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職業病に似たもの

相続、土地売却と、今まで関わったことがないことを処理しなくてはいけなかったので、ここ数年で必要なことをいろいろ勉強した。
調べてみると、

・有限責任社員には、13歳からなれる
・未登記の建物をチェックするために、自治体によっては元日にセスナを飛ばしている

など、今後使うことはなさそうだけど、小ネタとして面白い知識が増えた。

相続税申告書の作成や土地の売却のために不動産についても調べたせいで、土地取引の基本の考え方もわかるようになった。
「正直不動産」がより面白く読めるようになったのは嬉しいおまけだ。

おまけはもう一つある。
街を歩いている時に、空き地や古い家にやたら目がいくようになった。

建築計画が掲げられていれば一通り読む。
なければ土地の広さや形を見て、どれぐらいの建物が建てられそうか考える。
傷みが目立つ家があれば、建て替えない理由を想像する。

車がやっと1台通れるぐらいの道を挟んで、古くからの家が密集しているのは珍しくないけど、そんなところで家を建て直すときは、将来道路を広くできるよう、道路に面している土地の一部を空けておかなくてはいけないらしい。

古い町だとそんなところも多く、余計なお世話な想像をしてしまう。
「こんな場所で空き地のままだと固定資産税が大変なんじゃ」とか、「この道路の幅だと建替えは無理っぽいな」とか。

以前、お客様との話し方をチェックする仕事をしていたことがある。
そのせいで自分が客側の立場のときも、相手の話し方が今でも気になって仕方がない。

空き地ウォッチも当分気になりそう。今までは猫と面白そうなものを探すぐらいだったけど、見るものが増えた。
視点が増えて、散歩の楽しみ?が増えた。



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