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『「繊細さん」の幸せリスト』を読んで

こんばんは。今回初めての投稿です。宜しくお願いします。

先日、「「繊細さん」の幸せリスト」(著者:武田友紀)という本を買いました。「繊細さん」ってなんだろう?っと思って何となく引っ掛かり手に取ってみてみると、「繊細さん?なんかこれ自分っぽい!」と思い、即購入したのです。

では、「繊細さん」とは何か。

「人と長時間一緒にいると、疲れてしまう」「まわりに機嫌が悪い人がいると緊張する」「細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる」「疲れやすくて、ストレスが体調に出やすい」その本には、繊細さんにはこのような特徴があると書いてありました。

このような人はアメリカの心理学者エレイン アーロン博士が提唱した、HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれていて、周囲の人の感情、音や光、天気などに生まれつき人より敏感なんだそうです。

何か診断をしなくとも、この本の説明を読んで「私はこれだ!」と感じました。読み進めれば読み進めるほど、自分とたくさんの共通点が見つかったのです。

「長時間人と一緒にいると疲れてしまう」について。大勢の集まりとかもそうですが、二人きりのときも疲れます。自分以外に相手が一人しかいないと、その間ほかに喋ってくれる人がいないので、自分が喋らなければいけません。割と仲のいい大学の友達と二人で遊んでも、数時間も二人きりでいるとだんだん疲れてくるのです。仲のいい友達なのに、そろそろもう帰りたいという気持ちになってきます。その友達に何か原因があるわけではありません。何か私を疲れさせるようなことをしたわけでもありません。ただ、ずっとその友達と話をしていなければならないことに疲れてくるのです。

どうして自分の友達なのに、数時間で疲れてしまうのだろう?私って心が狭いのかな?私のコミュ力がないからなのかな?と考えてもいました。SNSとかみるとよく誰かが親友の投稿とか、親友二人きりで旅行している投稿をみます。周りはそういう人が多いですが、私は親友二人きりで旅行をするというイメージが持てませんでした。そう、私には、「親友」と呼べる存在もいません!笑

ただ、この本を読んで、これは私だけが抱えている問題ではないと気付きました。仲のいい友達なのに、数時間で疲れてしまうのは、繊細さんの特徴。生まれつきそのような傾向があるのです。

私は今まで、「どうして自分ってこうなんだろうな」「こんなんで大丈夫かな」といつも漠然と「自分はもっと変わらなければいけない」と思っていました。「もっとコミュ力をつけないと」とか、本来友達と遊ぶより一人で楽しめるほうだけど、「無理にでももっと友達と出かけよう」とか。でも、この考えは必要ないと、本を読んで分かりました。繊細さんがその繊細な性格を変えようとするのは、背の高い人が背の低い人になろうとすることと同じだそうです。生まれもった「性質」なので変えようがありません。変えれないものを変えようとすることほど、苦しいことはないのではないでしょうか。それも自分の性格となると。

それに、繊細さんにはいいところも沢山あります。感受性が豊か、小さなことに幸せを感じやすいなど。まだまだ沢山あります。(今回は割愛します)

今まで自分の性格のことで(あるいはその性格が導いた出来事について)人生の中で悲観的になっていた部分も多かったのですが、この本を読んだことをきっかけに、もっと自分の繊細さをプラスに持っていきたいなと強く思いました。繊細な自分だから感じれることを大切にし、日々小さな幸せをじっくり感じていきたい。悲しいことがあったとしても、それも大切な感情として受け止めて、豊かな人生経験へと繋げていきたい、と感じました。


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