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上海ロックダウン ロックダウン下の上海で何が起きたか衛星データから解析する(2022/06/24)

4/1に新型コロナの感染拡大に伴い上海がロックダウンされました。その結果どうなっていたのか? を衛星データ解析から検証します。

参考


①上海の経済活動 2012年から右肩上がりです。

②経緯

(1)年間物流量 概要

そこで、世界の物流中心港である上海の年間物流量を衛星データ(NO2)から測定します。

NOX量から算出した年間物流量

上記にも記載しましたが、2月1日からの落ち込みが開始しているなど、発表と違う実情が見えます。

(2)サービスセクター活動

サービスセクターのサービス とは、「消費者、企業、または政府がお金を支払う行為」のことです。要は、2月1日から活動停止といっていいくらいまで落ち込み、急に例年より40%上昇しています。

NOX量から算出したサービスセクター活動量(例年との比較)

(3)活動量

例年:Baseline 2015 - 2019 年 
つまりコロナ渦が発生する前とした、上海港を含む活動量です。

上海は世界の主要港ですので、この場合、貿易とそれに関する活動(船からの荷物を内陸に運ぶなど)も含まれます。

ロックダウン中、上海は最大、例年比の50%近くまで落ちたことがわかります。

(4)結論:都市としての活動量

昨年(2021年)と比較しても、ロックダウン中の都市活動量は減っていることが分かるはずです。ロックダウン中で経済活動そのものが制裁されているので。

夜間光 差分

ピング ロックダウン中に活動が止まった場所
青   ロックダウン中に活動が活発化した場所


夜間光@NASA 2022/04/01





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