【連載vol.5】バレンタインに読みたい本
今日はバレンタインデー。
なんとなく、今日、紹介したかった本が1冊。
『チョコレートで朝食を』
なんと1956年の作品。
18歳のアメリカ人女性の書いた作品。
66年も前なのに、古さを感じさせない。
10代を巡る悩みや葛藤は変わらない。
SEX、ドラッグ、パーティーetc
何が正しいとかじゃなくて、生きている事、生き抜く事がすべて。
かつて10代だった頃に抱えていたことは些末な事だと今は思う。
だけど、あの頃の方がもっとアグレッシブだった。
守るものも増え、失うことを嫌がる年齢になった今は、残りの人生を失敗しないように生きる事を考えがち。
でも、息子たちには冒険しろと夢を託したい。
青春を切り取る。
表現としてはそうなのだけど、66年前から今に至るまで、この小説が愛されているのは、もっと深いところで、あらゆる年代に刺さってきたからだと思う。
かつて、10代だった人にも。
今、10代を過ごしている人にも。
この小説は語りかけてくる。
『よい人生を』と。
#チョコレートで朝食を
#パメラ・ムーア
#chocolatefor breakfast
斎藤 明
見た目はいかついが、東京生まれ東京育ちの都会のもやしっ子。
都内で出版関係の仕事をする、双子男子の父。
子育てには積極的にしているつもりの45歳。
インスタで日々発売される雑誌、書籍を紹介中。
趣味は読書、料理、サッカー、フットサル。
インスタアカウント:akira19761229
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