未来のパパへ　「育休取りますか？」

2021年6月4日 22:00

編集部です！昨日話題となった育児休業制度が手厚くなったニュース、ご覧になりました？

どれどれ、どれくらい手厚くなったのかしら・・と厚労省の発表詳細を読んでみると・・・。かなーりいい感じです。これは権利取得しないともったいない気がしましたよ。

「育休取りますか？」とまずは聞かれる社会

まずは「育休取りますか、取りませんか」と、会社側がパパになる方に聞かないといけなくなるんですね。ふむふむ。言い出しにくく思っている人もこれなら言い出しやすいかもー。これが習わしになった後はぜひ、育休は取るのが当たり前⇒「で、いつから取るの？」と聞かれる社会になるといいですね。

次世代に投資しないとこの先まずいよ、っと皆が気づき始めた昨今ですから、社会全体で次世代を育てようね、っという風潮になることを期待します。

まずは育休のお金のお話。育休中のお給料は今のお給料の67％いただけるそうです（ハローワークから）。結構減るなぁっとお感じの皆さま、いえいえ、他にいただけるものがありました。健康保険料や厚生年金保険料などの社会保険料が育休中、免除されるわけです。これらはお給料の10％超えくらいですから、結局お給料の8割くらいは育休中にもいただけるということですね。

※ただし、上限が設定されているそうですから、高給取りなパパ！（うらやまし）は注意が必要ですね（調べてみてください）。

それから、保育園に入れなかった場合！

（実は私も子育て中なのですが、2月に出産だったことから、保育園にはまあ4月に入れませんよと言われておりました💦（その後、二次募集が奇跡的に出て4月から入れたのですけれどもね））

”保育園に入れませんでした・・”の証明をお役所に出せば、子どもが2歳になるまで育休を延長できる、育児休業給付金も2歳までいただけるのですね。（これはすでに2017年に制度的にそうなっておりました）2歳まで保障があるのは諸外国を見ても手厚い制度だそうですよ。

そして！パパが育休を取るとさらなるメリットが

ふたりで育休を取ると、原則、子が1歳までの育休が、なんとパパママともに、2ヶ月延長が可能になるそう。1歳2か月まで二人揃って育児ができるなんて本当ですか( ；∀；)　

子どもが赤ちゃんの間の2ヶ月って、とてつもなく長い期間なんですよ～ちなみに出産後2週間は毎日必死過ぎて、私にはその時の記憶がまったくありません（今だから笑って言えますが、当時はこの命に何かあったら！と朝だか夜中だかもぉ何が何だかわからないくらい必死。完全にてんぱっていましたよー）。

今回の改正で、出産日から8週間（だから2か月ですね）の間に、4週間の育休を分割取得できる仕組みを新しく作るんだそうです。分割して取得できれば、繁忙期のパパも育休を取得しやすくなる、というわけですね。

リモートが普及した今、育休日数の半分まで仕事可になる（生後8週間）

生後8週間であれば、育休取得日数の半分を上限に、仕事をすることも認められる（労使合意が必要）そうです。家計としては収入の上乗せはありがたいですよね。「あんた何、仕事してんのー！」ってケンカの元にもなりそうだけど笑。ここは育休中ですから、ほほえましいくらいのケンカにおさえておきたいものです（苦笑）。

この国のワンオペ育児が、かなりの割合でツーオペ育児になったら？！それはそれで本の企画が成立しそうだわっと思ったりしております編集部です。

給付金が出る育休期間の長さでは断トツ優秀な日本の育児休業制度。私（パパではなくママですが）の経験からいっても、産休＆育休＆給付金は本当にありがたかったです。（当時一緒に働いていた方からもらったお祝い寄せ書きも嬉しかったなぁ(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡　いい思い出・・）

権利を放棄したらもったいない育児休業制度、ぜひぜひパパも使ってみてはいかが。（正社員でなくても取れる制度です。調べてみてくださいね）

コロナ禍でますます出生数は下がっておりますが・・・この権利、放棄したらもったいない！のお話でした。

でで。新刊の紹介、してもよかですか。ワンオペもツーオペも関係なく、子育てはもはや社会のインフラですからー！の新刊です。

『今もっとも必要な、これからの子ども・子育て支援』（土谷みち子編著、汐見稔幸、汐見和恵、野井真吾、山本詩子著）。日本保育学会会長の汐見稔幸先生ご夫妻による、仕事と子育ての両立話が赤裸々で面白く、今も昔も変わらないこと、変わったことにも、へぇーそうなんやっ、と納得、「これからの親の働き方と子育て支援」の章も目からウロコ。おすすめで～す٩( ''ω'' )و