Photo by tomekantyou1 大切なことを教えてもらった話。小林正観氏より。「人間が生きる目標というのは、競争したり‥‥」 32 ふわりぐも 2024年7月6日 09:42 小林 正観(こばやし せいかん)1948~東京生まれ。中央大法学部卒。心理学博士、教育学博士、社会学博士。学生時代から人間の潜在能力やESP現象に興味をもち、心学などの研究を行う。公演で全国をまわる、著書多数。私の長女は障害児です。障害児を取り巻く環境は厳しく、悔しく悲しい思いをしたことも少なくありませんが、障害児を授かったことで、普通だったらわからないであろう人の優しさや思いやりに、普通の人以上に多く接することができたと思います。100%幸せな1%の人々 小林正観人間が生きる目標というのは、「喜ばれる存在」になることである。彼女が小学6年生の時のことです。運動会の徒競走がありました。彼女は普通の子供より筋力がないので、いつもビリ。でもその年は足を捻挫ねんざした友達がいたため、「もしかしたら、はじめてビリじゃなくなるかもしれない」と妻は喜んでいました。結果は‥‥、娘はまたしてもビリでした。ところが妻は残念がることもなく、それどころかニコニコと嬉しそうでした。娘は捻挫をしている友達を気にかけながら、心配そうに振り返り振り返り、走り続けたそうです。足をかばいながら走っていた友達がころんでしまうと、娘は友達のところに駆け寄り、手を引き、一緒に走りはじめたというのです。二人の姿を見て、生徒も、父兄も、2人に大きな声援を送りました。そして、ゴールの前まできたとき、娘は、その子の肩をぽんと押して、その子を先にゴールさせたというのです。この話を聞いた時、私は気がつきました。人間が生きる目標というのは、競争したり、他人を蹴落として一番になったりすることではなく、「喜ばれる存在」になることである。そして、娘はそのことをおしえてくれるために、私たち夫婦の子供になったのだ、と。長女が健常児あったなら、人間は「喜ばれる存在」であるということが分からなかったでしょう。長女の障害も、私にはとてもありがたい現象だったのです。100%幸せな1%の人々小林正観誰にも教わることなく、同じような立場に立った時、私は自然にこのような行動ができるのかな?と考えさせられました。なにか心温まるというか、感動したので、記事にアップさせていただきました。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! ご覧いただきありがとうございます。いただきましたサポートを胸にきざみ、皆様の心に届く内容を目指して努力していきます。自分自身も楽しみながら長く続けていけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。 チップで応援する #子供 #友達 #運動会 #悲しい #障害児 #競争 #悔しい #小林正観 #一番 #徒競走 #生きる目標 #喜ばれる存在 #蹴落とす 32