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【予告】森友事件発掘秘話 真っ先に被災地へ向かった赤木俊夫さんの3・11

震災10年 見つかった発掘写真

 東日本大震災から1か月ほどの被災地で、被害を受けた人の話を深刻な表情で聞いている、冒頭の画像右側の男性。この顔に見覚えがありませんか? 左腕に「近畿財務局」の腕章を付けています。
 この6年後、森友学園との土地取引を記した公文書の改ざんを迫られ、それを苦に翌年、命を絶った。財務省近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(享年54)の震災直後の姿です。

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 赤木俊夫さんは財務局で被災地への派遣を志願し、真っ先に支援におもむきました。画像は被災地で罹災証明の受け付けをしている様子。地元に記録写真が残っていました。

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亡き夫を被災地にたどる赤木雅子さんとの旅路

 この事実は、震災10年となる今年、妻の赤木雅子さんが「夫は被災地へ支援に行ったはず」と思い出し、当時のメモ帳を調べた結果わかりました。そこで僕らは3・11を前に、俊夫さんの足跡を被災地にたどる旅路に出ました。

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 僕らとは、赤木雅子さん(49)、ドキュメンタリー映像作家の久保田徹くん(25)と相棒の今野誠二郎くん(24)、それに私(58)。年齢差ほぼ倍違いの親子世代4人の全行程を、久保田徹くんと今野誠二郎くんの若者2人がカメラに収めました。
 そして私の使命は、この旅路をあす18日発売の週刊文春で記事にすること。題して、
【森友事件発掘秘話 真っ先に被災地へ向かった赤木俊夫さんの3・11】

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ここにとしくんがいたんだ…

 ゆかりの地を訪れ、写真の姿を目にして胸が詰まる赤木雅子さん。コンテナが津波で流されてきた海岸から夫が送ってきた写メを思い出し、同じ場所を訪ねます。
「ここにとしくん(俊夫さん)がいたんだ…」

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 さらに素敵な出会いがあって事態は思わぬ展開に。巨大地震が起きた3月11日午後2時46分。津波被害の記憶を刻む閖上の地。マスコミ各社がずらり取材に訪れている中、空に思いを飛ばしました。

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1年前と同じ日の週刊文春 記事掲載

 思えば、赤木俊夫さんの手記全文公開・赤木雅子さんの国と佐川宣寿元財務省理財局長の提訴を週刊文春で報じたのも、去年の同じ3月18日。その見出しは、
【森友自殺財務省職員 遺書全文公開「すべて佐川局長の指示です」】

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 グラビア含め15ページの記事が掲載され、53万部が完売しました。それからちょうど1年となる日に、再び赤木雅子さんの記事が掲載されます。

お誕生日のプレゼントはヤフーのドキュメント動画

 そして今回の旅路は、ドキュメンタリー映像作家の久保田徹くんがYahoo!クリエイターズプログラムのドキュメンタリー部門に動画をアップするそうです。2台のカメラで、レンタカー内の会話まで撮っていますから、相当長大な映像を編集することになります。
 今月中に公開する予定ですが、できれば3月28日にアップしたいと頑張っています。この日は赤木俊夫さんの、本来なら58歳となる誕生日。そして赤木雅子さんの誕生日は3月22日。二人の誕生日はすぐ近くなので、いつもこの時期に合同のお誕生会を開いていたそうです。今回の動画は、赤木さん夫妻へのバースデープレゼントなのです。
https://creators.yahoo.co.jp/kubotatoru (今回の動画アップは28日頃です)
 これより先に去年12月、久保田徹くんは赤木雅子さんの8分余りのドキュメンタリー動画作品をユーチューブにアップしています。
https://www.youtube.com/watch?v=AExr-cQ92w8

 旅の終わりは東北一の歓楽街、国分町でそろって献杯してまいりました。

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 あす、3月18日発売の週刊文春の記事(36ページから4ページ)、

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 そして3月28日頃公開(目指す!)のバースデープレゼント・ドキュメント動画にご注目下さい。
https://creators.yahoo.co.jp/kubotatoru (今回の動画アップは28日頃です)

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