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写真とデッサン
思い立ってデッサンのレッスンを受けました。
そこで感じたのは、デッサンと写真がとても似ていることです。
まずは私の成長具合を自慢させてください。
Before
After
下手くそな絵からの、なかなかの成長ではないでしょうか!
これまでビフォーの絵の通り、モノを見て線で認識していました。
それを明暗をとらえる方法を習い、光を認識して細部をそのまま描く作業を積み上げたのがアフターです。
実はこれまで線に見えていたものは、光の面の明るさが切り替わるエッジの部分だったです。
それを脳が線と認識していたことに気付きました。
目で受けた光を、そのまま写し取るデッサンのプロセスは、カメラのセンサーが光を画素ごとにRGBデータに変換し、点の集合で記録するプロセスに似ています。
つまり現実をそのまま写し取る作業です。
しかし、アートや写真はそのあとに作者の意図が入ります。
形をデフォルメしたり色やコントラストに手を加えたりして、
一度、要素まで分解されたものが再構築され、意味が付け加えられます。
このプロセスの認識は、これまで何となく撮っていた写真の撮り方の認識を変えてくれました。
これまで、いきなりイメージに近い絵が取れるアングル、設定を探していました。
しかし、このプロセスを意識するようになって、まず対象を観察し、光の当たり方、構成要素をみて、要素に分解するプロセスが加わります。
その後で、要素を再構築してアウトプットのイメージに近いものくみ上げるという考えに変わりました。
さて、デッサンで身に着けた考え方は今後の写真の腕を劇的にあげてくれるのでしょうか。それは、今後に期待です!
自分の見せたいようにくみ上げたり、写真を受け取る人が見たいように作ったりと、表現の幅が増すはず、たぶん!
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