「康煕綴じ」を作ってみました
皆さまごきげんよう。街角も大分冬らしくなりましてそろそろ羽織るものが欠かせなくなりそうな今日この頃ですけれども如何お過ごしでしょうか。
さて、わたくし今回は和装本の「康煕綴じ」という製本方法を試みてみましたわ。本の角の部分に御注目くださいませ。
この手法を発展させますと「麻の葉綴じ」など、色々な技巧を凝らしました装飾的な綴じ方が出来るようになるそうでしてよ。
今回のこの「康煕綴じ」という綴じ方は清の第四代皇帝「康煕帝」に由来するものだそうでして「高貴綴じ」とも申すそうですわ。
特徴としては角の部分が二重になっておりまして、見た目の美しさに加えて本の耐久度が上がっております。
先日制作した四つ目綴じと並べると少し雰囲気が出てまいりました。
まだ習作ですので中身は縦書きの罫線になっておりますけれども、次作からは本格的に「本」を作って参りたく存じますわ。
平素よりご支援頂きまして誠にありがとう存じます。賜りましたご支援は今後の文芸活動に活用させて頂きたく存じます。