所は慎重に。
アクセス:初狩駅、禾生駅から直接
周辺情報:道の駅つるのHPはこちら。道の駅というわりにあまりアクセスが良いとは思えませんが、周りの景色も良いし、美味しいものがいただける穴場スポットだと思います。
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