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2020年6月の記事一覧

小さな神様

小さな神様

「小さな神様」

それは一編の詩のような映画だった。

雪が降っていた
サクッ。サクッ。
雪深く刻まれた足跡は
日の光の照らされ
命の鼓動のように
躍動して 儚げだ

まるでおとぎ話のような
懐かしいにおいのする森の近くに
都会からきた少年が引っ越してきた

神様を信じていない少年の前に
唐突に現れた
ミクロの神様

小さな神様は
ちいさな ちいさな願いを叶えてくれて
少年はよろこんだ

そんなあ

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