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ありがとうございました 今日、始めて知ったこと

今日、宮城県岩沼市の
『岩沼市史 11  特別編 Ⅲ  震災』
を読んだ。

記憶が少しだけよみがえった。

私は東日本大地震の時に、宮城県に住んでいた。

あの時の記憶は、はっきりしていることと、曖昧なことがごちゃごちゃになっている。
目の前のことに精一杯で、毎日自分にできることをこなして、食料の調達や、仕事へ行っても、無事に自宅に帰宅することが、いちばんだった。

当日から数日間は、良くもわるくも、
停電していたので情報を得る手段があまりなく、自分たちの置かれている状況が、どのようなものなのか、リアルタイムで知る由もなかった。
他の地域はどのようになっているか…
親戚の住む土地は海沿いだが、大丈夫だろうか…


津波の映像を見たのは、しばらく後の日だったように思う。
リアルタイムで、その映像をテレビでみていた人の気持ちは、想像できない。


大変だった記憶だけではない。
あの震災を経て、私は記録することの大切さを学んだ気がしている。

目の前にいる人、あるもの、起こった出来事、
わたし自身という存在も、永遠ではない。

ささいに思えるような事も、繋がって、支えられて、現在にいたり、未来へ繋がっていく。

残したい記録、記憶。
どうやって自分はいま、生かされているのか。

東日本大地震から11年経って
震災に関する岩沼市の記録誌を読んで、わたしは始めて知った。

全国の皆さまから、こんなにも、
こんなにもたくさんのご支援があったのかと。
全国の自治体、姉妹都市や友好都市からの業務支援、
自衛隊の方々の活動。
様々な企業との協力体制や、資材の提供など。

ありがとうございました。
いま、11年も経ち、ようやく知る事実。

それは、記録してあるからこそ、こうして後になって知ることができた。



長くなってしまったので、ここまで。
このnoteもたいせつな記録。

あの時ご支援くださり、
本当にありがとうございました。

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