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【人生は勢い】2ヶ月で起業した話 〜書類申請地獄からの脱獄〜

GWを目前にして旅に出て癒されて、5月ももう終わりというのにまだ少し休み気分の鷲尾です。
東京のWEB制作会社・fūunの代表として、日々奮闘したり、猫に癒されたりしています。
今日は怒涛の会社設立の5月をなんとか乗り切りったわたしが、設立までを振り返ってみたいと思います。

偶然にも、いや、必然なのかもしれませんが、旅先の宿に到着した時の夕焼けの空の色が我が社のコーポレートカラーでした。
それなりに生きてきて、それなりに色々なことを経験してきて、感動というものを忘れてしまったのでどこまで心が感じられたかはわからないけれど、とにかくこれは写真に納めて共有しないと!と思ってスマホを手に取りました。

さて、今回は起業を決意して2ヶ月で設立の日がきてしまうというお話です。そして、間に合わないかもしれなかった。

意思決定から2ヶ月での起業

遡ること4ヶ月前。勤めていた会社の体制が大きく変更になるという知らせを受け、自分のこれから行く道を考え直す機会がありました。
元々、環境を変えるということをあまり簡単にはしない性格なので、そこから2ヶ月間悩みに悩みました。
時には冷静にメリデメだけを考えてみよう。
またある時には、情に流されてみよう。
またあるときは、長い目で見てみよう。
色んな方向性で脳みそを動かしました。

結果、自分の会社を持つという選択をしました。
最後は、進退を早めに決めてほしいと言われてその日のうちに決めました。
人間、大きな決断というのはやはり勢いが一番の燃料になりますね。
答えは自分の中にあるけれど、決めかねたり悩んでしまう。
人生の分岐点には必ずそんな感覚が落ちている気がします。

そして、そこから2ヶ月。数少ない繋がり以外の礎が何もない状態で会社をスタートすることになりました。
準備期間もわたしたちらしく、大きく焦ることなく「楽しい」を心の中心に置いて歩んでいます。

企業が5月中に間に合わないかもしれなかった話

5月を会社の設立日にしようと、短い期間でしっかり当時の職務を全うしながら準備をしていたのですが、初めての設立。あまりにも知らないことが多すぎる。
わたしの周りにはとても優しい友だちが多く、中でも弁護士と税理士の友だちのこの2人。相談したところ二つ返事で協力してくれる、と。設立後の仕事は一旦置いておいて、設立はイージーモードだ!と甘えた考えに占拠されていた脳に刺激を与えてくれた躓きポイントが5つ。

  1. 自分の住民票の移動

  2. 設立に必要な情報準備の順序

  3. 定款の作成

  4. 公証役場と法務局

  5. 登記申請から完了までの期間

1. 自分の住民票の移動

まず定款を作成するために必要な、個人の印鑑証明書。
これを取得するためには、住民票を登録している市町村の役所に出向くか、委任状を作成して誰かに依頼するか。
印鑑証明書の取得方法も知らなかったため、最初はわたしのお父さんにお願いしました。父が調べてくれて初めて方法を知り、実家に住民票を置きっぱなしにしていたわたしは、「住民票を移す」と「委任状を作成する」の2択を与えられ、「住民票を移す」を選びました。

さて、何が問題だったか。

実家のある岡山市は転出届をネットで依頼できたので、安易に転出届を出しました。それから2週間。
仕事の忙しさに甘えていたわたしは、転出届を出したまま放置するという過ちを犯したのです。
住所不定になり、お母さんに連れ出されて取得させてもらったマイナンバーカードをお返しすることになってしまいました。
(呆れられるか怒られるかの2択なので、母には内緒にしています。)

