見出し画像

会社に染まりたくない。

社会人2年目になった。
先輩の異動に伴い仕事量が5倍になった。今までが暇すぎただけなのだが。
職場環境は良い。理不尽な人はいないし、みんな友好的だし、勤務地も希望通り。

それなのに、この会社で働き続けたいとは思えない。

最近の転職ブームには違和感を感じている。
別にキャリアアップとか、自分の市場価値を上げるとか、それそのものには興味はない。
そんな野心的な人間ではない。

1年働いてみてわかったことは、ありふれたことだ。
仕事は人生の全てではない。

この会社に居続けると、この会社でしか働けない人間になりそうで怖い。
やりたいことができた時、仕事とは別の要因で住む場所やライフスタイルを選びたくなった時、仕事を変えられなくなるのが怖いのだ。


職場の先輩と飲みに行った時、
「海外赴任はいい経験になるよ!」
「何か強みを持っていると希望の部署に異動できるよ!」
なんて言われたけど、的外れ過ぎて困った。
わたしは海外赴任を経験して出世したいわけでも、自分の強みを利用して希望の部署に行きたいわけでもない。
自分の希望に合わない仕事や勤務地を与えられた時に、すぐに会社を辞めて別の仕事を選べる人間になりたいのだ。

先輩に宣言した。

私は海外赴任を命じられたらすぐに辞めます。今の業務の専門知識を深めたいとも思っていません。この会社で身につけたいのは、一般的な社会人としての働き方です。

私にとっては今まで以上に仕事を頑張るという宣言だ。伝わってないと思うけど。

会社の教育方針と私が会社に求めるものがマッチしていない。
会社の若手教育のやり方は辞めて欲しくない感が滲み出ていて、もはや痛々しい。

管理職が部下にやりがいを持って働かせることをを業務目標にしている。
そんなことできるのか?
「会社に染まりたくない」を信条にしている部下の愛社精神を育てるなんて不可能だろ。
ずっとこの会社で働いてきた優秀な管理職に、そんな無謀な仕事をさせてる時点で、がっかりする。

業務効率化を叫ぶ割に、どうしたら仕事のやりがいが生まれるかを考える会議に3時間かける。
1時間以上会議して結論が出ない議題は、まだ会議するべきじゃない。どう考えても事前検討が足りていない。


少なくとも私はこの会社で管理職になりたいとは思えない。


どんな大企業だって一生を保証してくれない時代だ。
この会社に居続けると、この会社でしか働けなくなる。その不安が若者を転職させている一つの要因ではないか。
どの会社でも通用するスキルを身につけられることをアピールした方が若手社員は辞めないと思う。

いろいろ文句を言ったが、この話を会社の人にできない時点で、私の会社選びが間違っていただけなのだろう。


私の感覚が特別だとは思えないのだが、なぜ昔ながらの大企業の若手教育方針は変わらないのだろうか?

仕事のできない若手社員の戯言でした。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?