レモンスカッシュ
レモンスカッシュ…
なんとも甘酸っぱい単語だ。
レモンスカッシュ
おれにとってのレモンスカッシュは、初夏の季語だ。
まあ、同じく夏のイメージを抱く方が多かろう。
しかし、おれにとっては「初夏」なのだ。
真夏の太陽ギラ!ではない。
あくまでも初夏。
お気に入りのTシャツをやっと着れるようになる季節。
タバコをぷかりとふかし、隙だらけの構えで、入り浸っていた喫茶店でまったりする。
耳元で流れる曲は『ハイ・ランド、ハード・レイン』
薄暗い店内の、一番奥のテーブル席だ。
あいつとあいつも、居る。
まだ、あのこは居ない。。
今朝、空を見上げた。
初夏の青空。
吹き抜ける風は、まだ少しだけヒンヤリとする。
日中は暑くなりそうだとテレビで言っていた。
レモンスカッシュを飲んでみようか。
ふと思い至った。
レモンスカッシュって、どこで飲めばいいんだろう。
スタバには無かった、ように思う。
そもそも、街中に喫茶店がなかなか見当たらない。
コーヒー専門店ならある。
そこでもレモンスカッシュはおいているのだろうか。
ロイヤルミルクティーならすぐに思い当たるのだが…
なんだか、レモンスカッシュが当たり前ではなくなってしまったのかもしれない。
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