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もう時計は捨てよう!マルタ人に学ぶ幸せ

Bonju!マルタ留学生のしおはるです!
マルタに来て1ヶ月が経ちました〜

最近はstudentVISA 学生として長期滞在するためのビザ申請でバタバタしておりました、、

何をするにも返信が遅い!なんとビザの申請してから降りるまで8週間もかかるそうです。

ということで本日のテーマ

もう時計を捨てよう!


でございます。


さて、私は日本にいる時からとてもせっかちでして、

冷凍ご飯チンしている間に卵焼き焼こう!

渋谷駅、副都心線から銀座線はこの号車に乗ればエスカレーターが目の前だ!

とか、秒針がわかる時計アプリ入れていたくらいにはせっかちなんです。
待つのが嫌いだったんです。


ですがマルタに来てみたら、バス30分遅れは当たり前の世界。


なんなら遅れすぎて一本間引きされたり。


Suicaのようなバスカードも申請から3週間もかかったり。


スーパーではレジで袋詰めするから後ろ混みすぎていたり。


あとニューオープンがいつまでもオープンしなかったり。


うわーーー!!!もう無理だーーー!!!!


と何度思ったことか!


しかしながら、郷に入っては郷に従え。


これは私の感覚がむしろ異常なんだと思い始めました


マルタ人に学ぶ、テキトーな幸せ


そう、もはや待つと言う概念を捨てて、そこにただ何も考えずに存在すれば良いのです


過ぎゆく時間になんの未練も持たずに


無駄、効率と言う言葉も捨て去って、


ただ、ボケーっとするんです。


マルタはそれはもう息を呑むほど美しいビーチがたくさんあります。



そこには、ただ自分と大切な友人や家族、恋人と過ごす時間を楽しむ人々がいました。


ああ、豊かさってなんなんだろうとふと思うのです。


着ている服も、髪型も、持っている食べ物も
日本人からみたらもう全てがテキトーなんですね。


街の商店に入っても、埃かぶって日差しで色褪せたものたくさんあるし


ケータイショップでは接客中に友達と電話し始めたり。


語学学校の先生もママからの電話だといって出ていました。授業中やで?


色々衝撃。カルチャーショック。


ええ〜〜いいんだ〜〜、、それありなんだ〜、、なるほど〜〜


と毎日感心しちゃうほどのテキトーさなんです。


でもそれでいいんよ。彼らはとても幸せそうだから。


あるものに感謝して、劣等感や妬みの感情を持たない。


比較もしない。自分が世界で一番魅力的。根拠はないけど。


満足、不満足とかいう指標も持たないし、必要以上に選択肢を持たない。


とりあえずみんなで笑って、食べて飲んで寝るのさ!


ある程度壊れていても、汚れていても、それはそれで味があるじゃないか


”今”を生きている。彼らは

そう気づき始めました。


東京というゲーム


最近よく耳にするようになった、港区女子というワード。


彼女たちは、若さ・美貌・経済力・人脈・家柄・学歴・運


これら全てにおいて、過酷なレースを繰り広げている。


無限に出てくる、自分よりも若い子、可愛い子、頭のいい子。


世間では色々言われているけれど、そこのフィールドに留まるという選択をして、勝ちに行こうとするそのメンタルの強さ。


マルタ人の対局にいるよ、、笑


はたまた、受験戦争もあるよね。


高級住宅街、田園調布では、幼稚園に入るための塾、に入るための受験があるって聞いたことがあります。


幼稚舎からの生粋の慶應ボーイは、三菱商事やマッキンゼーに行って、三田会を存続させていくし


普通の大学生だって、友達よりちょっといいバッグや、素敵な恋人が欲しいと躍起になったりするよね。


いい高校 いい大学 いい会社。これこそまさに、東京ゲーム。


こうやって具体的に書いちゃうのはきっと私が、自分自身の人生にまだ自信と誇りを持てていないから。


劣等感というか、上には上がいると思い知り打ちひしがれているというか。


華々しい経歴をお持ちの方に遭遇するたびに萎縮しちゃうんだよね。私だけかな?



ミニマルになるべきは、心。



マルタに来て、そういう競争がほとんどない世の中はなんて生きやすいのだろうと思ったんです。


捨てたい!私の中の要らぬ情報を!


直線上のモノサシでしか測れない私の小さな器を!!


地平線の湾曲まで見える果てしない海を見ていると


世界は広い〜!と我々人間のちっぽけな悩みはどっか行っちゃうのよね。


人生において必要なものは、そんなに多くない。


最初から持ちすぎた私たちは


捨てて捨てて捨てまくって、最後に残すものを心のそこから大切に育てるべきだと


そういえばこれ、禅とか茶道の心得と似ているかも。


先人たちの偉大さに、1周回ってようやく行き着いた。


それを生まれた時から無意識にやってるマルタ人、すごいなあ〜、、


そう、マルタのテキトーさをポジティブに捉えてみました。



おっと気がついたら長くなってしまいました。書くことは、私の頭の中の探究でもあります


ちょっと今日は重ためになっちゃったけれど!こんな記事もたまにはアリかな


それでは!またね〜Chao〜





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