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【山歩き記録 第90歩】精進峠・パノラマ台・烏帽子岳(2023年12月10日)【初めての「西の裾野」を堪能する】
富士山を一望できる山として、北の三つ峠、東の金時山が有名だと思いますが、どちらも裾野に自衛隊演習場の草原が目立つのですよね。僕もこれまで、富士山に近い山としては、このような北や東の山々しか行ったことが無かったのですが、今回、初めて西、正確には北西の精進湖と本栖湖の間に位置するパノラマ台に行ってきました。
今回見下ろした裾野は広大な樹海。何度も見てきた富士山ですが、また新しい神秘的な姿を拝むことができました。
コース概要
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子抱き富士ビューポイントバス停からスタート。路地からトレイルに入り、急坂を登り切って精進峠へ。精進峠の北側の少し道外れに展望スポットがあるので立ち寄ります。尾根道のアップダウンを経て根子峠へ。根子峠からは歩きやすい道を登ってパノラマ台に到着。烏帽子岳からは尾根に付けられたジグザグの道をひたすら下ります。バスまで時間があったので、樹海の一部を歩いて本栖湖畔にも寄り、本栖湖観光案内所バス停でゴールです。
記録
10時25分、子抱き富士ビューポイントバス停で下車。パノラマ台登山ではこの先のパノラマ台下バス停が紹介されることが多いですが、ぜひ子抱き富士ビューポイントで下車して、精進湖越しの子抱き富士を見てから行くのがおすすめです。
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少し西に移動して地図のあるところから路地に入っていきます。砂防ダムを右側から越えるとき、そのまま登っていかないように注意が必要です。その後も看板などはないので、ピンクテープとトレースを頼りに進みます。
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精進峠への登り後半は、長い急登。火山礫と落ち葉のさらさらした急斜面に細かいつづら折りのトレースが付いています。土質から富士山の登りを思い出しましたが、それより急で細く、ついつい前かがみで手をついてしまうほどの傾斜もあり、安定して休めるところがほとんどないので、かなりきついです。この日、標高差のわりに疲労を強く感じたのは、間違いなくここの登りのせいでしょう。
なんとか登り切ったところが精進峠です。北側の少し道外れに展望スポットがあるので立ち寄ります。遮る木々のない、見事な富士山が眼前に現れます。
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精進峠から、しばらく尾根伝いに南へ向かいます。歩きやすい道と歩きづらい道が交互に訪れます。まあ、歩きづらい道の方が時間がかかるので印象に残ってしまうのですが。
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急坂を下って精進湖からの登りと合流するところが根子峠。そこから広い緩やかな登りの先がパノラマ台です。最高点はただの分岐で、その少し先に南東方向が開けた展望スポットがあります。
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12時30分パノラマ台。パノラマ台には、犬も、小さい子連れご家族も、軽装の学生さんもいたので、精進湖から直接来るルートに難所はないのだと思います。
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パノラマ台南の斜面をジグザグに下り、軽く登り返すと、烏帽子岳です。パノラマ台から富士山を見ると城山が少し写り込みますが、烏帽子岳からだと真正面に富士山をとらえるような視界になります。
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烏帽子岳からはひたすらジグザグの道を下ります。精進峠への登りより一本の「ジグ」「ザグ」が長く緩やかなのでだいぶマシですが、あまり変化がないので、これを登るのもちょっと大変かも、と思いました。
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下り切ったところで、少し時間があったので、樹海の一端を通ってみました。
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国道を渡った先にも道が続いていて、本栖湖畔に通じています。終点まで行けば人の多い砂浜に出ますが、その手前に湖畔に出られそうなトレースが2か所あったので、行ってみました(「コース概要」の緑線を参照)。1か所目(西側)の方が、湖からの景色を満喫できておすすめです。2か所目(東側)の方は、1か所目ほど富士山が大きく見られないのみならず、キャンプ場に近いからか、少しゴミが散らかっていて残念でした。
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14時30分、国道へ階段を登ってゴールです。ちなみに河口湖駅からは河口湖(赤)、西湖(緑)、精進湖・本栖湖(青)の3ルートの周遊バスが出ていて、河口湖(赤)はいつ見ても立ち乗りがいるレベルですが、精進湖・本栖湖(青)はそれほどでもなく、行きも帰りも座って乗ることができました。
各種情報
コースタイム:3時間40分
標高:902m(精進湖)~1328m(パノラマ台)~902m(本栖湖)
主な展望スポット:精進峠北の道外れ、パノラマ台、烏帽子岳
トイレ:子抱き富士ビューポイントバス停付近の湖側に下ったところ、本栖湖バス停から階段を下ったところ、本栖湖観光案内所バス停の道の反対側
危険個所:精進湖から精進峠への登り後半は滑りやすい急坂が続く。精進峠から根子峠へはところどころ足場が不安定で狭いところあり。
アクセス:河口湖駅から本栖湖周遊バス(ブルーライン)。富士急バスHPからダウンロードできるPDFが、路線図と時刻表がセットになっていて便利です。
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