見出し画像

【山歩き記録 第69歩】九鬼山(2022年11月27日)【濃縮された低山体験】

全体で6.2km、うち平坦な車道が1.5kmほどと、短いコースですが、その中で600m近くを登り下りする濃密な山道でした。

コース概要

地理院地図に書き込み

田野倉駅を起点に、池の山ルートを通って、途中天狗岩に寄り道。富士見平から九鬼山を往復し、弥生峠を経由する杉山新道で下山。禾生駅から10分弱の山もとうどんでうどんをいただきます。

記録

8時25分、田野倉駅。トイレはホーム上にあります。ここで準備を整えて出発。

15分ほど車道を歩き、線路を渡った先に、登山口があります。すでに美しい富士山が顔をのぞかせています。この前1週間ぐらいで一気に雪が増えました。

田野倉駅側登山口手前の車道から

看板のある分岐で、池ノ山コースの方に行きます。

登山口の分岐

目の前の小川を渡るのですが、橋が無いので、転がっている岩の上を渡ります。そこからは湿った落ち葉が敷き詰められた急坂。最初からアドベンチャー感全開です。

標高差のわりに直線距離が短いので、あまり息をつく間もなく上り坂が続きます。

ところどころ西側が開かれていて、富士山が見られます。山頂からも富士山は見られますが、その手前の街並みやリニア実験線を一緒に見られるのは、むしろ道中だけです。

この町や他の山の近さが「低山」って感じで良き

9時50分、禾生駅からのルートと合流。

田野倉駅、禾生駅、九鬼山の分岐

少し先に「急坂注意」があります。

急坂注意

確かに斜面は急なのですが、ジグザグとつけられた登山道の傾斜は、それまでとさほど変わらなかったような気がします。もしかしたら、旧登山道はもっと急だったのかもしれないですね。ただ、斜面が北側を向いているので、昼なのにとにかく暗いです。

「新登山道」を行く。「急坂登山道」は不明瞭

傾斜が落ち着くと、天狗岩への標識があります。せっかくなので行ってみます。この道は、片側が切れ落ちた、一人ぎりぎり通れるぐらいのとても狭い道で、かなり怖かったです。数分で天狗岩に着きますが、天狗岩の周りも狭いので、心を落ち着ける余裕がなかったです。。

天狗岩から。少し角度を変えると南アルプスもちらっと見えます

先ほどの標識まで戻り、もうひと登りしたら、富士見平です。富士山が良く見えるからこの名前なのでしょうが、木がかなり成長していて、見えづらくなっていました。

富士見平の標識。ちょっと分かりづらい
富士見平から見る富士山

富士見平から九鬼山まではわずかです。

10時48分、九鬼山山頂到着。木が額縁のように富士山を囲んでいます。

九鬼山山頂から富士山

北側が開けていて、日光に照らされた山並みが美しいです。

九鬼山山頂から北

山頂にはベンチが複数あり、富士山を眺めながら休憩できます。

さて、下山は杉山新道へ向かいます。富士見平で、登りでは使わなかった北側の道を選び、さらに、次の分岐で右の禾生駅へ曲がります。

杉山新道へ

下りも登り同様、短い直線距離で息つく間もないぐらいひたすら下り続けます。

手書きで「ここは弥生峠」の標識
小川と合流するころには、傾斜も緩やかになっています

12時25分、車道まで下りてきました。

愛宕神社コースとの分岐
水門の一部?をくぐりぬけます
歩いてきた山を振り返る

山もとうどんは、禾生駅の先、線路を渡って、高速道路の下を2回くぐると、見えてきます。

山もとうどんと富士山

12時50分、お疲れ様でした。

各種情報

コースタイム:3時間

標高:390m(田野倉駅)~九鬼山(970m)

眺望:池ノ山コースではときどき富士山。山頂から富士山と北側。

トイレ:田野倉駅と禾生駅

危険個所:天狗岩への道はとても狭いので要注意。

アクセス:田野倉駅、禾生駅、ともに富士急行線の各駅停車のみ。富士急行線は本数が少ないので、事前に調べておきましょう。

周辺情報:九鬼山を紹介してくれているサイトがあります。

山もとうどんの情報もこちらで拝見しました。火曜日と水曜日が休み、営業時間が14時までと短いので、注意しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?