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ワーホリで大晦日にクビになった話

オーストラリアでの見知らぬ土地での仕事探しは不安もあったし、初めて仕事が決まった時はとてもうれしかった。オーナーが君はもうファミリーだよといって温かくCafeの一員として迎い入れてくれたことが何より嬉しかった。

しかし仕事が始まるとそう上手くはいかなかった。スタッフは私以外はタイ人で仕事中にタイ語で会話されるのが相当辛かった。なんで笑っているのか、なんで不機嫌なのか、ささいな会話でも気になった。プライベートな時間なら気にしないけど、仕事中は英語を使ってほしかった。私に対するリスペクトの気持ちが一切ないんだなと悲しくなった。英語以外での言語の壁を感じるのは多国籍国家のオーストラリアならではだと思う。
この経験も踏まえて日本人同士でも、他の国の子が会話の中にいる時は必ず英語で話すようにしている。

そんな環境もあり、あんまりハッピーな気持ちでは働いてはいなかった。
ホリデー期間になると急にお店が暇になり始め、一番新人の私のシフトがどんどん減っていった。

そして大晦日の日。
今までありがとう。あなたは明日から来なくていいよと言われた。
頭が真っ白になって、涙がポロポロあふれてきた。

一年の最後の日になんでこんな惨めな思いをしなくちゃいけないんだとおもった。
それでもオーストラリアで生きていかなくちゃと、次の日からレジュメ配りを始めた。

クビから二日後の自分の誕生日に新しい仕事が決まった。
結果的に新しいカフェは、いろんな国の子がいてチームワークが良く、バリスタのポジションで働けてとても良かった。
何よりマネージャーさんが、日本人と働くのは初めて!とても嬉しい!いっぱい日本語教えてねと言ってくれるような温かい人で、今も彼女のもとで働けたことはホントにありがたかったと思う。

DMM英会話の先生に、クビになってショックだったことを話した。
日本では珍しことかもしれないけど、西洋では頻繁に行われることだから、そんなに重く受け止めなくて大丈夫と言ってくれた。しかし結構衝撃的だったよ。笑

その後メルボルンに移り住み、いろんなレストランやカフェで働いたけれど、先生の言っていたとうり、クビが日常茶飯事だった。暫くあの子みていないなーと思ったら、、、とか私の働いてカフェでもマネージャーと同僚2,3人がクビになったこともあった。

私の場合は結果クビになって、よりよい職場を見つけられて良かったって話。けれど一生懸命に働いていれば、誰かが見ていてくれているし、
もし今の職場でハッピーマインドで働けていなかったら、
そこはあなたがいる場所ではないのかなと思う。
もっとあなたが輝ける、同じ波長の人たちと心地よく働ける職場がきっとある。

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