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命が連鎖していくこと

朝からこのツイート見て元気出ました。
どうも、ふわちゃんです。

このツイートに引用RTする形で書いたのだけれど、親戚が大好きすぎる私の想いが溢れちゃったので、noteに残しておきます。

じいちゃんという人

私のじいちゃんは漁師でした。
若い時から北海道の漁師一筋。
地元の釧路は私が子供の頃は日本で最大の漁獲量を誇る港だったので、じいちゃんもずっと船に乗っていました。

母の話だと、母が子供の頃は遠洋に出ていたので数ヶ月に一度帰ってくるだけの人だったようです。
そして漁師は短気な人が多く、じいちゃんもそうだったようです。
短気だし金遣いも荒いし(私もその気質を受け継いでいるのか…⁉️)、なかなかの頑固親父だったみたいです。

寒くて冷たい船の上は病気してもすぐに医者に診てもらえる環境ではないので、足先は凍傷の影響で変色し、耳に海水が入って炎症を起こし、若い時から耳が悪かったじいちゃん。

私が子供の頃は、でっかい声で話すじいちゃんが怖かったです(耳が悪いのでどうしても大声になる)。

じいちゃん・ばあちゃんの子供たち

じいちゃんとばあちゃんには子供が四人います。
一男三女。ほぼワンオペで、しかも朝から晩まで働きながら育てたばあちゃんを尊敬します。

母は一番下の妹で、上のお姉さんとは10歳以上離れています。
だから、母が高校生の時に初めての甥っ子が産まれたようです。

それもあって、母のことは従兄弟みんな「〇〇ちゃん」と名前で呼びます笑
当時高校生だった母は「おばちゃん」と呼ばれたくなかったのでしょう。

北海道の田舎の漁師が子供たち全員に十分な教育を受けさせることは難しかったのでしょうが、唯一の男子であった叔父だけは大学で関東に出ています。

この叔父がすごい人で。
自分で会社立ち上げちゃう人。
じいちゃんとは衝突もあったようだけど、晩年はじいちゃんもめちゃくちゃ信頼していた。

叔父が企画して、親子旅もしたみたい。
配偶者・子供は入れずにじいちゃん、ばあちゃんと子供4人で温泉に行っていた。
仲がいいなぁと子供ながらに思っていた。

じいちゃん・ばあちゃんの孫たち

孫は私も含めて10人います。

私は下から三番目なので、従兄弟は兄ちゃん姉ちゃんです。
昔からよく遊んでもらったことを覚えているし、大好きです。

私が関西に来る前も北海道にいるメンバーが集まってくれて、夫を歓迎するお祝いしてくれた✨

じいちゃんの最期

じいちゃんは数年前に亡くなったのですが(コロナ前)、若い頃の無理がたたったのか、徐々に体が動かなくなっていきました。
それでもGWに遊びに行った時は家にいて、いろんな思い出話(何度も聞いた同じ話ではあったけれども)をしてくれました。

GWに会って、6月に入院、7月に老衰で亡くなりました。
病院でも苦しむことなく、ほっとしたように血圧が低下して息を引き取ったようです。

調子が悪いことは付き添っていた母やばあちゃんから聞いていたので、覚悟はしていました。
じいちゃんの最期には、子供たち4人とばあちゃんが見守っていたそうです。

穏やかな表情でした。
本当に寝ているようでした。

繋がるってすごい

今、私には子供がいませんが、じいちゃんのひ孫にあたる従兄弟の子は8人います。
私の兄弟にも子供がいないので、本当の甥っ子姪っ子はいないのですが、従兄弟の子たちは甥っ子姪っ子みたいなもんです。

そして、前述した従兄弟会には配偶者も来てくれます。
旦那さん、奥さんも来てくれて、一緒に飲みます。
みんなが名前で呼び合って酒を飲める関係が嬉しい。

そんな関係を築いているからこそ、今の私があるんだって思います。

▶︎「じいさん、喜んでるだろうなぁ」

じいちゃんが家に帰ってきた日、親戚がみんな交代でじいちゃんに会いにきました。
もちろん全員はじいちゃんの家に泊まれないので、家族がいる人はホテル宿泊。
私は当時独身だったので、じいちゃんの家に泊めてもらいました。

葬儀会場が決まって通夜の儀が営まれたところまでは、悲しみが勝っていました。
大好きなじいちゃんに会えない。
でも、心が和むのは子供の存在でした。

じいちゃんが可愛がっていたひ孫たち。
もちろん、孫も可愛がってもらったけれどひ孫はまた別格だったのでしょう。
そんなひ孫たちが大人たちの悲しみを吹き飛ばす勢いで仲良くなって走りまわり、笑う。

そんな姿を見て「しっ!静かに!」ではなく「じいさん、子供たくさん来てくれて喜んでるなぁ」と行ったのが、叔父でした。

船に乗っていたから、子供が好きなのに会えなかったじいちゃん。
4人の子供の成長にはほとんど立ち会えなかったじいちゃん。
だからこそ、孫たちの成長は誰よりも楽しみで、目尻が下がっていたじいちゃん。
自分はお酒をほとんど飲めなかったけれど、子供や孫がお酒を飲みながら喋っているのを楽しみにしていたじいちゃん。

一番近くでじいちゃんを見ていた叔父が「じいさん喜んでるだろうな」と言ったのが沁みました。

そこからはツイートにある通りの宴会になってしまいました。
じいちゃんの思い出を話しながら、飲んで笑って泣いて…

▶︎命がつながっていくということ

今、ばあちゃんも含めて4世代で交流がある親戚付き合い。
これって今の世の中では珍しいのかもしれない。

大事にしたいなと思う。
反面、私は次の世代を繋がなくていいのかと不安にもなる。

先日、夫が真剣な顔で
俺、子供が欲しいかもしれない。でも、育てる自信がない。
 自分の自由がなくなった時、自分がどうなるのかわからなくて不安だ
」と言いました。

夫は間もなく40歳。私もアラフォー。
欲しいからと言ってすぐに子供ができる年齢でもないでしょう。
まして私は服薬中。
精神面も不安だし、転職も控えている。

子供を持つかどうか、持てるかどうかはわからない。
だからこそ、今自分の近くにいる関係を大切にしたいなと思います。

今ある命は奇跡だなと感じます。

じいちゃん、ばあちゃんありがとう。
じいちゃんとばあちゃんの命がちゃんとつながって、今がある。
幸せなことだよ。

うつがひどい時には、死にたいと思うこともあった。
でも、受け取った命、大事に生きていきます。


今日はコーチングの話題ではなかったですが、読んでいただきありがとうございました❤️

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