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扉の向こう

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2020年2月の記事一覧

刹那

絶え間なく流れる河のように
時は過ぎて行く

それなのに
どうして
心の浮き沈みに
一喜一憂して
あたかもそれが
永遠の重しのように
わたしの肩は
頼りなくため息を
繰り返すのか

それは
甘えである

この身も蓋もない
自問自答に
わたしの心はかえって
笑ってしまった
むしろ笑い転げて
我に返った

この世界の
壮大なる悲劇も
華麗なる喜劇も
ひとつの生命にすぎない
陰と陽
光と影
そうして無数

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