見出し画像

【もうすぐ発売‼🌈近刊❣『グレーゾーンの歩き方』2022年10月11日】

今年の夏は暑かったですね・・💦やっとやってまいりました読書の秋。
風鳴舎秋の新刊✨『グレーゾーンの歩き方』(10/11日発売)をご紹介します!!

グレーゾーンの歩き方
発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本

◎成沢真介 著/瀧靖之 監修
「本人の生きる世界を覗いているかのような感覚」で、
発達障がい・グレーゾーンについて学べる本
2022年10月11日発売
A5
定価:本体1,650円+税
ISBN978-4-907537-41-8

風鳴舎HPより

発達障がいの人が経験している日常をだれもが身近に感じれるよう、
「本人の目線」で表現しました。起こる問題と対処の仕方、世間を渡っていくためのガイドマップを提示し、世界を旅するような感覚で理解を深めていきます。

これまで刊行されてきた発達障がいに関する本は、専門家目線で説明されたものが多く、肝心の「本人」の視点から、その気持ちや困りごとがまとめられた情報は多くはありませんでした。
そこで本書は、発達障がいの人が経験している日常を「”本人”目線」にこだわって表現。なぜそうなってしまうのか、理由もしっかり解説。
グレーゾーンの世界を、まるで旅をするかのように楽しみながら学べるように仕上げました。
全部で10の旅のストーリーで構成しています。

例えば、旅のストーリー①はエンジン吹かしっぱなしの過酷なレース

オイルサーキットグランプリ。

オイルサーキットブランプリ

オイルのまかれたサーキット場でぐるぐるぐるぐるレースに参加している状況。すべりまくっても前に進まないといけない、止まれない、とにかく前に前にと進むレースに参加している、レースからおりることができず、ずっとぐるぐると・・・そんな状況、思い当たりませんか。

旅人の話、旅人の思い出・・と話は続き、そこにはどんな機能障がいが関係しているのか、解説が続きます。関連事項にとんで読むこともでき、深く合点がいきます。
著者は元特別支援学校の成沢真介先生。子どものころからそういった特性を持つ子どもたちと30年間、日々を過ごされてきました。たくさんの発達障がい・グレーゾーンの人たちと出会ってきました。

特性を知ると、生きやすくなる。そのことを旅人のストーリーとともに愛情たっぷりに教えてくれます。

(各章の頭にある「チェックシート」をぜひやってみていただければと思います。かくいう編集担当の私も、しっかり”グレーゾーン”を生きていることを自覚・・致しました・・。
監修の瀧靖之先生は脳科学のご専門。専門家の視点で本書をくまなくお目通しくださりました。)

話しを戻します。旅のストーリー②は、オールマイティに注意を向けるのはムリ・・好きなことだけカーニバル

好きなことだけカーニバル


そして旅のストーリーは10まで続きます。以下に挙げますね。

③旅のストーリー:時間感覚がわからない
時間のない公園

「今」はエンドレスに続く・・時間のない公園


④旅のストーリー:感覚情報がうまく処理されない

交通渋滞パニックの街

⑤旅のストーリー:感覚過敏、鈍麻、不安
切り裂きジャックの潜む街角

⑥旅のストーリー:怒りのマグマが爆発して溶岩が吹き出す活火山
やっちまった火山

⑦旅のストーリー:空気は読むものじゃなくて吸うものだ!
ココロ研究所

⑧旅のストーリー:私の不安は誰にもわからない
コダアリ地獄

⑨旅のストーリー:プライド山脈と劣等感が同居する砂漠
ネガティブ砂漠

⑩旅のストーリー:異性とつき合うのは大変だ
コンカツクライミング

さて、この山を登りきることはできるのか・・コンカツクライミング

巻末「旅のガイド」では、対処の仕方、世間を渡っていくためのガイドマップを提示します。
巻頭には「特性 逆引き目次」。機能障がいの解説ページにとんでそこから読み進めることもできます。
発達障がい・グレーゾーンにいる「旅人」と、その周りの方が、少しでも楽に、生きやすい日々を送ることができますように。

本書の読後感はとても良いです。自信をもっておすすめします。
2022年10月11日に全国の書店・ネット書店にていよいよ発売。よろしくお願いします。

風鳴舎
編集部AO


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?