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fuwari
2019年4月8日 01:21
逢いは唐突だったごく自然にふたりの視線が重なったその日は特別な朝ではなかった予感もなかったたまたま晴れていたから扉を開けて自由の羽根を広げたのだ意気込んで和の中に溶け込もうとしたらきっと君を見つけられなかっただろう耳を澄ますと君の声は ほのかにやさしくひらひらと桜の花びらのようにひらひらと軽やかな風に乗って私の耳元で舞うのであったそれは薔薇のような