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ロシアはウクライナに侵略する必要がなかった(2022/06/22)

2/24のウクライナ戦争開戦後、欧米および日本は、ロシアに対し経済制裁を課しています。その結果どうなっているのか、検証しています。
今回は、趣を変えて、ロシアの小麦生産について、衛星データから検証します。

結論:ロシア春小麦は、大豊作。ロシアはウクライナに侵略する必要がなかった。


(1)冬小麦

ロシア 冬小麦は、収穫量が大きく減る可能性が高い。事実、2020年(コロナ前)に比較しても、収穫可能面積が80%減しています。
これが、ウクライナに侵入した理由のひとつ、と考えられます。

ロシアは、ウクライナに対して農業機械や穀物の略奪行為が報じられてきた。ウクライナから穀物を奪い、貿易利益まで得ようとする

凶作だったから、強奪して輸出した様子がわかります。

(2)春小麦

ロシア春小麦は、皮肉なことに、大豊作(作付けとしては)が予想できるこうらい。つまり、ロシアはウクライナに侵略する必要がなかった

ロシアの春小麦地帯は下記のシベリア連邦管区。

クロップカレンダーより
NASA@Enhanced Vegetation Index ロシア 2019-2022 差分

赤(オレンジ):春小麦 2022年作付、実施していないところ
緑(グリーン):春小麦 2022年作付、新規実施したところ

大部分、作付けできていることがわかります。

この結果なら、ロシアはウクライナに侵略する必要がなかった

(3)証跡

NASA@Enhanced Vegetation Index ロシア2019
NASA@Enhanced Vegetation Index ロシア2022


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