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若者が10名いれば、そのうち1人はジェンダーフリーな生活・行動スタイル!?

こんにちは、未来を数字にプロジェクトです。

「若者の初体験」あれこれについて調査した結果をお伝えしています。

本日のテーマは「ジェンダーフリーな生活・行動」です。

古くは社会的な男女差別(とりわけ男尊女卑)の解消、改善から始まったジェンダー問題ですが、昨今はその枠を超え、LGBTにおいても一定の市民権を得つつありますね。

そして若者たちの間では、男性がスカートを身に着けて化粧をする人が出てきたり、あるいはオネエ系芸能人が注目されるなど、どちらかと言えば、男性が女性に寄っていくことで、ジェンダーフリー化が進んでいる気がしています。

「ん!?当たり前のことじゃあ?」と思いがちですが、客観的に考えたら、本来逆もあって然るべきです。
(もしかしてそれは、もう当たり前すぎるから、気づかないだけなのでしょうか?)

そんなジェンダーフリーな生活や行動スタイル、若者たちの実態について整理を行いました。

まず、これまでジェンダーフリーな生活や行動を行った経験がある若者は全体の16.0%となっています。

現在もそうであるという若者は9.7%ですが、うち4.0%はやめることを考えています。

また経験のない若者で、今後の実践に関心があるのは7.3%、うち2.8%が1年以内に始めること考えていました。

このような結果をみて、
「おおっ、結構いるな?」と思いましたか?

それとも
「なーんだ、まだこんなものかぁ」と思われますか?

未来企画室としては、どちらかと言えば、前者のように感じました。(若者が十数名いると、そのうち1人はジェンダーフリーな生活や行動を行ったことがあるという結果は、実は割とインパクトありました。)

ただし、調査ではジェンダーフリーな生活・行動スタイルについて特段定義せず、自由にイメージしてもらったため、比較的、拡大解釈下で回答が多くなっているのでは?とも考えています。
(例えば、ユニセックス風なファッションをしたことがあるだけで、経験有りと回答するなど。)

続いて、性別、年齢区分別、居住地別にも整理しましたが、結論から言えば、年齢区分別における経験者率の違いのみ、差が確認できました。

すなわち年齢階層が上になるほど、経験者の割合が高くなりますが、25-29歳層をピークとして30-34歳層では低くなります。
具体的には、15-19歳層11.7%、20-24歳層15.9%、25-29歳層21.9%、そして30-34歳層13.3%でした。

ジェンダーフリーな生活、行動スタイルと年代がどのように関係あるのかはハッキリしませんが、生活の自立具合やジェネレーションギャップが存在しているのかもしれません。

今春、矢野経済研究所 未来企画室は新プロジェクトを始動しました。 『未来を数字に』をコンセプトに、独自の切り口で、今はまだ数値化されていない未来の価値や潜在価値などを、あれこれ数字で表現していきます。