小泉環境相、尖閣諸島のアホウドリ生息調査も含めて、衛星画像分析しておきました
要約:
海水温/植生指数値(NDVI)/夜間光の衛星画像分析の結果、環境破壊が進行していることが判明したため、現地調査が必要です。
理由として、
1.海水温が上昇しているため、アホウドリの生育に適さなくなった。
2.放し飼いにされ野生化したヤギがいるため、植生指数が戻るということはないはずなのに戻っている、つまりヤギが激減しているはず、です。
3.夜間光分析の結果、尖閣の豊かな漁場が荒らされていることがわかった、ためです。
以下に示されている衛星画像の出所はNASAです。
【まえがき 解説】
尖閣諸島のアホウドリ生息調査も含めて、衛星画像分析を行いました。
小泉環境相 尖閣諸島のアホウドリ生息調査 月内に中間報告
https://news.yahoo.co.jp/articles/6511be95ec19fa24a39aa847c42993b350dd7a81
単にアホウドリ生息調査だけでなく、放し飼いにされ野生化したヤギの育成状況、尖閣の密漁状況を衛星画像分析で行いました。
【1.アホウトリ生育状況】
結論:地球温暖化により海水温が上昇しているため、アホウドリ生育に適さなくなった。
アホウドリは、タソックなどの草に覆われた斜面が多い岩場などで繁殖します。 外洋では表面水温が18-23度(オレンジ色の海域)の海域に最も多くみられます。その海水温(18-23度分布)を2006年と2021年で比較調査調しました。
懸念されていること:育成に適した海水温(18-23度分布)が上昇していること。
判定基準:海水温(18-23度分布)範囲が尖閣諸島の周りに広がっていること。
2006年3月20日 尖閣諸島海域
2021年3月20日 尖閣諸島海域
海水温域が上昇していることがあきらかに分かる、と思います。
尖閣諸島は、2006年生育に適した場所が、2021年、生育に適さなくなりました(測定すると24.6℃)。
環境破壊が進んでいることが判明したので、現地に赴き、尖閣諸島のアホウドリ生息調査をすべきです。
【2.野生化したヤギ生育状況】
結論:放し飼いにされ野生化したヤギが大量発生(2頭から300頭)しているため、緑=植生指数が戻るということはないはず。なのに、戻っている。
尖閣諸島(魚釣島)のヤギは、1978年に政治団体の上陸隊が緊急時の食料としてつがいのヤギを持ち込まれたものが、自然繁殖したものです。(数は2021年300頭以上のはず)
懸念されていること:島の緑がヤギによって食べられ尽くしてしまうこと。
判定基準:裸地の範囲が広がっていること(植生指数値(NDVI)で分析)。
2015年2月1日 魚釣島周辺海域
2021年2月1日 魚釣島周辺海域
2015年2月1日 - 2021年2月1日 魚釣島周辺海域
2015年2月1日と2021年2月1日を比較すると、緑の部分(緑地)があきらかに増えていることが分かる、と思います。
尖閣諸島は、2015年と比較すると、2021年緑地があきらかに増えていることが分かります。
環境破壊が進んでいることが判明したので、現地に赴き、尖閣諸島の野生化したヤギの生息調査をすべきです。
【3.尖閣の豊かな漁場が荒らされている】
結論:日本は事実上禁漁している尖閣の豊かな漁場に、多くの漁船がいる。
東シナ海(尖閣諸島を含む)の漁場は、豊かな海です。緑:クロロフィル(植物プランクトン)分布から容易にわかります。
懸念されていること:事実上禁漁している尖閣の豊かな漁場が荒らされていること
判定基準:密漁しやすい夜間に漁船の存在(夜間光)が確認できること
3/14 - 3/20日の尖閣諸島海域 夜間光調査です。
2021年3月14日
2021年3月15日
2021年3月16日
2021年3月17日
2021年3月18日
2021年3月19日
2021年3月20日
尖閣諸島周辺では、毎日、豊かな漁場が荒らされていることがわかります。
環境破壊が進んでいることが判明したので、現地に赴き、尖閣諸島海域の密漁調査をすべきです。
追記:書いている理由
国家時限爆弾/日中韓のリアルタイム感情推定を行っている理由は、後日に参照できる同時代史として歴史に残すためです。具体的には下記の通り。
1.日本/中国(本土)/韓国/台湾香港は、国は違えど、“リアルタイム”にお互いに影響しあう = 同じ市場 と考えるべき
であるからこそ、それぞれの国の違いを超えるためにも、冷徹に証跡に準拠して話をすべき
2.耳目を引くためのセンセーショナルと離れた冷徹な分析が必須。
3.日本・中国本土・台湾・香港・韓国の良識的をもっている第三者、Undecided Voters(どちらに入れるか決めかねている人)が今、リアルタイムにどう思っているのかを、客観的にリアルタイムに参照できるようにしました。
衛星画像は主にNASAから活用し、レポートにしています。
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