そんなこんなで、印鑑証明書を取得するまでに不必要な期間をへてしまうという結果に。
マイナンバーカードの再取得は未だできていません。絶対に今週中に対応します。

2. 設立に必要な情報準備の順序

そもそもわたしのエンジニアという性質上、書類を理解することと、順序を確認して決めて行動するということを非常に苦手としています。
設立に必要な準備物は書類が大半を占めています。苦手分野であることは分かっていても、相談できる人がいれば大丈夫!とタカを括っていましたが、何も知らないところから質問をするということがとても難しいということを忘れていました。
一通りの順序や準備物を知らないまま感覚で手当たり次第に始めてしまったため、登記申請までのステップがどれだけあるのか、どれだけの期間が掛かるのかが分からず、「会社設立にかかる期間は株式会社で約3週間」という言葉だけを胸に、「4月中でもいけるじゃーん」と頭の悪さをしっかり発揮したのです。

その後、【マネーフォワード会社設立】という最強ツールを見つけたのですが、それに沿って準備していると、次から次へとステップが出てきて、登記申請が2週間、3週間と伸びる始末。

全体把握することの大切さを改めて学びました。

3. 定款の作成

「書類、苦手だからお願いします!」と言ってもう1人の創業メンバーのみねこに丸投げしたわたし。そう。みねこも初めての経験でわかるはずがないのです。
会社概要だけ用意して弁護士の友だちにお伺いを立てたわたしは、見事に砕け散りました。こんなバカな当たり技を披露したわたしにも友だちは優しく教えてくれたのですが、なんだかよく分からなかったのでマネーフォワードに頼り切って事なきを得ることができました。

4. 公証役場と法務局

定款を作成したら、公証役場で認証してもらって、法務局に登記申請を出すという2ステップが待っています。
これも、全体を見ていなかったわたしは「え、2つも行かなきゃいけないのかー」と、何となくは把握していたはずなのに、役所に行くということがこんなに大変なことだとは思っていませんでした。
今まで「時間かかりそうだし面倒」で避けていたものが「時間かかるし本当に大変」に認識が変わった瞬間です。

ここまでで、かなり体力を消耗して何だかんだと後回しにしてしまうわたしに、まだ壁が待っています。

5. 登記申請から完了までの期間

登記申請をしてから、完了までの日数は、3日から1週間程度。これも鵜呑みにしていました。申請した時点の混み具合に左右されるため、時期や場所によっては時間がかかることがあるそうです。新宿という街で起業することになった弊社は、完了までに2週間かかりました。

申請時に、完了日を教えてもらっていたにも関わらず、ここまでをやり切った達成感に浸っていたわたし。ありがたいことに5月からすでに案件を頂きスタートしていたため、登記完了しないと銀行口座が作れない!請求するための口座がない!!という最後のトラップに引っかかりました。

人生は勢い、でも、準備は立ち止まってしっかりと

大きな決断には勢いが必要と言いましたが、何事も準備やフローはしっかり確認して進行することが大切です。
まずは全体を把握して、余裕を持った期間設定をし、ゴールに向かってコツコツと怠けずに進めていかなければいけない。

応援してほしい

今回の記事で、弊社に仕事を依頼するのが怖くなった方がいらっしゃるでしょう。心配無用です。
自己と他者に出来ることと出来ないことを把握して、補い合う。を主軸としてマネジメントをしてきたので、自分に出来ないことが確実に出来る人と一緒に創業しています。もう1人のメンバーであるみねこは、事前準備からリスクヘッジと進行管理を非常に得意としています。

そして、わたしがこういった作業が苦手なのは、仕事にキャパを全振りしてしまっているから。仕事に必要なことは物覚えがよくいつまででもやり続けることが長所だと自負しています。
苦手を全力で苦手とする、仕事は全力で全力を振り絞る、頼れる人には全力で頼る、そんな不器用で欠けのあるところに人間味を感じてくれる方は、是非応援をお願い致します。

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私たちfūunは、始まったばかりのWEB制作会社。全員、MBTI診断が『I』から始まるだけあって、グイグイ営業するのが苦手。

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CEOのわしおはエンジニア歴10年、ディレクターのみねこも業界8年のスペシャリストです。
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■問い合わせ先
fūunの公式XのDMか、以下のメールよりお願いいたします。
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 株式会社fūun
 担当:鷲尾

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