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インフルエンサーマーケティング時代のエンゲージメントの捉え方【オタク的マーケティング】

こんにちは。フィギュアスケートオタ兼プロのツイ廃るるーんです。今日は推し関連の投稿における「エンゲージメント」のもう一つの役割について話していきたいと思います。

SNSのエンゲージメントって?

以前

の記事で「エンゲージメント」という指標についてお話しました。一方でエンゲージメントは自分たちの投稿の成果の指標を図るためだけに用いられるものではありません。

これはただの知識的なお話として捉えていただきたいですが、エンゲージメント指標はつまりPR投稿の初回依頼の単価計算に用いられます。

PR投稿とは?

PR投稿は普段皆さんもおそらくよく目にしているでしょう。プロのスケーターさんたちも投稿されていますが、「#PR」「#Sponsord」などとついた商品を紹介する投稿のことです。

企業側にとってPR投稿は、有名人をフォローしている人に向けてその人チャンネルに直接CMを流すような感覚です。しかも一過性ではなくインスタグラム投稿は残るので、初速が強い広告手法ではあるのですが「ストック型広告」ともいえます(Twitterは完全にフロー型広告ですね)※ストック型広告とフロー型広告の違いはまた今度。

企業は第一前提としてフォロワー数=視聴率のような感覚です。できれば視聴率の高い番組にCMを出したいように、フォロワー数の多めのアカウントを探しています。(一方で単価が高すぎても気軽に広告打てないデメリットはあります)

PR投稿とエンゲージメントの関係性

報酬形態は成果報酬(1購入につき●円or1新規購入につき●円)もありますが、最近は固定費が主流です。その際に1投稿当たり1フォロワー●円と計算することもありますが、正直フォロワー購入という手段もあったりするので、「フォロワーの質」も計算に入れて単価が決まっていくことが多いです。そのフォロワーの質を計るのが「エンゲージメント率」です。​

Instagramのエンゲージメント率とは、アカウントのプロフィール上に掲載するコンテンツに対し、ユーザーがどのような反応を示したかを定量的に測定する尺度です。エンゲージメント率では、フォロワー数、「いいね」の数、コメント数、シェア回数を踏まえて、「いいね」の数とコメント数を足した数値をフォロワー数で割って算出する方法が一般的です。

固定費となると企業側としてはリスクがあるので、なるべく購入した質の低いフォロワーではなく、反応のある(少なくとも投稿をしっかり見てくれる)フォロワーを抱えている相手に投稿を依頼していきたいものなのです。

2回目以降は、1回目●万はらったけどCV(購入)が●件しか出なかったので、ROASは●%でCPAは●円。…のような形で計算して、次回以降依頼するかどうかを決めます。(だからと言ってオタが推しのPR投稿依頼を支えるために散財するのを私はお勧めはしません。企業はそこを食い荒らしに来ますが、無理のない範囲であるべきです。「自分の推しのインスタがテレビ番組になったぜ!」くらいの気持ちでいればいいと思います。)

エンゲージメントって普通どのくらい?

ちなみにですが、

Instagramでのエンゲージメント率は全業界平均で1.22%です。一部の業界のエンゲージメント率はこれよりも高い値になっており、たとえば高等教育関連は3.57%、スポーツチームは2.33%です。また、インフルエンサーのアカウントは1.67%となっています。こうした点を考慮すると、エンゲージメント率が約1%あれば、おおむね良好な数値と考えてよいでしょう。

ふむふむ、スポーツは2.33%…

最新投稿:(4,214+104)/20331=21.2% 
一つ前の投稿:(7,851+88)/20,064=39.6%
(※どちらも11/22 22時現在)

うん、正直スケート界って結構エンゲージメントすごいな?って見てて思います。(特に彼の場合コメントが多いなぁと…。良いことです)

精力的に「滑り続けるため」の模索をする姿。それほど嬉しいことってあるでしょうか。いつか使われるかもしれないし、使われないかもしれないエンゲージメント。どちらにせよ、これは彼の滑りが生み出した彼自身の資産の一つ。

ただ私は「彼の滑りいいな!」と思っている人がいて、だけど彼のインスタを知らないという人がいるならば、ぜひそのアカウントの存在は知ってもらいたいなと思ったりします。

一番は練習に集中すること。一方でスケートにはオフシーズンというものもあるので、最悪その時期だけという方法もあります。

今後何が役に立つかは分からないので、いつかのための選択肢があることはきっと悪いことではないのではないでしょうか…。という形で締めさせていただきます。

(ちょっと追記)ちなみに海外のアカウント、メディアではインスタのメンション主流でいいなと思います。例えばインストで「この人誰だろう?」と思ったときにメンションされていればすぐにとんでフォローできる。日本はハッシュタグ中心でメンションの文化があまりないですね。できればスポニチさんとかフィギュアの写真中心インスタアカウントをお持ちの媒体には、インスタに写真投稿する時はハッシュタグだけでなく映っている人のメンションをつける文化ができてほしい所ではあります…。

山本草太選手を応援しています

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