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今時、古市憲寿でも言わないんじゃないかってことを書いてみる。

1ヵ月チャレンジ19日目のテーマは「自分があまり賛成できない常識」です。


ここにきてなかなかトリッキーなテーマがきました。

これまでは好きな○○とか書きやすいのが多かったけど、こいつは少し考えさせやがるテーマだ。


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少し考えて1つ思いついたのは「半返し」という慣習、常識。

あれいらなくないですか?

半返しというのは、結婚祝いとかをもらうと大体半分くらいの金額でお返しをするというもの。

もらう方はもらう方で「あー3万もらったけど、1.5万円分くらいはお返しするから実質は1.5万かー」と無意識で思っちゃってる。

あげる方はあげる方で、「3万渡すけど半分くらいは返ってくるから、実質1.5万あげたことになるのか。1.5万円分の何がもらえるのか楽しみだな」と無意識で思っちゃってる。


・・・ほんなら最初から1.5万でええやん!


って大人になってからずーっと思ってる。

しかも最近はお返しのスタイルとして、カタログのような冊子を贈りその中から好きなものを選んでもらうというのが主流となっている。

さらに問題なのは、そのカタログが例えば1.5万円のお返しとして渡したとき、必ずしも1.5万円相当の商品ばかりが載っているわけではない。

というか、1.5万円のカタログに1.5万円相当の商品など皆無。

最初からおそらく上限が決められていて、よくて1万円分相当、ひどいものはもっと低い5千円くらいのものまであったりする。

それが話をよりややこしくしているのだ。


最初に3万をもらった人が返すのは、1.5万円で購入したカタログ。

しかし、カタログで返してもらった人は5千~1万円相当のものしか選ぶことができない。

これ、どういうこと?

正解は単純で、そのギフトカタログ屋が中抜きしているのだ。

・・・まあそうしないとビジネスが成り立たないのは分かる。

載ってる商品の分だけメーカーと提携したり、カタログとして編集するデザインや装丁にもお金がかかるのも分かる。

でも、なんだかな~って気持ちは拭えない。

それならさっきも言ったように、最初にから半分の金額を本人に渡せばいいじゃん!となる。


あとこの類の話でもう1つ。

これはもしかしたらうちの周りだけの常識かもしれませんが、お供えってありますよね。

お盆などに帰省した際、仏壇に供える「お供え」。

あれももういらなくね?と思います。

うちの場合、3~4家族がお盆に祖母の家に集まり、皆が持ち寄ったお供えを仏壇に供える風習があります。

お供えするのはデパートなどで購入したお菓子です。

これを仏壇に「これからも見守ってくださいね」といった意味を込めて供える。

で、このお供えがその後どうなるかというと、帰る間際にみんなで分けるんですよ。

祖母の家に住む叔父夫婦だけではそんな大量のお供え(お菓子)を食べられないので、持ってきた家族全員でまんべんなく分けます。

これ、よく考えると意味わからないですよね?

お供えってそんな半日くらい置いておくだけで仏さんは食べきれるものなんだろうか?

もしかしたら食べてる途中なのではないのか?

食べてる途中に取り上げられて、みんなで持って帰っちゃう。

そんな理不尽なことでいいのだろうか??

それが楽しみに思ってる人ももしかしたらいるのかもしれないけど、それってもうお供え云々は関係なくなってね?と自分なんかは思うのですがいかがでしょう。

で、誰が得をしてるかというと、間にいる「デパートのお菓子屋」なんですよね。

お供えの文化自体は否定するつもりはないんですけど、あまりにも形骸化しすぎている風習というか何というか。

いつもしっくり来ない何かを感じながらお菓子を分けているのを眺めています。

これって一体何のため?誰のため?なんて。


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なんだか書いてる途中で自分がものすごいドライなやつなんじゃないかという気がしてきました。

「いらなくないですか?」って口調とか、なんだか古市憲寿にでもなった気分で書いてましたからね(笑)

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