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【DAY22】今日は「世界糖尿病デー」であります。

私・夫は2型の糖尿病を患ってましたが、もう採血の数値もしばらくの間安定し、糖尿病治療薬の処方もなくなりましたが、肥満の方をはじめ、糖尿病に悩んでらっしゃる方は、たくさんいらっしゃいます。
まだ若い方で100キロオーバーの息子さんの身が心配で心配で、泣いてしまった親御さんの話も聞いたことがあります。

罹ってしまったからには、もちろん治療も大切なんですが、特に2型の方はやはりダイエットで体型やカラダの健康を正常化することなどもまた、きわめて大切ではありますね。

今日は「世界糖尿病デー」だそうです。
今日の記事では、この「世界糖尿病デー」の話を中心に書いていきたいと思います。

今年のテーマは「明日を守るための糖尿病教育」

「世界糖尿病デー」(WDD)は、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受けて、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起していこうと、国際糖尿病連合(IDF)と 世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2006年には国連の公式の日になりました。
対象は、糖尿病とともに生きる人びと(患者さん)と、治療に取り組む医療従事者の方、160を超える世界中の国や地域のトータル10億人の方々となります。

今年のテーマは「明日を守るための糖尿病教育」だそうです。もちろん大事なことですね。

なぜ、11月14日なのか?

1922年にチャールズ・ベストとともにインスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日が11月14日なのだそうです。インスリンの発見により、糖尿病の治療は飛躍的な進歩を遂げましたね。
1922年ということは、2022年はちょうど100年後ということになりますね。

フレデリック・バンティングの誕生日って話ですが、『ほんじゃ、チャールズ・ベストのことは?』って気もしますが、まぁ細かいことはいいか(笑)。

シンボルは「ブルーサークル」

トップ画像として貼ったシンボルロゴは、「ブルーサークル」と言います。世界的に増加の一途をたどる糖尿病に対する意識を高め、みんなで一致団結して対策を施していく必要性を広く呼びかけるために掲げられたものだそうです。

この日本でも、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心となり「世界糖尿病デー実行委員会」を設立し、さまざまな活動を展開しているとのこと。2021年~2023年の共通のテーマは「糖尿病ケアへのアクセス」 (Access to Diabetes Care)」だそうです。

世界中の成人の10人にひとりが糖尿病

世界で糖尿病を抱えている人びとの数は、5億3,700万人に達します。世界の成人人口の10人にひとり。2030年までに6億4,300万人、2045年までに7億8,300万人に増加すると予測されています。
糖尿病を抱えている人びとは、自身のコンディションを把握・管理して、合併症を防ぐために、継続的なケアとサポートを必要としています。

しかし、数百万人に及ぶ人びとは、必要な治療を受けられないでいるのだそうです。すべての人びとが、必要とする医療、サポート、ケア、テクノロジーを利用できるようにすることが望まれますね。

生命に関わる、深刻な合併症

私もそうでしたが、糖尿病って、初期の段階では自覚症状が乏しいと言われています。そのまま放置して、適切な治療を続けないと、腎臓病、網膜症、脳卒中、心筋梗塞、認知症など、生命に関わるような深刻な合併症が引き起こされる場合があります。

カラダへの負担も大変ですが、そうなると医療費の負担も大変で、数倍にはねあがってしまい、患者さんとそのご家族はもちろん、社会にとっても損失が大きくなり、国の医療体制にとっても大きな負担になります。
それを避けるためには、日常のセルフケアが必要になりますし、そのためには継続的な教育と支援を提供できる体制を社会に整備することも重要ですね。

前述のテーマ「明日を守るための教育」には、糖尿病患者さんやそのご家族だけでなく、糖尿病医療に携わるすべての医療従事者も、適切な学習機会を得ることで、糖尿病医療の改善を促進することが求められるという意味が込められているわけです。

1型・2型の違いや、こんなデータも…!

以下は、今年2022年の最新データです。

前述の通り、2021年の世界の糖尿病人口は5億3,700万人で、成人の10人に1人(10.5%)が糖尿病に罹患しているんですが、世界の5億4,100万人が耐糖能異常のある糖尿病予備群で、将来的に2型の糖尿病を発症するリスクが高いと言われています。

「糖尿病」と言っていい成人の約2人にひとり(2億4,000万人:44.7%の人びと)は、実際は糖尿病と診断されていません。その内4人に3人以上の人びとは、低中所得国に住んでいます。

1型糖尿病は、膵臓のβ細胞の破壊・消失によってインスリン分泌が少なくなったり、なくなることによって起こるものです。そのため、治療としては初めからインスリン治療が必要になります。
2型糖尿病は、遺伝的な体質(インスリン分泌低下やインスリン抵抗性)に、過食、運動不足、肥満が加わることによって起こります。私は、それですね。
世界の1型糖尿病の0~19歳の小児と若年者の数は120万人超。出生児の6人に1人が母親の妊娠中の高血糖の影響を受けているのだそうです。

糖尿病と糖尿病の合併症により、2021年には世界の670万人が亡くなられたと推定されています。あくまで推定なので、実際はもっといらっしゃるではないかと思います。単純計算では、5秒に1人が糖尿病のために亡くなっているわけですね。

糖尿病に関する医療費は、世界の医療費総額の9%を占めています。糖尿病による医療費負担は、過去15年間で3倍以上に増加しているそうです。いかに大変な病気かということをコスト面でも物語っているかと思います。

少しでもご自身のカラダに疑わしきことがあったら、一刻も早くチェックしてください。この大変な病気を見逃さないために…。

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